2011年2月アーカイブ

会員証の誤字

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帰宅したら、JCAから封書が届いていた。1週間ほど前に4月からの年会費を振り込んだので、新年度の会員証を送ってきたのだろうとすぐ察しはついた。ところが開けてみてがっくり。「斉藤」と印字されている。封書の宛名は「斎藤」になっているのに、である。

字を間違われること自体は日常茶飯事だから、いちいち目くじらを立てるつもりはない。問題は、これが初めてではないということだ。去年も「斉藤」と印字された会員証が送られてきて、字が違いますと申告し送り直してもらった経緯があるのである。これで「斉藤」と書かれたカードが2枚になってしまった。とりあえず、再発行を求めるメールをすぐに送る。去年送ったメールの文面をそのままペーストすればいいから、書くのは楽だった。とはいえ、毎年この手間がかかるとしたらあまり愉快ではない。

以前も書いたことだが、「齋」と「斎」は「澤」と「沢」の関係であり、「斎」と「斉」は「萩」と「荻」の関係である。つまり形は似ていても全く別の字なのだが、歯がゆいのは、「違う」と説明しても、それを「澤」と「沢」の違いとして受け取られることだ。萩原という名前を「荻原」と書いたのと同じレベルの誤りだとはまず思ってもらえない。だからこうやって何度も間違えられるのだろう。

夕方、車で街中に向かう。日中は曇り空だったが、このころからポツポツと雨が降り始め、目的地に着くころにはすっかり本降りになっていた。この降り方は、もう冬のそれではない。

傘を差して赴いた先は広島将棋センター。先月末以来、1ヶ月ぶりの訪問だ。数日前に詰将棋解答選手権のチラシが届いたので、それを将棋センターに置かせてもらうのが今日の目的だった。席主のTさんには今年も全面的に協力していただけることになっている。実施会場は今年も1ヶ月前から予約できるとのことで、今のところ去年と同じ部屋を押さえることができそうということだった。前回は初級戦が17名、一般戦が13名の参加だったが、開催する側としてはできれば20名以上来てほしいところだ。

夕飯をすませ、8時少し前に帰宅したときには雨はあがっていた。今はまた降り出しているようだ。

小指のささくれ

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Hangnail.jpg昨日あたりから、左手の小指にできたささくれが痛くて仕方がない。

昔から、寝不足の日が続いたり睡眠時間が乱れたりすると決まってこの状態になる。以前も暑さで眠れない日が続いたときにささくれができて、ピアノを弾く際などにえらく苦労した。爪の生え際の皮膚が剥がれてトゲのような形で反り返ってくるのだが、これがかなり痛いのである。特に、斜めに突き出したささくれを起こす方向にうっかりさわってしまうと、思わず声をあげてしまうほどの痛みが走る。できるのはたいてい親指か小指だが、最近は小指がやられることの方が多いように思う。数日経つとすっかり剥がれてしまって痛みもなくなるので、今回も明日には少しよくなっていると期待したい。それまでうっかりさわってしまわないように、風呂からあがったら絆創膏でも貼っておこう。

六年目へ

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何だか妙に暖かい一日だった。春はもうそこまで来ている。

このブログは去年の4月から始めたが、移転する前の旧ブログを書き始めたのは2006年の2月25日。つまり自宅サーバにブログを立ち上げてから昨日で丸5年が経ったことになる。いったん始めたからには簡単にはやめたくないと思っていたが、企業や団体のブログならともかく、訪れる人の少ない一個人の無名ブログで5年続いたのだから、まあ長持ちした方だろう。今日のこのエントリから6年目に入るわけだが、これからも可能な範囲でひっそり続けていければと思う。

忘れ物の連鎖

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子供のときからどうも忘れっぽいところがあって、何かというと忘れ物をして親をあきれさせることが多かった。最近ではそういうことも少なくなってきたつもりでいたが、どういうわけか今日は連鎖的に忘れ物をしてしまった。

勤務先に行って車を降り、部屋の前まで来てポケットからパスケースを取り出したとき、最初の忘れ物をしたことに気づいた。駐車場の入口のゲートを開けるために使用した職員証を、パスケースに戻さずに車の中に置いてきてしまったのである。あれがなくては部屋に入ることができない。仕方なく踵を返して駐車場まで戻った。職員証カードを回収して自分の部屋まで来たとき、また忘れ物をしていることに気づいた。昨日までの出張に関する事務的な書類を書かなければいけないのだが、そのために必要な領収書を家に置いてきてしまったのだ。何をやっているんだと舌打ちした。

自宅までは5分かそこらなので、急いで取りに帰ることにした。かくして今職員証を取りに行ったばかりの車に再び乗り込み、来たばかりの道を戻る。家に着いて昨日持ち歩いたデイパックのポケットをまさぐろうとしたとき、ふとあることに気づいて愕然とする。探そうとしていた領収書はデイパックの中ではなく、パスケースの中に入れたのだった。つまり家に戻る必要なんてなかったのだ。ああ、もういったい何をやっているんだろう。

意味もなく家に帰ってきてしまったとがっくりしながら車のところまで戻ってきて、そこでポケットに手を突っ込んでまたまた愕然とする。さっき家に入ってデイパックに手を伸ばしたとき、車の鍵をその場に置いてきてしまったのだ。ここまで来ると、自分のバカさ加減がかえっておかしくなってきてしまった。やろうとしてもここまでボケられるものではない。出張の疲れが抜けきっていないのかもしれないが、頭の回転が相当鈍くなっているようだ。

やれやれと思いつつ、車でまた勤務先まで戻ってきた。駐車場に車を止め、自室の前まで来てポケットに手をやったら......今度はパスケースごと車の中に置き忘れていた。

9時頃にホテルをチェックアウトしてバス停へ。一昨日昨日はすぐバスが来たが、今日はずいぶん待たされた。それでも研究集会の会場には余裕を持って到着する。天気は毎日快晴で、今日は真冬の格好で歩き回っていると少し暑く感じるくらいだった。研究集会は午前中の講演2つをもって全日程が終了。今回は興味を持てる話題が多く、参加したことは非常に有意義だったと思う。また今回特徴的だったのは、黒板発表がほとんどだったことと、iPadを使ってノートをとる人が何人もいたことだ。発表のスタイルはともかく、ノートをとる風景は今後少しずつ変わっていくのかもしれない。

お昼をキャンパス内の中華料理屋ですませた後、G大のSさんとともにオーガナイザーを務めたT君の研究室にお邪魔させてもらう。本棚やソファが白で統一されていて、こぎれいな研究室だった。あれこれ話しているうちに時間が過ぎ、いつの間にかSさんの飛行機の時間が迫ってきたので、少々慌て気味に二人で退散してバスに乗り込む。車内では、Sさんがチェスに興味を持たれているようだったので、携帯電話にインストールしていたチェスアプリを起動して一局やってみていた。一手指しては画面をフリップして相手に携帯を渡し合うのである。面白い局面に来たところでバスが天神に着いてしまったので、勝負はドローということで終わった。バスを降りるSさんとはそこで別れ、こちらは終点の博多駅まで乗っていく。駅でお土産などを買ったあと、5時半頃の新幹線で帰路に就いた。

7時半過ぎに自宅にたどり着く。移動距離としてはそれほど大したことがないのに、何だか疲れた。来月の数学会を除けば、これで今年度の出張は最後になりそうだ。

研究集会二日目。昨日と同じく、天神からバスで郊外のキャンパスに向かう。空は快晴だった。今日も講演は5つ。午後最初の講演にはプロジェクタが使われていたが、その他はすべて黒板発表だった。やっぱりこの世界ではこれが王道である。ただ、一生懸命ノートをとっていたら目や手を酷使したらしく、全部終わったときにはぐったりと疲れてしまった。おまけに長時間同じ姿勢でいたためか、腰や関節が痛い。一日に5つの講演を真面目に聴くのは、思った以上に気力と体力を使うものらしい。

夕方からは天神の店に参加者が集まって懇親会が行われた。周りにいた方とあれやこれやの話で2時間ほど飲み食いしながら話す。終わった後、4人でスタバに行ってさらにもう少し語り、11時頃に別れた。

Fukuoka1.jpg今日からQ大で研究集会。9時少し前にバスターミナルに行くと、ちょうどバスがやってくるところだった。高層ビルが建ち並ぶ天神を出て約30分後、低い山と田んぼに周りを囲まれただだっ広いキャンパスに到着する。移転する前のキャンパスには何度も行ったことがあるが、ここは初めてだ。博多からかかる時間が以前よりだいぶ長くなり、他の土地から訪れる人間にとってはちょっと不便になったことは確かである。もっとも、広島駅からH大までがちょうどこれくらいであることを考えれば、今までが便利すぎたといった方がいいかもしれない。

Fukuoka2.jpg10時15分から講演開始。午前の講演は2つで、2つ目はHさんだった。質問がいくつか出たが、特に大きな混乱もなく終わった。お昼を挟み、午後の講演は3つ。5つの講演はすべて黒板発表だった。面白い発表が多く、いい勉強になったと思う。

夕方はオーガナイザーのT君、G大のSさん、K大のY君と4人で天神にあるもつ鍋の店へ。実はこの店、4年前にもT君に連れてきてもらったことがあり、今回が2回目だ。ここはスープがかなりあっさりしていて食べやすい。7時から始め、9時頃までビールを片手に舌鼓を打った。店を出てから喫茶店でさらにあれこれ話し、10時半頃散会。

博多に移動

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午前中は教育テレビで将棋番組を見る。今日は羽生名人対佐藤九段という好カード。しかも解説が加藤一二三九段とくれば、面白くないわけがない。実際、140手を超える熱戦になったのだが、加藤九段の解説は中盤以降はよれよれだった。「これは佐藤九段の勝ちになりましたね」と断言した3手くらい後で「この金を取られてしまっては、羽生名人の勝ちになりましたね」と正反対の結論を出したり、持駒に桂馬がないのに「ここで桂合ですね」と言って聞き手の矢内女流四段に指摘されたり、対局と同じくらいハラハラさせられてしまった。まああそこまでいくと、解説の内容がどうというより、あの語り口を楽しむべきなのだろう。

明日からQ大で行われる研究集会に参加するため、夕方の新幹線で博多に移動。乗っているのは1時間強だから、本当にあっという間だ。6時過ぎに天神のホテルに入る。Q大は最近郊外に移転したので、明日は天神のバスターミナルからバスに乗っていかなければいけない。遅れないように気をつけよう。

お昼を食べ、コーヒーを一杯飲み、たまっていた洗濯物を物干し竿に干してしまうと急いで車で出かけた。ガソリンスタンドに立ち寄って給油したあと、向かったのは横川にあるファミレス。今日は久しぶりにHさんとチェスを指そうということになっていた。ここで最後に指したのは去年の4月。その後河内町でのチェス会にも二人で何度かお邪魔したが、それも7月を最後に途絶えていた。

対局会場のファミレスに着いたのは2時半頃。Hさんはもう来ていてコーヒーを飲んでいた。軽く近況報告をし合ったあと、早速対戦を開始する。これが思った以上の大熱戦になってしまった。こちらが黒で、盤面中央にポーンのブロックができるクローズドな局面になったのだが、キングサイドから攻め込んでうまく技がかかったと思ったのに、そこで簡単な手を見落としてしまう。形勢に大して差がつかないまま、逆にクイーンサイドの6段目まで白のポーンに進入されてしまい、容易ならざる局面になってしまった。ここで持ち時間がほとんどなくなってしまい、あわてて指した手が大悪手。だがそれをとがめる手を白も指せず、何とか踏みとどまる。最後はこちらのパスポーンが生きる展開となって勝てたが、もし白があのときクイーンを7段目に突っ込んでいたら、間違いなくこちらの負けだった。Hさんとは去年から何度か指しているが、47手というのはこれまでで一番の長手数だと思う。チェスの醍醐味を味わえる内容で非常に面白かったが、あんな当たり前の手が見えていないようでは、来月の中国選手権でまともに指せるとは到底思えない。多忙で全然駒に触れていなかったとはいえ、本当に最近は弱くなる一方だ。

Hさんとは5時半頃お別れした。その足で車のディーラーのところに移動し、定期点検と保険の更新手続きをすませる。それからもう一度街中へ出てちょっと買い物をしたあと、夕飯を軽くすませて9時頃帰宅した。

卒業研究に関することがすべて片付き、講義や演習の成績提出もすべて終わって、ようやく少し落ち着ける日が戻ってきた。毎年この時期は大変だが、今年は例年以上に4年生の面倒を見ることに時間をかけたので、その分忙しさも増したように思う。これから年度末までももちろんいろいろ大変な仕事はあるが、毎年のことで勝手は分かっているから、卒研指導よりは幾分気楽だ。

午後はいくつか雑用をこなしたあと、研究に関するメモをLaTeXで書いてまとめていた。実はこのメモ、去年の秋頃にも一度書いていたのだが、ある日続きを書こうとファイルを開いたら、すべてnull文字に変換されているという全く不可思議な現象が発生していたのだ。復元しようと試みたものの、作り始めたばかりでちゃんとバックアップをとっていなかったため、結局おじゃんになってしまったのである。ハードディスクがダメージを受けてデータを失うというのは経験したことがあるが、特定のテキストファイルだけがああいう壊れ方をしているというのは、おそらく初めてのことだった。未だに原因は不明である。今日はもう一度最初から書き直し、だいたい元通りの状態にまで持ってきた。もちろん、その時点でバックアップをとったことは言うまでもない。

打ち上げ

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起きてみると外からザーザーという音が聞こえてきた。先月の雪が先週は霙混じりになり、そして今日は雨。まだまだ肌寒いが、また一歩春が近づいたように思う。

今日は3年生が研究室を見学に来る日だった。1年間の流れを説明し、それぞれの先生の専門分野を簡単に説明したあと、学生が詰める部屋を見てもらったり、先輩から体験談を聞いたりする。来年度はどんな学生さんが来るのか、心配でもあり、楽しみでもある。

夕方からは4年生と教員で打ち上げ。街中にある店に7時に集合し、2時間ほど飲み食いする。9時半頃散会した。

卒業研究発表会

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今日は卒業研究の発表会。会場準備の当番になっていたので、朝早くから赴いて机やプロジェクタなどのセッティングをする。うちの研究室に所属する学生の順番は一番最後で、午後3時頃からだった。彼らの発表中、こちらは司会席に座って「それでは次の発表は○○君です。よろしくお願いします」とか「ただいまの発表につきまして、ご質問、コメントなどありましたらお願いいたします」などと言う係である。表向きは平然とした顔をしているが、質疑応答の際に発表している学生がおかしなことを言い出すのではないかと内心は気が気でなかった。毎年この日はこんな感じでハラハラしてしまう。特に今年は学部が改編されてから4年目。新しい学科の卒業生が出る最初の年で、うちの研究室に所属する学生の発表を初めて聴く先生が多いのである。だから例年以上に気をもんだし、実際学生が質問にまともに答えられなくて場の空気が緊張した瞬間もあったが、何とかすべての発表が無事に終わった。今年に入ってからここまでこの発表会のために多大の時間を費やしてきたが、これでやっと肩の荷が下りた気分である。

久しぶりに暗くなりきる前に帰路に就いた。平日としては久しぶりに家でゆっくり夕飯を食べることができた。

帰宅したら、郵便受けに封書が1通届いていた。差出人を見ると、「ピアノの会2007年度生」とある。はて、サークルの後輩からいったい何の用事だろう?しばし首をひねったが、封を切ろうとしたときに、ああそうかと気がついた。2007年度入学といえば今は4年生。その世代がこの時期に迎えるイベントといえば、来月に行われる卒業演奏会に違いない。開けてみると、果たしてその案内だった。こんな年の離れた先輩にまで送られてくるということは、OB・OG全員に発送しているのかもしれない。気合いの入った学年だ。

残念ながら行くことはできないが、同封されたプログラムはじっくり眺めてみた。卒業演奏会は4年生にとっては一世一代の晴れ舞台で、参加者はみな妥協のない「頑張った」選曲をして演奏に臨むが、並んだ曲目の作曲者を見るとやはりショパンが圧倒的に多い。続くのがリストやラフマニノフというところだが、いずれも3曲か4曲というところで、10曲以上あるショパンの一人勝ちである。やっぱりピアノの世界ではこの人が一番の人気者だ。十数年前にパリのペール・ラシェーズ墓地を訪れたとき、訪れた人が捧げたらしい花でいっぱいになったショパンの墓を見たことをふと思い出した。

私自身は14年前の卒業演奏会に出演したとき、ラフマニノフのソナタに挑戦した。それも原典版と改訂版をミックスした「ホロヴィッツ版」を暗譜でやろうとしたのである。もちろん私のような人間にまともに弾けるわけもないのだが、あのときは何とかそれなりのものにできるような気がして一生懸命練習していたのだから、まあ若かったというしかない。当時、私は「ホロヴィッツの若いころの顔にちょっと似ている」とお世辞で言われたのを真に受けていい気になっており、この晴れ舞台ですっかりホロヴィッツになりきってやるんだと張り切っていた。するとホロヴィッツ版を弾くというだけでは飽き足らなくなり、格好まで真似しようとわざわざ蝶ネクタイまで購入してしまった。これを着けて舞台に登場すればサークルの仲間はみんな笑ってくれるに違いない、とあれこれ想像をふくらませていたのだ。ところが演奏会当日、遅れそうになってあわてて家から出かけたとき、せっかく買った蝶ネクタイを持って行くのを忘れていってしまったのだから、間抜けもいいところである。演奏も当然ながら恥ずかしいできだったし、蝶ネクタイは一度も使われないままそのうちどこかにいってしまった。まあ、今となってはみんないい思い出である。

また雪の一日

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朝から仕事が一つあったのに、寝坊して大慌てで出かけることになってしまった。どうも間が抜けていていけない。天気が「落ち着いてきた」と昨日書いたばかりだが、カーテンを開けると外はまた真っ白になっていた。今年はよく降る。

今日もあれこれ仕事に追われたが、これまで一番時間をとられていた卒研発表にどうにかめどがついてきたので、それほど遅くならずに帰ることができた。まだ雪は続いていたが、やや霙のようになってきており、長い間降っていたわりには路面もあまり白くなっていない。冬の終わりは、少しずつだが着実に近づいているようである。

明日はマンションで電気設備の点検があり、そのせいで午後2時頃から停電するらしい。このサーバもしばらくアクセス不能になると思うが、夜までには復旧できるだろう。

「白痴」読了

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この連休は天気が荒れ気味で、うちのあたりでも一帯の高速道路が軒並み通行止めになってしまうような雪が降った。何しろ風が強くていけない。それでも今日はようやく落ち着いてきたようで、路面に残っていた白いものも夜までにすっかり消えた。

昨年末に読み始めた「白痴」をやっと読み終わった。非常に面白かったのだが、秋に読んでいた「カラマーゾフの兄弟」と比べれば3分の2程度の長さなのに、同じくらいの期間をかけてしまったことになる。このところどうにも忙しくて、時間的にも精神的にもあまり余裕がなかったのが大きい。あまり間隔が空いてしまうとだんだん前に読んだ部分があやふやになってくるので、こういう本は短い時間で一気に読んでしまわなければダメなのだが、なかなかそういうわけにもいかなかった。

ドストエフスキーは近いうちにまた読むつもりだが、今回のようにだらだらと時間がかかるのは避けたいので、次はやや短めの「永遠の夫」あたりにしようかと思う。



深い読みの入った一局である。本局のアイディアをKubbelが最初に作品化したのは1924年のことであったが、その作品は実は不詰であることが直後に分かり、作意手順は公表されないままに終わった。参考までにその最初のヴァージョンも掲げておく。





発表練習

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今日も一日忙しく過ごした。来週は火曜日に成績提出の締切、水曜日に卒研発表会があり、それに向けて最後の追い込みといったところ。ただ今日までにだいたいの仕事は片づけたので、来週は幾分楽になれるのではないかと思う。

6時頃から、4年生に発表練習をさせて他の先生に聴いていただいた。今年の学生さんにはルービック・キューブに代表される立体パズルを群論的に調べてもらっているのだが、実際にはそれほど難しいことではなくても、短い時間で的確に内容を説明するのは結構大変だ。聴いていただいた先生からはいろいろ有益なコメントをいただいたので、それを参考にしてまたあちこちを手直しする。週明けに最後のチェックをすることになるが、まあ発表として最低限の形にはなってきたので、この調子なら何とかなるだろう。

今週も疲れた。連休中はゆっくり羽を伸ばしたい。

連日帰宅が遅くなって自分のしたいことが何もできないが、せめてこれくらいでも、とここ数日楽しんでいるのが、スコット・ジョプリンのラグタイムを弾くこと。先日「スティング」を見てから、私の中でラグタイムブームが来ているのである。といっても風呂に入る前の10分くらいを使ってちょっと譜読みするだけだ。もちろん真夜中だから音はヘッドホンで聴いている。

何年か前にもこうやってジョプリンのラグタイムが弾きたくなったことがあった。普段、スクリャービンとかラフマニノフとか難しい曲ばかり練習していると、お気楽な曲調がひどく魅力的に思えてくるのである。技術的にも比較的おとなしいので、疲れた身体でもさほど負担にならないのもいい。それに実際のところ、人に喜ばれるのはこういう曲なのかもしれないという気がする。ピアノがある場に居合わせて「何か弾いてみて」と請われたとき、スクリャービンの後期ソナタか何かを弾いても戸惑わせるだけだろう。そんなときのためにも、レパートリーとして持っておいた方がいいのは間違いない。

今日も卒研発表会の準備をする4年生の面倒を見ていたら、すっかり帰るのが遅くなってしまった。

食堂で同僚のHさんとお昼を食べていたときのこと。こちらが質問した内容を一字一句オウム返しに繰り返す学生がいて......という話をしていたら、「それで思い出した」といってHさんが面白い話をしてくれた。昔Hさんが海外のユースホステルに滞在したときのことである。普通のホテルと違い、こういうところでは宿泊者が食堂などの共用スペースで会話を楽しむのが常で、そのときもそういうことになったが、集まった顔ぶれの中に(Hさん以外に)日本人がもう一人いた。その人はどうも英語が苦手なようで、何とかいろいろしゃべってもらおうと、周りがいろいろ質問するのだが、
"Where are you from?"
「ウェアアーユーフロム、えー、ウェアアーユーフロム......あ、ジャパン!」
"What do you do?"
「えー、ホワットドゥーユードゥー、うー、ホワットドゥーユードゥー......あ、アイアムアステューデント!」
と万事この調子で、いちいち質問を何度も繰り返すのである。しかし、それだけならまだよかった。
"Oh, you are a student. What do you study?"
「えーと、あ、ホワットドゥーユースタディ、えー、ホワットドゥーユースタディ......あ、イングリッシュリテラチャー!」
その瞬間、場の空気がどんなものだったか、想像するだけでおかしい。



変化の余地がほとんどなく、底が浅い作品。フィニッシュのR捨ては詰将棋を思わせる。2手目のBの動きは、次の133番やだいぶ後の203番でも登場する。

床屋に行く

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今日も床屋に行ったほかはだいたい家でゆっくりしていた。先週に引き続き明日からも多忙モードの生活になりそうなので、バランスを取るためにも休日はのんびりしていたい。午後は昨日見た「スティング」に触発されて、スコット・ジョプリンのラグタイムを弾いてみたりしていた。

床屋で髪を切ってもらいつつ目の前の鏡に映った自分の顔を見て、いつの間にか年をとったなあなどとぼんやり考えていたとき、「スティング」にもロバート・レッドフォードが床屋で散髪してもらっているシーンがあったなと思い出した。そういえば、彼は1936年生まれで、「スティング」が公開された1973年には37歳だった。つまり、映像の中のレッドフォードは私と同じ年齢だったわけだ。1973年は私の生まれた年でもあるので、生きている時間はちょうど半分ということになる。

それにしても、当然のこととはいえ、同じ37歳でもまあずいぶん違うものである。あの映画の公開時にポール・ニューマンの方は48歳だったが、今から11年後の自分がどんな相好になっているか、あまり想像したくはない。

スティング

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少し前、マジックの練習をしようとカードをもてあそんでいたとき、ふと映画「スティング」(1973) の中でポール・ニューマン演じるコンマンが華麗にカードをさばいてみせるシーンを思い出した。ポーカーの勝負の前にウォーミングアップとして彼がセカンド・ディールをやってみせる場面である。セカンド・ディールは上から2枚目のカードをあたかも一番上のカードのように配ってみせるテクニックで、技法としてはかなり難しい部類に属する。映像の切り替えがうまいので、上映時にはポール・ニューマン自らやってみせているように思った人もいたようだが、もちろんこれはプロの代演だ。演じているのは当代一流のマジシャン、ジョン・スカーンである。というわけで久しぶりにまたあの映画を見てみたくなり、DVDを購入。このところ忙しくてなかなか見る時間がとれなかったが、今日の午後にやっとゆっくり見て楽しむことができた。

あらためて見ると、やっぱり面白い。あのポーカーのシーンも痛快だが、それ以外にもあちこちに巧妙な伏線やトリックが仕掛けられており、それらが最後にきっちりつながるようにできている。すべてのシーンや台詞に意味があり、無駄なところがないのである。主役の二人に加えて敵役のロバート・ショウが何ともいい味を出しているし、「エンタテイナー」のフレーズも頭の中で心地よく回り続けて離れない。

カードのシーンに限らず、この映画はマジックと深い関わりがある。マジックにおいて非常に大事なミスディレクションとは何か、ということを伝えているように感じられるのである。見ていない人の楽しみを奪うことになるので具体的なことは書かないが、何気ない一つの台詞が見る人の意識をずれた方向にそらし、映像に現実と違った意味を持たせてしまう。見えているのに見えていない、という状況を作り出す手法は、マジックにおけるミスディレクションそのものだ。内容にとどまらず、冒頭に書いたポール・ニューマンとマジシャンのすり替えも、撮影におけるミスディレクションの活用例ということができるだろう。

世の中には、マジックや手品というとマジシャンとの「勝負」のようにとらえ、タネが分からなければ自分の負けだと思ってしまうような人がいる。怪しげなペテンには決してだまされないぞ、というわけだ(私自身もちょっとそういうところがあり、だからマジックをされる側からする側に回ったといってもいい)。こういう人は「スティング」のような映画を見ても、「途中でオチが見えてしまった」などということが多い。表面上は楽しめなくて残念だったというニュアンスに聞こえるが、「自分は引っかからなかった」という主張が言外に込められているのである。おそらく半ば無意識のうちに、だまされまいと身構えてしまうのだろう。しかし、びくびくせずに流れに身を任せてそのままころっとだまされるというのは、本当は痛快なことなのだ。「スティング」はマジックを見る楽しみ方も教えてくれているのである。

昨日、今日とまた帰りが遅くなった。今日が4年生の卒業研究の提出日だったためで、昨夜は11時頃まで残って最後の追い込みをしていた。今日のお昼頃までに最終的な見直しをしてようやく完成。まずはこれでホッと一息、といいたいところだが、卒業研究の内容を他の先生方の前で披露する発表会が再来週に予定されており、学生にそのための資料を新たに作らせなければいけない。来週は週末に連休があって平日が4日しかないので、あまり時間的な余裕がないのである。そんなわけで、今日も10時頃までつきあっていた。来週もまだまだ気の抜けない日々が続きそうだ。

今日は受け持っている講義の期末試験も実施した。試験開始からしばらくはコツコツとシャーペンが机に当たる音が響き渡るが、やがて少しずつ静かになっていき、30分もすれば手も止まって退屈そうな顔をしている人が出始める。「途中退室したい人は名前が書いてあるか確認してから提出して下さい」といったら、その言葉を待っていたかのようにぞろぞろと学生が立ち上がり、答案提出の長い列ができてしまった。結局、試験終了まで残っていたのは何と一人だけ。確かに簡単な試験ではあったが、実はあちこち空欄のまま答案を出して帰ってしまった人も多い。分からなかったら時間ギリギリまで粘ればいいのに、と他人事ながら思ってしまう。こういうのはあきらめの悪さが肝心だ。

今週は忙しくて大変だった。明日と明後日はゆっくり休もう。

修論発表会

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昨日は帰宅したころからどうにも頭が痛くなってきて、普段より早めに寝てしまった。やっぱり疲れが蓄積しているのだろうか。しかし、だからといってゆっくり休んでいるわけにもいかない。今日は朝から修論発表会があり、この春に修士課程を終了する予定の学生の発表をずっと聴いていた。専門外の話ばかりなので正直言ってよく分からない発表ばかりなのだが、数学の発表なら分かるというわけでもない。専門的な内容を含む講演なんて、どんなものであってもその場でそう簡単には分からないものだ。分かるという人は、きっと第一級の秀才か、あるいは「分かる」という言葉を非常に浅い意味で使っているに違いない。

一日中続いた発表会が7時半過ぎにようやく終わり、自室に戻る。それからはまた卒業研究の指導。10時頃に切り上げた。勤務先に13時間も滞在するというのは1年のうちでもあまりない。明日も遅くなりそうだ。

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