Leonid Kubbel's Endgame Study No.434
2nd Honourable Mention, Shakhmaty v SSSR, 1935

現時点では黒がR1個分優勢だが、カギを握るのは、a6の白ポーンだ。白はこれを昇格させたいし、黒は何とかこれを阻止したい。その結果、華麗な手順が出現する。
1.a7
まずは一歩進め、昇格にリーチをかける。
1...Qd7+
単純にQで守りにいっては、取らされたあとに素抜きを食らってしまう。こうなっては盤上に残るのはQ対Rなので、黒に勝ち目はない。そこで黒はいったんQによるチェックを挟む。この手は、Rがh8へ行く道を通すと同時に、d4を押さえる意味もある。もし1...Qf5+なら、2.Kh2 Rh83.Qd4+ Kb3 4.Qxh8と取られてしまうからだ。
2.Kh2 Rh8
これでPの昇格を防いだ。もしPが成ってRで取ったあとに素抜きをされても、黒にはQが残っているから互角に戦える。
3.Qa2+
ここは素抜きではなく、チェックから入る。
3...Kb5
3...Kb44.Qb2+から 4...Kc5 5.Qxh8とRを取られたときにa7のPが残ってしまう。これは黒の負け。
4.Qb2+ Ka6 5.Qb8!
これが大事な一手。思わず5.Qxh8?と取りたくなるが、 5...Kxa7と大事なPを取られると、白にはもう決定的な手段は残されていない。この後の進行例は、 6.Qxh5 Qxd3 7.Qa5+ Kb7 8.Qb4+ Ka6 9.Qxf4 c5というところ。お互いが最善を尽くせば、これは引き分けになる。
5...Rxb8
放っておけばPが成ってメイトになるので、黒は取るしかない。
6.axb8N+!
フォークで決めた。黒はパスポーンがダブっているのが痛い。白の勝ち。
1-0

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