Leonid Kubbel's Endgame Study No.439
2nd-3rd Prize, Izvestiya, 1928

黒のQ,R,Bから狙われて絶体絶命になっているc6のPが白の命運を決める。このPを生かすため、他の駒が奮戦する。
1.Qg4+
まず黒のPの陰から顔を出してチェック。1.Qh3+?は同じようでもまずく、メインラインと同じように 1...Kb8 2.Nd7+ Bxd7 3.cxd7と進めたときに 3...Qg6+から簡単に詰まされてしまう。また 1.Ne6?1...Bg6+ 2.Kb2 Qxc6でうまくいかない。
1...Kb8
逃げないとすれば1...Bd7だが、 2.Nxd7 Qxc6 3.Ne5+で白の勝ち。
2.Nd7+!
2.Rd8+?Ka7 3.Ne6 (3.Rxe8Qxc6) 3...Qxc6 4.Nxc7 Bg6+で白の負け。 2.Ne6?Qxc6 3.Nxc7 (3.Rc5Qh1+) 3...Bg6+でやはり白は敗勢に陥る。黒のBをg6に出させてはまずいので、Nをd7に跳んでBと差し違えさせる。
2...Bxd7 3.cxd7
今にも取られそうだったPが、Nを犠牲にする代わりに7段目に進むことができた。
3...Rc1+
ここでは黒も非常手段を執らなければいけなくなった。3...Qc6では 4.d8Q+ Kb7 5.Qxc7+ Kxc7 6.Qg7+ (ここは6.Qg5の方が明快かもしれない) Kb6 7.Qxd4+で白が勝てる。
4.Kb2!
ただで差し出されたRを取らず、いったん逃げるこの手が妙手。 4.Kxc1?が当然の一手に思えるが、以下メインラインのように 4...Qc6+ 5.Kd2 Qxd5 6.Qxf4+ Kb7 7.Qf7と進めたとき、 7...Qg2+とチェックする手が入り、 8.Kd38...Kc7で狙いをつぶされてしまう。黒はこの後QでKを追い回し続けられるので、白がどう頑張ってもドローにしかならない。
4...Rc2+
再度の押し売り。
5.Kxc2 Qc6+
これで黒はすぐRを取り返せる。
6.Kd3
白が黒のRをc1ではなくc2で取ったのは、この地点にKを持って行きたかったからなのだ。
6...Qxd5
6...Qc3+7.Ke4と逃げておいて何でもない。
7.Qxf4+ Kb7
7...Ka7なら 8.Qxd4+がある。 7...Ka88.Qe4が決まる。したがってKはb7へ行くしかないが、ここで最後の決め手が出る。
8.Qf7!
8.Qxd4?は黒の思うつぼ。 8...Qxd4+ 9.Kxd4 Kc7 10.Kc5 Kxd7とすっきりした局面は、黒にオポジションを取られて引き分けにされてしまう。
8...Qxf7
黒は白の手に乗るしかない。白のKがd3に来ているため、チェックでQを逃がす手がないからだ。
9.d8N+
美しいフォークで幕。
1-0

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