Leonid Kubbel's Endgame Study No.440
Shakhmaty v SSSR, 1951

白はRもBも今にも取られそうになっている。しかしよく考えると、お互いのQの間にBが挟まっている状況は、白にとって大きなチャンスでもあることに気づくだろう。
1.Rd2+!
駒は取られる瞬間に一番働く。黒のKを黒マスに誘うこの手が好手。こうしておいてBをチェックで移動させ、黒のQを取ってしまおうという算段だ。同じようでも1.Re3+?は、 1...Kxe3 2.Bd4+2...Ke4とヒモをつけられて失敗する。
1...Kxd2 2.Bc3+!
前の捨駒とセットの手。
2...Kxc3 3.Qxf5
これで白は窮地を脱することができた。しかし、今度は黒に手番が回ってきた。問題は、白のQも捕まってしまうかどうかだ。
3...Be2+ 4.Kc5
うっかり4.Ka5?は、 4...Ra6#で一巻の終わり。
4...Rc6+
黒も、おとなしくしていては白のQに暴れられてジリ貧に陥る。ここでスパッとRを切る。
5.dxc6 d6+ 6.Kd5 Bc4+
これがR捨てからの黒の狙い。素抜きには素抜きで返す。
7.Ke4 Bd3+ 8.Kd5 Bxf5
黒は見事にQを取り返した。しかしこの瞬間、白の指せる手がなくなってしまっている。技の応酬は引き分けで決着した。
1/2-1/2

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