Win

 

 

Leonid Kubbel's Endgame Study No.79

Shakhmaty v SSSR, 1937


筋違いBの残る終盤戦。白のBは間接的に敵のKをにらむ一方、h2のPの昇格も防いでいる。あとはc5のPを進めればよさそうだが、そのときにBの利きをいったん遮らなければいけない。黒としてはそれを利用して何とかしたいところだ。

1. c6

白としてはまずこう進めるところ。これでこのまま行ければ話が早いが……。

1... h1=Q

これが黒の捨て身の一手。Pを捨ててh2の場所を空け、窮屈になっているBを使おうという意図である。なお 1... Kxa7 とPを取るのは 2. c7 Kb7 3. Kd6+ Kc8 4. Bg4+ で白の勝ちである。

2. Bxh1 Bh2

c7の地点をこれで押さえた。ここで 2... Kxa7 とする手もあるが、 3. c7 Kb7 4. Kd6+ Kc8 と先ほどと同様に進んだときに 5. Bb7+ Kxb7 6. Kd7 とできるのでやはり白の勝ちとなる。

3. c7

白もこのPに執着しているわけにはいかない。ここで突き捨てて次の段階に移る。

3... Bxc7 4. Kc6!

ここで開き王手をせずにBにプレッシャーをかけに行くのが決め手。 4. Kxd4+? はもちろん 4... Kxa7 でドロー。

4... Ba5

Bはa5-d8のラインにいなければならない。外れてしまったら 5. Kb6 でメイトになってしまうからだ。 4... Bd8 とこちらに逃げる可能性もあるが、メインラインと同じように 5. Kd7+ で勝負が着く。

5. Kb5+

開き王手でBが取れる。白にはd3のPが残っており、これで白の勝ちが決まった。

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