Leonid Kubbel's Endgame Study No.437
Special Prize, H. Gininger Memorial Tourney (Revista Română de Şah), 1935

黒がR1個しか取られていないという異常な配置。白はPを除けばQとNを残すのみだが、ここから黒のKをメイトに追い込むことができる。
1.Qc1+
このチェックからすべてが始まる。
1...Kd4
いきなり黒は大きな選択を迫られる。b5とd4、どちらに逃げたらよいか?もしb5に逃げると、このあとメインラインでの進行とそっくりな手順が現れる。1...Kb5 2.Qc6+ Ka5 3.Qc5+ Bb5まで来たとき、何と白のQが邪魔駒になっているのだ。そこで 4.Qb4+ Ka6 5.Qa5+!と捨てる。 5...Kxa56.Nb7+とNが出動する。 6...Ka6に邪魔駒消去のおかげで 7.Nc5+が指せる。以下は 7...Ka5 8.Nxb3+ Ka4 9.Nc5+ Ka5 10.b4#まで。この鮮やかな手順を食らいたくなければ、黒はd4に逃げることになる。ところが……。
2.Ne6+ Ke4 3.Qe3+ Kf5 4.Ng7+
QとNで連係しながら、黒のKを右辺に追い込んでいく。
4...Kg4 5.f3+ Kh4 6.Qd4+!
ここでQ捨ての妙手が出る。初手の変化で現れた捨駒の目的は邪魔駒消去だったが、ここでは黒のBの利きをg3からそらすことを狙っている。
6...Bxd4
取らずに6...Bf4と合駒するなら、 7.Qxf6で次の8.Qh6#を見せる。 7...Nxf3とPを払うしかないが、 8.Qh6+ Kg4 9.Qe6+ Kh4 10.Nf5+ Kh5 (10...Kg411.Ne3+ Kh5 12.Qg4+ Kh6 13.Nf5#まで) と形を決めてから 11.gxf3と取るのがうまい手で、 11...Qxf3 12.Ng7+ Kh4 13.Qh6+以下詰みである。
7.Nf5+ Kh5 8.Nxg3+
Qを捨てて黒のBをずらしたので、この手が指せるようになった。
8...Kh4 9.Nf5+ Kh5 10.g4#
初手の変化で現れた手順と左右対称の詰め上がり。大捕物が幕となった。
1-0

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