蝶を折る

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OrigamiButterfly2.jpgOrigamiButterfly1.jpg数日前から折っていた折紙を何とか完成させた。今回選んだのは蝶。紙のサイズは30cm×30cmで、アルミホイルの片面に青色のカラペ、もう片面に黒色の雲竜紙を接着したものを用いた。モデルの作者はManuel Sirgo Álvarez。この人の作品をやってみたのは、だいぶ前にエビを折ったとき以来である。そのときにも感じたが、この人は全体の設計についてはあまり奇抜なことをせず、正攻法で行っているように思う。複雑な造形でも、よく見ていくと大まかな構造はいわゆるツルの基本形やその派生形から出発していることが多い。ただその分、一つ一つの工程は妥協がなく、きれいに折っていくのは容易ではない。また折図の説明がやや淡泊で、どう折ることを指示しているのかが見えにくいのも、難しさの要因の一つといえる。実際、本作を折るときにも途中の沈め折りの構造を誤ったまま折り進めてしまい、だいぶあとになって折図と全く違う形が現れて途方に暮れることになってしまった。修正できたのは幸運だったというしかない。

OrigamiButterfly3.jpg今回はカラペのストックがなかったので片面に雲竜紙を用いてみた。雲竜紙は手作り感が出て作品に味が出るよさはあるが、何度も折り筋をつけていると表面に付着している楮の繊維がどんどん剥がれてきてしまうのが困りものである。折っているうちに黒い糸状の固まりが指にくっついてくるのだ。もっとも本作では胴体部分しか露出する部分がなく、結果的にはそれほど影響はなかった。またできあがりを見ると、紙はもう一回り小さくてもよかったかもしれない。もう一度折ることがあったら、せいぜい25cm四方くらいにしておこう。

年明けのウサギ以来、数ヶ月ぶりに折紙を最後まで折り上げることができた。来月から忙しくなるので次回作はいつになるか分からないが、何とか時間を見つけてまた折りたい。

(折紙モデル:"Cola Golondrina", Manuel Sirgo Álvarez "Papiroinsectos y Otros Origamis Exóticos"(Salvatella)、
[英訳版]"Butterfly", Manuel Sirgo Álvarez "Origami Bugs and Beasts"(Dover Publications) 所収)

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このページは、natsuoが2011年3月26日 23:52に書いたブログ記事です。

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