Win

 

 

Leonid Kubbel's Endgame Study No.48

Bohemia, 1909


白は5段目まで進んだパスポーンを持っている。さすがにこれは勝たなくてはいけない。注意すべきはただ一点、昇格を阻止しようとする敵のBを確実に止めることである。

1. b6

難しいことを考える必要はない。白はとにかくこのPを進めればよいのだ。

1... Bc1

黒はもちろんこの手しかない。次にf4に持って行きさえすれば、白のPの昇格を当分の間防ぐことができる。

2. e4!

これが白が勝てる唯一の手。 2. Ke5? は 2... g5 と進められると結局次にBをb8-h2のラインに持ってこられてしまう。

2... d3

ここで黒がどう指そうと、結果は同じである。一番素直なのは 2... dxe3 とアンパッサンで取る手。これはBの利きが止まってしまうから、もちろん 3. b7 と進めて白の勝ち。しかしそれ以外の手、例えばd3と自らもPを進めると……。

3. b7 Bf4 4. e5

これで結局Bの利きが切れる。次にPが成ったとき、黒のKにチェックがかかってしまうのがミソだ。黒は1手足りなかった。

1-0