Win

 

 

Leonid Kubbel's Endgame Study No.115

1st Honourable Mention La Nau, 1929, correction Shakhmatny Listok, 1930


Pがなく、BとNばかりバラバラと残っている局面はかなり異様である。目がチカチカするが、白はN1個分優位に立っており、ここは勝ちを狙いに行ける。

1. Nc6

お互いのNに取りがかかっている状態だが、取り合ってしまっては敵にダブルビショップが残ってしまう。冷静にNを逃げれば、次に白は黒のNかBを取れる。

1... Bd2

黒は駒を失うが、これで勝負ありと考えるのは早計。ここにBをあらかじめ動かしておくのが好手で、これで次に黒は駒を取り返せるのである。狙いはa2のNだ。

2. Kxh7 Be6

Nに当てる。ここで 2... Bf5+ とちょっかいを出してから 3. Kg7 Be6 とするのは、 4. Nab4+ (4. Ncb4+? は悪手。 4... Ka5 と近づかれ、 5. Nd3 Kxa4 に 6. Nc5+ で取り返せると思いきや、 6... Ka3 でa2のNが落ちてしまう) 4... Bxb4 5. Nxb4+ Ka5 としたときに、 6. Nd3 Kxa4 7. Nc5+ と両取りが決まる。

3. Nab4+ Bxb4 4. Bc2!

先ほどと同じように 4. Nxb4+? とすればよいように見えるかもしれない。ところがこれには 4... Ka5 とされ、 5. Nd3 の瞬間に 5... Bf5+ と逆に両取りをかけられてしまう。このラインにBを持ってこられないよう、あらかじめ自分のBを移動させておくのが大事な一手だ。次の狙いは5. Bd3+ Kb7 6. Nd8+のフォークである。

4... Ba5

これでさすがに黒は困った。白が狙っているフォークを防ぐ手は2つしかない。しかし 4... Kb5 は 5. Nd4+ と今度はこちらからフォークがかかるのでダメ。残った4... Ba5も……。

5. Bd3+ Kb7 6. Nxa5+

これでおしまい。

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