Leonid Kubbel's Endgame Study No.153

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読みの入った好作である。底本では4手目の黒の変化からメインラインが等価に分岐していたが、棋譜再生の都合上、ここではAラインを本手順扱いし、Bラインを変化手順として掲載している。本作は、Kubbel初期の作品である144番264番を有機的につなぎ合わせたもので、前とは比較にならないほど深い作品に昇華させることに成功している。Aラインのステイルメイトは249番でも使われる他、Bラインのフィニッシュも138番のそれとの関連が見てとれる。序盤のP捨てとラストのR捨てが印象に残る名作といえよう。

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コメント(2)

いつも思うことですが、
キングスサイドの駒がきれいに消えて収束するあたり、
詰将棋と同じ美意識をスタディ作家も共有してますね。
また、Bラインのフィニッシュに感心して、
「こんな筋は初めて見た」
と思ったのですが、138番ですでに経験してたはずなんですね。
部分的な感動も、全体の素晴らしさが前提となるから、
それで、138番では印象が弱かったんでしょうか。
そのあたり、音楽と似ているなあ、とも思いました。
こうして153作品も紹介していただくと、
私もだんだん鑑賞のポイントが身についてくる気がします。

コメントありがとうございます。
私も前に見たはずの筋をすっかり忘れていることが多く、
底本で指摘されていて初めて気がついたりしています。
確かにフィニッシュが同じでも、その前奏がどうついているかで
全然印象が変わってきますよね。

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このページは、natsuoが2011年8月25日 22:50に書いたブログ記事です。

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