バラを折る

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OrigamiRose2.jpgOrigamiRose1.jpg折紙でバラを折ってみた。作者は川崎敏和氏で、折紙界では "Kawasaki Rose" として世界的に知られた有名作品である。これまで折ってきたものの中では、最もよく知られている作品と言えるかもしれない。紙は連量100kgのタント紙で、大きさは21cm×21cm。川崎ローズにはいくつもヴァージョンがあり、今回折ったのはおそらく一番難しいとされているものらしいが、折ってみた感じではそれほど苦労するような箇所はなかったように思う。おそらくそれは、これでもかというほど詳しく折り方が説明されていたからだろう。簡潔きわまりない洋書の折紙本なら適当な図一つで終わらせそうなところを、いくつも途中図を挟んだり、折り方を練習する別メニューが用意されていたりと、懇切丁寧なことこのうえない。今回のヴァージョンのバラは「バラと折り紙と数学と」(森北出版)や「折り紙 夢WORLD 花と動物編」(朝日出版社)に出ているが、前者の5年後に出版された後者では、元々丁寧な折図がさらに丁寧になっている。これならファンも増えようというものだ(最近出た「究極の夢折り紙」(朝日出版社)にも掲載されているが、こちらは花底の部分の折り方がさらに少し改良されている)。

OrigamiRose4.jpgOrigamiRose3.jpgいつもは複数の紙で表現された作品はあまり折らないのだが、今回はバラと合わせて葉もつけ加えてみた。紙は15cm×15cmの市販折紙用紙である。これを花の底の部分の隙間にさすと、葉つきのバラになる。こうしてみると、やはり色のコントラストがはっきりしてまとまりがよい。

複雑系折紙を折り始めて数年経ち、折り上げた作品もいつの間にかだいぶ増えてきたが、花を折ったのは実は今回が初めてだ。川崎氏の作品集を見ると、バラの他にも桜や紫陽花など、花の作品がかなり多い。考えてみると、花のような対称性が非常に高い造形のものは、本職が数学者である川崎氏が一番本領を発揮できるジャンルなのかもしれない。同業者としては、専門と趣味が滑らかにつながっているというのは、ちょっとうらやましい。

(折紙モデル:「薔薇」、川崎敏和、「折り紙 夢WORLD 花と動物編」(朝日出版社)/「バラ」、川崎敏和、「バラと折り紙と数学と」(森北出版) 所収)

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コメント(2)

ナッツー様
お久しぶりです!

相変わらず綺麗な折り紙をおっておられますね。
いいなあ~^^
薔薇の色がなんとも言えないですね。

お久しぶりです。
ここしばらくコメントがなかったので、どうされているのかなあと思っておりました。

普通のピンク色の紙で折ったんですが、陰影がつくと結構それっぽく見えるものですね。

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このページは、natsuoが2011年5月22日 23:17に書いたブログ記事です。

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