2010年6月アーカイブ

新しいスーパー

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勤務先から自宅は車なら5分程度で、あっという間に着いてしまう。アップダウンがかなり激しいため、歩こうとすると距離のわりには大変なのだが、それでも30分はかからない近さだ。ただ今日はちょっと寄り道すべく、自宅前の交差点で曲がらずさらに直進した。その先にできたスーパーを偵察してくるためである。

食料品など日常の買い物は、たいてい家の前にあるFというスーパーに行っている。このへんは新興住宅地で、広島に来たばかりのころは、買い物といったらここしか行くところがなかった。2年くらい経って、うちのあたりからさらに500メートルほど急坂を真っ直ぐ登っていったところに、全国規模でスーパーを展開する会社がMというスーパーを新たに開店。これで買い物の選択肢が増え、Fに置いていないものをときどきMにも買いに行くようになった。先週になって、そのMからさらに500メートルほど急坂を真っ直ぐ登ったところに、新たにF系列の店がオープンしたというチラシが入っていたのである。Mを両側から挟み撃ちにしているわけで、かなり対抗意識を燃やしていることは想像に難くない。開店記念でポイントを大盤振る舞いしてくれるというので、くれるものはもらっておこうと足を伸ばしたわけだ。

まあ行ってみた感想としては、わざわざここまで何度も来る必要はないかな、というところ。店の規模が小さく、品揃えが今ひとつだった。とはいえ、この一帯は数年前にはだだっ広い空き地ばかりが広がっていた場所だったのに、新しい住宅とともにどんどん新しい店が増えてきている。来年あたりには、また見たことのない店がオープンしているかもしれない。

じめじめ

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いやはや、ひどい湿気である。昨日は午後に大学院生向けの講義があったが、教室に入った瞬間に思わず後ずさりしてしまった。まるで撒水でもしたかのように床が水浸しだったのである。そして梅雨の時期特有のかび臭いにおいが充満しており、そのひどさは顔をしかめるほどだった。そして肌にまとわりつくような気持ちの悪い空気。建物の1階の隅っこにある小さな部屋なのだが、どうも他のところ以上に湿気がたまりやすいらしい。あわてて窓を開けたが、講義の間もずっといやなにおいは消えなかった。最近は梅雨といっても晴れた日ばかり続くような年も珍しくなかったが、今年は雨の季節というのを実感する日々が続いている。

昨夜はかなり遅くなってから帰ったのだが、帰宅したころからだんだん頭が痛くなってきて、やがてガンガンと形容した方がいいような痛みになってきた。アルコールにはさほど強くないので、たまに飲んだときにこうなることはしばしばあるが、しらふでこんな頭痛に悩まされるのはちょっと珍しい。帰宅前に珍しく根を詰めて数学を考えていたのがいけなかったのだろうか。一晩寝たら翌朝はだいぶよくなっていたが、それでも数十分か数時間に一度の頻度で偏頭痛がズキズキと来る。別にじめじめしているせいでもあるまいが、今日も少し早めに寝た方がよさそうだ。

今日は午後の時間を使って、懸案になっていた折紙ギャラリーページの作成にいそしんでいた。3年前の秋くらいから難しい作品にトライするようになり、不器用ながらも折り続けてきたら、いつの間にかずいぶん数が増えてきた。初期に折ったあまりできのよくない数作はとりあえず除いたが、それでも21作ある。先ほどホームページのコンテンツに追加したので、お暇な方はどうぞ(ブログに直接来訪している場合は、いったんトップページに回っていただきたい)。一作品につき写真2枚を横に並べる形にしているが、環境によってはちょっと見にくいかもしれない。画面の解像度が低いと、右側の写真が画面からはみ出してしまうだろう。写真を少し小さなサイズに変更すべきかもしれないが、まあしばらくはこれで様子を見ようと思う。

結局作者別にページを分けてみたけれども、こうしてみるとやはりRobert J. Lang氏の作品をずいぶん多く折っている。リアリティがあって見た目のインパクトが強いから、すぐ折りたくなってしまうのだ。しかし他の作家の作品も魅力がないわけではないので、今後もいろいろ挑戦してみたい。

棋聖戦第三局

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今朝は心ゆくまで寝ていてようやく楽になった。いつもより小一時間長くベッドの上にいただけなのだが、それだけでもだいぶ違うものだ。今日も外は雨。梅雨本番という感じである。

今日の午後はずっとプロパラの原稿書きにあてていた。今月末が締切なのだが、未だにほとんど書いていなかったのだ。平日にはあまり書けそうもないから、この土日でやっつけてしまうしかない。おりしも今日は棋聖戦の第三局が行われていたので、その中継ページを出しながら作業をすることにする。指し手が進むと「パチッ」と駒音がするので、そのたびに作業をやめて局面を確認するのである。ただ、中盤に入ってからは進行が気になってしまい、あまり原稿書きの方が進まなくなってしまった。持ち時間が減ってくると指し手も早くなってくるので、始終パチパチ音が聞こえてくるようになる。そのたびに局面や中継コメントを読んでいるから、結局原稿の方は夕方はほとんどほったらかしになってしまった。対局の方は羽生棋聖の勝ちで、3連勝で棋聖のタイトルを防衛することとなった。今年度に入ってから14勝2敗と、無類の強さを発揮している。

羽生さんは2007年にブリュッセルで行われたチェスの大会に参加してからは、海外にチェスを指しには行っていないと思われる。個人的にはまたふらっと出かけていって強豪GMをばったばったとなぎ倒してきてほしいと思うのだが、今の感じでは当分将棋モードでいるつもりなのかもしれない。

今日も眠い朝

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別にサッカーを観戦していたわけでもないのに、今朝もひどく眠くて寝起きがつらかった。今週はなかなかリズムが元に戻らない。

金曜日なので午後から線形代数学の講義。みんな徹夜して出てこないのではないかと思っていたが、見る限り出席者数にいつもとそれほど違いはなかったようだ。午前中の講義だったらもっと影響が出ていたかもしれない。ただ、最前列に座った学生が、講義開始前に「本田と遠藤が......」と話しているのは聞こえた。講義が終わった後は4年生のセミナー。始まる前に「サッカー見てた人いる?」と聞いてみたが、「はい」と答えた人は3人のうち1人だけで、その1人も何となく起きていたから見ていたというくらいだった様子。まあそんなものか。

明日はゆっくり寝ていられるのがうれしい。

小指のささくれ

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ここ数日、左手の小指が痛い。正確には小指の爪の左端、肌との境界部分のところである。ここにささくれができてしまい、何かに触れるたびに痛むのだ。こういう状態になるのはこれが初めてではない。それどころか、1年に何度かは、どれかの指の爪がささくれ立ってしまう。自分の場合、この症状は健康的な生活が送れているかを示すバロメーターだ。睡眠サイクルの乱れが数日続くと、決まってこのささくれが現れるのである。今回も、このところの寝苦しさでなかなか寝付けなかったり早くに目が覚めてしまったりしたことが原因であるのは間違いない。

小指の先が直接何かに触れる機会は、自分の生活においては二つある。一つはピアノを弾くとき、もう一つはこうやってキーボードに向かっているときである。今回のささくれ発生箇所はピアノの鍵盤を押す際にあまり触れない部分なので、前者ではそれほど困らずにすみそうだ。問題は後者で、"A" のキーを打つたびにズキッと来る。もっと厄介なのがコントロールキーとシフトキーで、圧力がかかるのがまさにささくれのある部分であるうえに、キーの性質上、押し続けなければいけないのである。幸い今回はさほどでもないが、以前はあまりに痛いので関節の部分で押していたこともあった。

まあもう峠は越えているので週末までには治るだろうが、大事なときにこれができないかというのは少々心配だ。来月下旬に後輩の披露宴でピアノを弾かなければいけないので、その前の1週間が願わくばあまり寝苦しくないことを望みたい。

UPS導入

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蒸し暑い日が続く。

帰宅後、ポストに不在票が入っていた。昨日ネットで注文しておいたUPS(無停電電源装置)がもう届いたのである。すぐ電話して持ってきてもらう。夕飯をすませた後、自宅サーバやルータなどをいったん切ってUPSを経由した形につなぎ直した。

例年、このサーバは近所で落雷があるたびにネットワークが不通になり、復旧までに時間を要していた。おそらく近くで雷が落ちることでいわゆる瞬電が発生し、それがルータに悪い影響を与えてしまうのではないかと思われるが、いったんその状態に陥ったら最後、すぐリセットしてもなぜかつながらず、電源を切ったまま数時間放置するという処置がどうしても必要になる。初めてその事態に遭遇したときはそんな解決方法ももちろん分からず、あらゆるケーブルを交換したりしてえらく苦労したものだ。ずっとその場その場の対処で乗り切っていたのだが、やはり家を長期で空けているときなどにこれが発生してしまうと、何日もこのブログが落ちたままになってしまう(実際、過去にそういうことがあった)。まあ落ちてもいいようなブログではあるけれど、旧ブログも合わせて4年以上続けてきたし、少しはメンテナンスに投資してもいいと思った次第。

UPSにもピンからキリまであって、今回買ったのは比較的簡易なタイプだから、こちらの望み通りに働いてくれるかどうかは分からない。とはいえ、せっかくそれなりのお金を出して買った以上、この夏の落雷シーズンで少しは役立ってくれることを期待したい。

飼い犬の話

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午前中は会議。昨夜も寝苦しく、睡眠が足りないはずなのに今朝は早くに目が覚めてしまったので、日中は眠気がなかなか抜けなかった。午後は雑用を少し片づけてからH大へ回って講義。やっぱりここの黒板とチョークの方がはるかに書きやすい。昨日とはえらい違いだ。ただ調子に乗ってずいぶん書いてしまったので、写していた学生さんは大変だったかもしれない。

終了後はいつものようにT君と合流して夕飯。話題は彼が今実家で飼っているという犬のことに。犬を飼うのは今回が3匹目だそうで、翌日に処置されることになっていた子犬を保健所から引き取ってきたということだった。写真も見せてもらったが、来たばかりのころはまだかわいい感じなのに、数ヶ月後の写真ではずいぶん成長して立派な顔立ちになっていた。やはり犬はいいものである。

うちの実家でも犬を飼っていた。私が小学校4年生のとき、そのころ一番仲のよかった友達の家で飼われていた犬が3匹の子犬を生み、そのうちの1匹を譲り受けたのである。ずっと家族の一員であったが、私が大学2年生の夏に亡くなってしまった。フィラリアだったのだが、病状が進んでからはずいぶん苦しんでいて、本当にかわいそうなことをしてしまった。亡くなってから来月で16年になるが、未だにときどき夢を見ることがある。

週明けから今ひとつ寝起きが悪い。昨夜少し寝つきが悪かったせいだろう。これから先はますます寝苦しい夜が増えそうだ。

月曜日なので午後から大学院生向けの講義。大学院生向けといっても数学専攻ではないので、ごく初歩的な話をやさしく紹介するようにしている。この講義をしている教室は、うちの大学には珍しく黒板とチョークが設置されているのだが、正直言ってあまり品質がよくない。黒板は何だかペコペコしていて、強く書くと少し後ろにへこんでしまうのである。もっと困るのがチョークだ。何しろ滑らかさがなく、うっかりするとあの不快な音を発しそうになるので、筆圧にいつも気をつけていなければならない。根本部分をコーティングしていないのもマイナスポイントである。メーカー名は書かないでおくが、やはり海外の方にも絶賛されていた、H社のチョークがいいように思う。

昨日はいろいろと活動したので、今日は休養日。午前中は将棋番組をだらだらと見る。終盤に入るころからお湯を沸かし始め、感想戦が始まるころにパスタをゆで始め、番組が終わるころに食べ始める。午後は床屋に行った他は家でゆっくりしていた。

この間、これまでに折った折紙作品のギャラリーページを作ったらどうかというご意見をいただいたので、今日は少しその作業をしていた。今までブログに載せていた写真をまとめて展示するだけなのだが、やってみるとページの構成をどうするかが結構悩ましい。こういうものは当然ながら作者名や作品名、出典などをしっかり書かなくてはいけないので、それが分かる形で見やすくするにはどうするのが一番いいか。急ぐ話でもないので、空いた時間に少しずつ整備していこう。またトップページのコンテンツにはチェスに関するものもないので、これもできれば新設したいと考えている。

今日は先月に引き続き、小学生を集めたチェス会の様子を見るため、河内町に赴いた。このチェス会自体は河内町のHiさんがボランティアで毎週土曜日に開いているものだが、私やNさん、Hさんも月に1回程度は参加して、会の盛り上げに協力しましょうということになっていた。前回に集まったときの相談で、次回はこの日と決まっていたのである。

ただ、今日はその前に寄るところがあった。先月の連休中、蒲田でチェスを指したときのこと。私と同じく広島から参加していたFさんに「斎藤さん、Fritzの最新版持ってますか?」と会場で尋ねられた。聞けば間違って同じものを二つ買ってしまったという。私はすでに持っていたのでお役に立つことができなかったのだが、後日その話をHさんにしたところ、「是非買いたい」とのことだったので、私が仲介役を務めることになったのである。あまり時間がなかったので今日は品物を受け取るとすぐ失礼してしまったが、強豪のFさんにはいずれまたじっくり教わりたいものだ。

河内町の福祉会館には1時半きっかりに到着。ただ残念なことに、今日は集まった人が少なかった。まず、参加するはずだったNさんが急に都合が悪くなったということで欠席。また小学生たちの方も、今日は何やら予定があった子たちが多かったようで、結局現れたのは3人だけだった。前回に比べるとややさびしい感じになってしまったが、まあこればかりは仕方がない。まずHさんにはFさんから預かったFritzのDVDを無事お渡しし、その後は各自分かれて対局。私は今回は小学6年生の男の子と、幹事のHiさんを相手に1局ずつ指した。相手が誰であれ、取り返しのつかないうっかりミスをやってしまったら勝てないのがチェス。そしてまたうっかりミスをどうしてもやってしまうのもチェスである。幸い今日はこちらがやらかす前に相手がうっかりしてくれたので危なげなく勝てたが、結局のところ、これくらいのレベルで指しているときは、ブランダー祭りみたいな内容になるのは避けられない。ただ、何局も指して経験を積むうち、少しずつポカの確率が下がってくる。それを目指して続けるしかないだろう。

子供たちが先に帰った後、HiさんとHさんの対局を横で観戦。なかなかいい勝負で、見ていて面白かった。5時過ぎに散会。

さて、帰りにも立ち寄るところがあった。数日前に東急ハンズから電話があり、先月末に注文しておいた紙が入荷したとのことだったので、受け取りに行ったのである。紙の質感は概ね予想通りで悪くなかったが、色はだいぶ思っていたものと違っていた。スカーレットという色名を聞いて私は少しくすんだ赤色を想像していたのだが、受け取った紙は赤というよりはピンクを思わせる色なのである。まあよい、使ってみていまいちならまた買い直そう。

今月はどういうわけか、リヒャルト・シュトラウスの曲ばかり聴いている。家のCDプレイヤーに入っているのは「アルプス交響曲」だし、車の中でかけているのは「家庭交響曲」だ。うちにあるCDは大半がピアノ曲だから、こうやってピアノが入らないオーケストラ作品ばかり聴いているのは、自分としては珍しいことである。

初めて聴いたリヒャルト・シュトラウスの曲が「ツァラトゥストラはかく語りき」で、それを聴いたのが「2001年宇宙の旅」の冒頭(とラスト)のシーンだった、という人は私以外にも多いのではないだろうか。あれはおそらく中学生くらいのころだったと思う。映像のインパクトもあって強烈な印象を受け、早速「ツァラトゥストラ~」のCDを買ってきたのだが、あの大音響の出だしが終わった後は急に地味になったように感じられ、よさが分からないままにいつしか聴くのをやめてしまった。その後「英雄の生涯」や「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」なども聴いてみたが、すでに弾くのも聴くのもピアノが中心になっていた私にとっては、「だいたいどういう曲かは分かった」という程度の印象を受けただけだったように思う。それからはずっと縁遠いままだった。

再びリヒャルト・シュトラウスを聴くきっかけになったのは、昨年の夏にシドニーのオペラハウスに行ったことである。滞在中に演奏を聴きに行ける日が一日しかなく、その日に演奏されるのがブラームスのヴァイオリン協奏曲とリヒャルト・シュトラウスの家庭交響曲だったのだ。ブラームスはいいとして、家庭交響曲はそのときはまだよく知らなかった。せっかくの機会、曲の流れだけでもちょっと予習しておいた方がいいと思い立ち、広島のタワレコに赴いてCDを買ってきたのである。予習のかいあって当日は生演奏を大いに楽しむことができたが、それが終わった後でもリヒャルト・シュトラウスには以前よりはだいぶ親しみを感じるようになった。今度は、左手のためのピアノ協奏曲である「家庭交響曲余録」も聴いてみようと思う。

フィールズ賞

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昨日の記事を書いているとき、「あのフィールズ賞」と書いてよいものか、少し考えた。数学に関わる人間なら、もちろんフィールズ賞のことはよく知っている。それが4年に一回しか与えられないものであるとか、40歳未満の数学者しか受賞資格がないことなどもむろん常識だ。しかし世の中の人にとっては必ずしもそうではない。少なくともノーベル賞に比べれば、知名度ははるかに低いだろう。

そのことを実感したのは、映画「ビューティフル・マインド」を見に行ったときのことだった。数学者ジョン・ナッシュの人生を映画化した作品である。以前もこのブログに書いたことがあるが、字幕を見ていたら「フィールド賞」という台詞が出てきたのである。"Fields medal" という台詞を聞いて、その音から字幕翻訳者が "Field's medal" と誤解したのだろうなと想像はついた。フィールズ賞という単語がもっと人口に膾炙したものであれば、多分ああいうミスは起きなかっただろう。

だからそれ以来、数学徒ではない人を相手に数学の世界を紹介するような場では、「ノーベル賞には数学賞はないんですよ。その代わりフィールズ賞という賞があって......」という話をなるべくまくらに挟むことにしている。先日、あまり数学には興味のなさそうな学生を相手に話したときも言ってみたが、終わってから提出してもらった感想文に「ノーベル賞に数学賞がないと初めて知った」というコメントがずいぶんあったから、それなりに意義はあったのだろう。もっとも、同じ学生に来年同じ話をしたら、また「初めて知った」と書かれるような気もする。

今年は国際数学者会議の開かれる年だ。4年に一回、冬のオリンピックと同じ年に行われる。今年の開催地はインドで、期間は8月の19日から27日まで。あのフィールズ賞もこの会議で受賞者が発表される。

知り合いの数学者から教わったが、この国際数学者会議の場で、世界チャンピオンのAnandを迎えて多面指しの催しが行われるのだそうだ。参加資格はこの会議の参加者であってレーティングが2200より低いことだけらしい。私は行かないので参加できないが、行ったとしても競争率が高くて35人の参加枠には絶対入れないことは間違いない。チェス好きの数学者はかなり多いと思われるから、参加希望者はきっと35人を超えるだろう。その場合は何らかの形で選抜をするらしいので、そこで弱い人間は落とされるはずである。それにしても、なかなか粋な企画を考えるものだなと感心してしまった。

千葉県民の日

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朝から晩まで雨の一日だった。それもほとんど土砂降りである。梅雨始めははっきりしない天気が多いように思うが、今年は最初からアクセル全開のようだ。採点した答案をホチキスで留め、雑用をいくつか片付けてからH大に向かったが、高速道路は轍の部分にところどころ水がたまっていて、そこを高速で通過するとブワーッというものすごい音とともにガタガタと車体が揺れるのだった。前の車があげる水煙もひどく、普段よりスピードを落として走らざるを得なかった。講義ではまず採点した中間試験の答案を返却し、問題の簡単な解説などを行う。終了後はいつものようにT君と合流して夕飯。彼を家に送り届けるころには、雨もやっと落ち着いてきていた。

6月15日というと、通っていた中学や高校がいつも休みになったのを覚えている。千葉県は6月15日が千葉県民の日と定められており、この日は県内の公立学校が休校になるのだ。また、ディズニーランドのような県内の施設では、千葉県民は特別割引で入れることになっていた。その優遇措置を利用してディズニーランドに行ったことはなかったが、何ということはない6月の一日が突然お休みになるので、ずいぶん得をした気分になったのを覚えている。こういう日は当然どこの都道府県にも制定されているのだろうとそのときは思っていたのだが、そういうわけでもないようだ。もっとも、昨今はどこの学校も授業時間数を確保するのが大変なようだから、平日が一日つぶれてしまうのは、学校側にとっては頭が痛い話かもしれない。

遅い帰宅

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午前中は線形代数学担当の教員で集まって採点した答案の受け渡し。採点基準を報告し合っていたら思っていたより時間がかかり、終わるとあわてて弁当を買ってくる。午後から大学院の講義があるのに、まだ準備が終わっていなかったのだ。食べながら急いでノートと配付資料を仕上げる。すっかり自転車操業である。どうにか終えた後は大学院生のセミナー。夕方にそれも終わり、部屋に戻って椅子に腰を下ろしたら、いつの間にか居眠りしてしまっていた。いけないいけないと目をこすり、最後まで残していた採点作業を終わらせる。あれこれしていたらすっかり帰りが遅くなってしまった。昨日つくっておいた肉じゃがを温めて遅い夕飯。

いつも答案の余白に授業の感想などを自由に書いてもらうのだが、今回もいろいろご意見をいただいた。今手元に答案用紙がないので記憶に頼ると、次のようなものがあったと思う。
○マジックをやってほしい(10人以上)
○これから難しくなりそうで期末試験が不安(数人)
○ノートをとるのが大変
○演習にもっと時間をかけてほしい
○単位をくれるなら何でもします
○先生にとって数学とは一言で言うと何ですか
○詰将棋を教えてほしい
○先生のブログは少し笑いの要素がほしい
今年はとうとうブログにダメ出しをされてしまった。もっとも自分では、ごくたまにではあるけれど、分かる人には分かる笑いの要素を少しは入れているつもりなのだが、どうだろう。

梅雨入り

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朝からどんよりとした曇り空。明け方まで少し降っていたようだ。その後はずっと、ポツポツ来そうで来ない状態が続いていた。教育テレビの将棋番組が終わったところでチャンネルを変えてニュースを見ていると、広島も今日から梅雨入りしたとのこと。日本の気候というのはとかく曖昧で、この日からこの日までが梅雨、などとはっきり確定させることなど無理だと前から思っているのだが、少なくともこれからしばらくは曇りがちの天気が続くことになるのだろう。

思いつきで右側に表示されているカレンダーの「日」と「土」の色を変えてみた。こういうことなら3分でできるが、より本質的なブログ改善作業にはなかなか手が回らない。旧ブログもコメント投稿や検索ができないままでほったらかしだ。今はとりあえず、旧ブログでしばらく続けていたエンドゲームスタディの連載を再開したい。問題は、前に使っていたPalviewがもう使えないこと。新しい棋譜再生のスクリプトを入れたいのだが、なかなかこれという決定版が見つからない。重くなりがちなJavaを使ったものは、できれば避けたいと思っている。空いた時間を利用して、どうするか考えよう。

ピアノの練習

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今週は採点活動に時間をとられて結構忙しかった。昨日までにだいたいは終わらせたので、残っている分は明日か明後日にやっつけることにして、今日はその関係の作業は何もしないことにする。午後はだいぶピアノの練習に時間を割いた。現在の一番の懸案事項は、来月に後輩の披露宴で弾くことになっている曲である。今のところレヴィツキの「魅せられた妖精」(「魅惑の妖精」とも)を考えているのだが、後半のアルペジオが連続する部分がどうもきれいに弾けない。流れるように旋律を歌いながら盛り上がりたいのだが、どうしても途切れたりゴツゴツしたりで汚くなってしまう。スティーブン・ハフの演奏が理想で、一応彼の録音に従って楽譜も少し改変して弾いてみているのだが、もちろん誰も気づかないだろう。そもそも、披露宴のような場でのゲストの下手くそな演奏など誰もまともに聴かないだろうから、あまりむきになって練習することもないのかもしれない。それでも、悪い印象は残さない程度にはまとめたいと思う。

他には「くるみ割り人形」もかなり練習。前に比べると、「花のワルツ」の前半部分はまだましになってきたかもしれない。それから、前にやった曲も復習しようと「ハイドンの名によるメヌエット」もちょっと弾いてみたが、これが自分でびっくりするほど忘れてしまっていた。半年ほどに暗譜して弾いたはずの曲である。楽譜がなくても何とか弾ける曲をレパートリーとして常に数曲は持っているようにしたいのだが、弾いたそばからどんどん忘れていっているのではお話にならない。

先月、蒲田でチェスを指したときのこと。二日目の対局を終えた後に、他のプレイヤー数名と夕飯をともにしたのだが、その席で、アンダープロモーションの話題が出た。その場にいた方たちは、私を除けば皆経験豊富なプレイヤーばかりだったが、それでも実戦でアンダープロモーションしたことのある人は確か誰もいなかったのではなかったかと思う。もちろん、アンダープロモーションとして一番可能性があるのはNに成るケースで、これはトッププレイヤーの対局を観戦していてもしばしば目にする機会がある。成った瞬間にフォークがかかったりするような場合で、将棋の銀・桂・香の不成などでも見られる「強い」アンダープロモーションだ。残りの二つ、RとBに昇格するという場合というのは、利きがQの部分集合である以上、ステイルメイトがらみのときに限られる。それでもRに昇格するケースというのはまだ考えられそうだが、Bに成るのがベストであるという局面とは果たしてどんなものなのだろうか。宴席での話題は、結局そこに行き着いた。エンドゲームスタディにはBへのアンダープロモーションをテーマとしたものがあったはずで、即座にそれをそこで紹介することができればよかったのだが、残念ながらその場では思い出せなかった。

BUnderPromotion2.pngBUnderPromotion1.png帰宅後、家にあるスタディの本をいくつか調べてみた。さすがにNやRへのアンダープロモーションと比べると数が少ないが、それでもそこはエンドゲームのマニアたち、やはりそれなりに創られている。ほんの数冊の作品集をパラパラと眺めただけで10作ほど出てきたから、実際には相当あるのだろう。実戦では到底現れないような形のものもあり、とにかく盤上で面白いことを実現してやろうという意志を感じる。ルールは多少違えども、心意気は詰将棋作家のそれと全く同じである。

いくつかあるうちから2作ほど紹介しよう。まず左はV.Platovの作品。20世紀初頭のもので、さすがにこれは簡単だが、これくらいあっさりした配置でBへのアンダープロモーションがきれいに表現できている。一方、二つ目はJ. Rusinekによる1971年の作品。こちらはなかなかの力作で、Bのアンダープロモーションは全体のテーマのほんの一部分に過ぎない。白のPがやたらにたくさん並んでいるこの妙な配置を見れば、全体のテーマが何かはピンとくるだろう。

採点作業

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今日でまた一つ歳をとったわけだが、特別なことは何もなく、平々凡々とした一日だった。人と顔を合わせることもほとんどなく、お昼を同僚のHさんと食べてからはずっと自室で過ごす。もちろんやっていたのは中間試験の採点作業で、まずは先週実施した分から始めた。今日のうちにやっつけてしまうつもりでいたのだが、途中で採点基準を見直して全部やり直したのが響き、七割程度やったところで外が暗くなり始める。お腹が減ってきたので、「今日はこれぐらいにしといたるわ」と捨て台詞を決めて撤退。明日は今日ほどには時間がとれないと思われるが、何とか残っている分は終わらせたい。

火曜日なので午後からH大学に回る。先週に引き続き、今日はもう一つ中間試験をすることになっていた。出発直前まで先週の試験の採点をしていたが、いざ出かけようとして座席表を作っていなかったことに気づく。教室の机には番号が一つ一つ振られているので、昔だったら「学籍番号の下2桁と同じ番号の机に座ってください」とでも言えばすむことだったが、今はそうはいかない。個人情報保護とやらで、学籍番号はランダムになっているのである。大急ぎで番号の対応を書いた座席表を印刷してから出発した。

中間試験は大きなトラブルもなく終了。ただ、一人の学生さんが、試験前に「座席表に自分の名前がない」と申告してきた。事務方からの名簿を確認したがやはり名前は出ていない。とりあえず中間試験はそのまま受けてもらい、終了後に二人で教務の窓口を訪ねる。調べてもらうと、その学生さんが同名で同じ時間に開講されている別の講義を履修登録してしまっていたことが判明。通常なら一度履修登録が確定したら変更はできないが、特例として認めてもらえることになった。

終了後はまたT君と合流して夕飯。彼を家に送り届け、夜の山陽道をひた走って9時過ぎに帰宅した。今日は将棋の棋聖戦五番勝負の第一局をやっていたのだが、普段の棋譜中継に加えて今回は大盤解説会のライブストリーミングをやるという試みが行われていた。生で見ることは残念ながらできなかったが、録画されたものをあとからざっと楽しむ。こういうことが簡単にできるようになったのだから、時代は変わった。

疲れる一日

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今日は忙しかった。午後の講義の準備を午前中のうちに何とか終わらせ、1時からはその準備分をすぐ放出。これから7月まで講義しなければいけないので、今日のようにギリギリまで準備をしていることになりそうだ。それが終わると次の時間は外書講読演習。こちらは今週までが担当で、来週からは別の先生にバトンタッチする。ここまで出席者全員に1回は訳してもらうという方針でやってきていて、最後まで残った人たちにもようやくノルマをこなしてもらうことができた。ただ意味不明な訳を平然と言ってのける人が多かったのには閉口した。冒頭に先週の復習を解説するのだが、"relatively prime" は「互いに素」ということでしたね、とわざわざプロジェクタに映し出して説明したのに、直後の発表者が「aとbが比較的に第一の......」などとのたまう。"relatively" を辞書で引いたら「比較的に」と書いてあって、"prime" は「第一の」と書いてあったから、ということなのだろう。こういう辞書の最初の訳を並べる人に、それはどういう意味かと問うても「分かりません」と返されるだけだ。「意味の分からないこと言っても意味ないんだよ」と言っても、その言葉の意味を分かってくれないからどうしようもない。「さっき『互いに素』だって言ったでしょう」と言っても何も返ってこない。ただでさえタイトなスケジュールで疲れ気味なのに、これだけでぐったりしてしまった。まあ今日で終わりなのが救いである。

外書講読が終わった後は大学院生のセミナー。1時間半くらいやってようやく今日の予定は終了。疲れてしまって採点作業をする気にならず、今日はそのまま帰路に就いた。

今日はどうするか迷ったあげく、結局ずっと家に逼塞していた。街中のピアノスタジオで練習してくることも考えたが、広島では一昨日から今日まで「とうかさん」(浴衣を着るお祭り)をやっていて、かなり混雑していることが予想されたのだ。それに、今後次々と押し寄せる仕事に備え、今のうちにできる作業を進めておいた方がよい。とりあえず明日の大学院の講義の準備と、今月末が締切のプロパラの原稿を書き進めておいた。夕方にスーパーで買い物。なすとトマトを買ってきてチーズ焼きにした。

先ほど知ったが、アーカイバとして一世を風靡したLZH形式の開発がストップするらしい。自分がネットワークに初めてつながったのは1995年頃のこと。いわゆるパソコン通信というやつである。ダイヤルアップで電話をかけ、息を殺して待っていると「ピーヒャラララ、ビービー、シャーッ」という独特の音が聞こえ、パッと文字列が出る。夜11時を過ぎると電話がかけ放題になるので、急につながりにくくなってイライラしたことをよく覚えている。あの時代、ファイルの圧縮といえばLZHだった。ついこの間のことのように思えるのに、いつの間にか15年近くの歳月が経ってしまっている。早いものである。

OrigamiViolinist2.jpgOrigamiViolinist1.jpg今日はヴァイオリニストを折ってみた。先月から少しずつ折り進めてきていたもので、今日の午後をすべて使ってようやく完成した。紙はアルミの両側にチャコールとブラウンのカラペを貼りつけたもので、大きさは33cm×33cmである。モデルの作者は、2月に折ったダンスするカップルと同じMarc Kirschenbaum。かなり難しい作品で、最後は紙が分厚くなってきてしまい、コントロールするのが非常に困難だった。足の折り方で指示の意味がよく分からない箇所があったのだが、幸い構成には影響はなかったようだ。紙をやや中途半端な大きさにしたのは、に折ったダンスするカップルと身長を合わせようとしたため。しかし何か勘違いがあったようで、できあがってみたらヴァイオリニストの方がずいぶん小柄になってしまった。もしかしたら、足の折り方で不明な部分があったことと関係があるかもしれない。まあ単独で見れば問題はないから、これでよいことにしよう。

この人の作品は正直言ってちょっと強引だなと感じるところもある。エレガントかどうかはお構いなく、とにかく腕力で解決した数学の証明を連想させる。もっとも、紙1枚で演奏者と彼が持っている楽器まで表現しようというのだから、少しくらいは無理をしないとうまくいかないのだろう。そういえば、Robert J. Langもヴァイオリニストの折紙を発表していたはずだ。もし機会があれば、いずれそちらも挑戦してみたい。

(折紙モデル:"Violinist", Marc Kirschenbaum "Paper in Harmony"(Fit to Print Publishing, Inc.) 所収)

中間試験

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1時から線形代数学の中間試験。やはりこの時期の1年生はみんな真面目で、1人の欠席者もなく、1人も試験開始に遅れることなく、そして1人の途中退室者もなく終了した。机間巡視しながら観察した感じでは、去年よりはたくさん書いているように見えたけれど、どうだろうか。

3時から4年生のセミナーをし、その後線形代数学の担当教員で集まる。採点の分担をその場で決め、それぞれの部屋で回収した試験答案を受け渡し合った。来週中に自分の担当分を採点し終えなければいけないが、さてその時間をどこでつくるか。来週は月曜日に大学院生向けの講義があり、まずはその準備をしなければならない。それから火曜日にはH大でも微積の中間試験をするから、その採点も急いでする必要がある。採点作業というのはだらだらやっているといつまでも終わらないから、時間を決めてどこかで一気にやってしまおう。

新曲の練習

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先ほどまで電子ピアノに向かって少し練習をしていた。先月に演奏会が終わったばかりで、今の時期は焦らずゆっくりピアノを楽しめるはずだったのだが、また近々人前で演奏しなければいけないことになってしまった。来月末に後輩の結婚式があり、披露宴の場で何か弾くよう言われたのである。披露宴で演奏したことは何度かあるが、これまではバカの一つ覚えでグリーグの「トロルドハウゲンの婚礼の日」を使い回していた。曲の趣旨がぴったりだし、難易度のわりには演奏効果があって耳に心地よい。しかし今回はすでにかつての披露宴の出席者が宴席に何人もいることが分かっており、さすがにまたあれをやるというのは気が引けたので、別の曲を弾こうと考えている。しかし、おめでたい場で先日の「ヴォカリーズ」のような湿っぽい曲を出すわけにはいかない。普段ああいう物憂げな曲ばかり弾いていることが多いから、こういうときにいい持ち曲がないのである。とりあえず候補の曲は決めたが、これで行くかどうかは、ここしばらくの練習の様子を見て決めよう。

ただ、ここへ来てまた電子ピアノのペダルの調子がだいぶ悪くなってきている。今日はさほどでもなかったが、数日前に弾いたときはペダルを踏んでいても3回に2回は音が持続されずに消えてしまう症状が発生したため、まともに練習することができなかった。いつもそうなら修理の決心もつくのだが、ときどき正常に戻ることもあるからなお始末に悪い。とはいえ、今の状態でいつまでも行くわけにはいかないだろう。様子を見つつ、この夏のうちに直してもらおうか。

オムニバス講義

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4時過ぎからオムニバスの講義があった。学科進学を控えた2年生向けに研究内容を分かりやすく説明し、卒業研究でどんなことができるかを紹介する、というものだが、微積と線形代数をほんの少しだけやった程度の人を相手に専門的な話題を持ち出しても、理解してもらうのは難しい。そこで代数幾何学の話はほとんどせず、現代の暗号にいかに数学が使われているかとか、群論とルービックキューブの関係とか、彼らが興味を引きそうな話題を中心に話してみた。しかし何しろ1学年全体を大教室に集めて行う講義なので、みんな静かには聞いてくれない。後ろの方には、周囲と話したり携帯電話を眺めたりしているのもいる。学生に静かにするよう注意をするときは、あまり声を張り上げずに冷たい感じで「あ、何かご質問でしょうか?」と言うことにしている。これは学生時代にK先生から学んだ手法で、無表情で平板に言うのがポイントである。通常の講義ではこれである程度うまくいくのだが、今日のような大教室ではさすがにこのやり方は利かない。やはり講義というスタイルがまともな形で成り立つのは、受講生が2桁で収まる数のときだろう。大学によっては履修登録者が500人とか600人という数になる講義もあるようだが、自分はそういうマスプロ授業をうまく行える自信はない。

講義を終えた後は、発注してあった学生用の端末がようやく届いたのでそのセッティング作業。予定していた部屋に机が足りないことに気づき、急遽台車を押して別の部屋の机を運び入れる。何度も往復していたので疲れてしまった。端末のネットワーク設定などは明日に順延。

朝一番で会議があり、いつもより早めに家を出る。早く出かけなければいけないことをすっかり忘れて昨夜も夜更かししていたため、今朝はかなり起きるのがつらかった。会議の後はこの先の講義の準備。明日は2年生向けに研究内容を紹介するオムニバス講義の担当があるし、今週末には線形代数学の中間試験、そして来週からは大学院生向けの講義も始まる。ちょっと忙しくなりそう。きりのいいところまで準備作業を進めたところで、非常勤講師のためH大へ回る。今日はお昼頃まではいい天気だったが、移動するころから遠雷が聞こえ始め、空模様も急に怪しくなってきた。これからはこういう天気の日が増えそうだ。

先日書いたように、H大の部屋は黒板とチョークである。チョークというのは日本のどこへ行っても同じようなものが置いてあるが、海外ではあまり品質がよくないものも多いようだ。数学者が集まるページで、ある人が京都のRIMSを訪れた際に使った日本製のチョークのことを話題にしていた。曰く、"the best white chalk I've seen anywhere" と絶賛しており、何とかあのチョークがアメリカで手に入らないかと質問している。普段当たり前に使っている製品が世界的に見ればかなり高品質なものだったということはしばしばあるが、チョークもその一つのようである。

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