2011年12月アーカイブ

記憶に残る年

| コメント(4) | トラックバック(0)

2011年もあと少しで終わろうとしている。

大晦日に、今年はいろいろあったなあと1年を振り返るというのは、もう毎年の恒例行事といっていい。しかし、今年ほどそう思わされる年はあまりないだろう。自分に限らず、世の中のかなりの人がそう感じるのではないだろうか。3月11日は広島にいて直接の影響を受けたわけではないけれども、やはりあの震災の衝撃は大きかった。一時はこれからいったいどうなるのかがまるで見えず、言いようのない不安感に襲われた。あの津波や原発の映像を見て、落ち着いていろという方が無理というものだ。あの時期のことを思えば、こうして大晦日にいつも通り実家でブログを書いていることが、何だか不思議な気がしてくる。もちろんまだすべてが終息したわけではないが、表面上はこうして前の生活がほぼ戻ってきていることに感謝しなければいけない。

さらに今年は個人的にも、独り者でなくなるという大きな変化があった。秋に引っ越しをして二人暮らしの生活が始まり、今は新しい環境に少しずつ慣れてきているところである。こちらの方は震災と違って自分の意思で起こしたイベントではあるが、2011年が自分にとって、一つの節目として長く記憶に残る年になったのは間違いない。

来年はどんなことが起き、どういう年になるのだろうか。今年のような年を経験してしまうと、もう想像するだけ無駄なような気もしてくる。ただ、今年の3月に感じたあの不安感を、再び味わうことがないような1年ではあってほしいと願わずにはいられない。

それでは皆様、よいお年を。

旧友と会食

| コメント(0) | トラックバック(0)

7時に待ち合わせをしていたので、夕方から駅前に出かけた。駅近くの居酒屋で、小中学校時代の親友だったN君ご夫妻と顔を合わせる。7年くらい前に彼の結婚式に出たとき以来だ。その前に会ったのは14年前の卒業旅行で、もう一人の友だちも加えた3人でローマとパリを回ったのだった。その前に会ったのは、おそらくさらに7,8年はさかのぼるだろう。つまり、あのころから7年に一回くらいのペースで会っていることになるわけだ。

3時間ほど、昔の思い出話を中心に4人であれこれ語り合う。結婚のお祝いということで、結構な品も頂戴してしまった。それにしても、久しぶりに会っても彼は昔と何も変わっていない。風貌も話し方も、小学生のころそのままだ。自分は少しずつ着実に年をとっている気がするので、少々うらやましくもある。

10時過ぎにお別れし、それぞれのバスに乗って帰路に就いた。

忘年会と帰省

| コメント(0) | トラックバック(0)

お昼を食べて一服したところで家を出る。13時44分に広島を出る新幹線に乗った。年末年始で少しは混雑しているかと思ったが、広島始発ということもあって自由席車両はガラガラ。やはりこの時期に混むのは下りのようだ。

6時半に秋葉原で数学科同期の忘年会に出席。今年の参加者は自分を入れて6名。店は去年と同じインド料理屋で、繁華街から一歩奥に入った隠れ家のような店だ。インドのワインやビールを飲みながら、それぞれの近況報告で盛り上がる。それにしてもこの顔ぶれは、数学に限らず何でもよく知っている。ありとあらゆる雑学の深い知識が次々に飛び交うのだが、何でそんなことまで知っているのだろうと思うことが多くて、感心するのを通り越して笑ってしまった。

店を出た後、近くの喫茶店に入ってもう少し話す。11時に散会して帰路に就いた。日付の変わる少し前に実家に到着。

仕事納め

| コメント(0) | トラックバック(0)

今日も寒かった。もう雪は大丈夫のようだ。勤務先の駐車場は、いつもよりだいぶ車が少なかった。すでに年末の休みに入っている人もいるようだ。

自分も今日で仕事納めにすることにして、たまっていた仕事をきりのいいところまで片づける。先送りにしていた数学演習の採点もやっと終えた。注文していた本もうまい具合に今日届いたので、事務的な手続きをすませた。修士課程の学生に考えてもらっている問題は、以前行き詰まっていた箇所をもう一度考え直してみたら、簡単に解決できることが分かった。こんな単純なことに気づかないとは、我ながらあきれてしまう。ともあれ、これで彼に有益なアドバイスができる。先に進むことができそうで一安心。

明日は年賀状書きなど諸々の仕事を家ですませて、明後日に実家へ帰省するつもり。

年賀状作り

| コメント(0) | トラックバック(0)

昨日、雪はそれほど大したことはなさそうだ、と書いたが、今朝起きて外を見るとすっかり白くなっていた。夜の間に少し降ったようだ。もっとも、日が昇るとたちまちとけ始めてほとんど消えてしまった。

朝、勤務先に行く途中で郵便局に立ち寄る。実は、バタバタしていてまだ年賀状の用意を何もしていなかった。もっとも、普段の年もクリスマス前までにすべて出し終わっていたということはほとんどない。たいていは自転車操業である。今年はいつにもまして大急ぎで書くことになりそうだ。

日中はまた主に4年生と修士課程学生の面倒を見て過ごした。帰宅後、年賀状のデザイン作りに取りかかる。ここ数年は折紙をカットに取り入れており、今年もそれを中心にだいたいのものをこしらえた。そのまま印刷までいきたかったが、何だか朝から続いている頭痛が治まらないので、明日に回すことにする。今夜は早めに寝よう。

クリスマスの朝

| コメント(0) | トラックバック(0)

前夜のワインもあったか、今朝は起きるのが遅くなった。窓の外を見ると、遠くに見える山は白くなっていたものの、近くの道路やマンションの屋根はほとんど変わっていない。日射しでとけてしまったのかもしれない。ホワイトクリスマスにはなかなかならないものだ。

今日は午後から床屋に行き、その足で近くのスーパーで買い物をしただけで、ほとんどの時間を家でゆっくり過ごした。雪は今日も降ったりやんだりだが、それほど激しく降ることはなく、ちらちらと舞う程度。この分だと明日もそれほど大したことはなさそうだ。

予想通り、今日は午後から雪が降ったりやんだり。青空が出ていたかと思うと、1時間もしないうちに猛然と降りしきり、またしばらくすると何事もなかったかのように日射しが降り注ぐ。それほど積もることはなさそうだが、夜の間もこの調子なら、明日の朝はうっすらと雪化粧した景色が窓から見られるかもしれない。

今日はボンゴレ・ロッソをつくってみた。これまでいくつかパスタをつくってみたが、アサリを使ったものはこれまでやったことがない。そもそも、自分が何か料理をするときにアサリを使うこと自体初めてだ。まず例の砂抜きというやつにトライしてみたのだが、これがどうもうまくいかなかった。砂抜きのやり方として解説されている通りにしたつもりなのだが、何時間経ってもアサリはぴくりとも動かない。水温がいけなかったのか、それとも食塩の分量を間違えたのか。半日かけても死んだようにじっとしているので、あきらめてソースづくりにとりかかる。ニンニクと鷹の爪、それに少量のアンチョビをオリーブオイルで炒め、ニンニクの色がついてきたところでアサリを投入。白ワインを回し入れ、アサリが口を開くまでぐつぐつやる。カットトマトをこれに加え、混ぜてからパスタも加え、オリーブオイルでなじませてからイタリアンパセリを散らして完成。

今日の夕飯はボンゴレ・ロッソの他にローストチキンとトリッパ、カボチャのスープにスパークリングワイン。幸い、アサリはすでにほとんど砂を吐き出していたようで、ガリッとくることはほとんどなかった。次はボンゴレ・ビアンコでまた砂抜きにトライしてみよう。

ホンセッパ

| コメント(2) | トラックバック(0)

今日も寒かった。この3連休の間に、一度は雪が降りそうな気がする。

夕方に、街中にある洋品店に出かけた。実は先週もここを訪れており、そのときにジャケットを1着取り寄せてもらうようお願いをしていた。たまたま、店には自分に合うサイズのものがなかったのである。それが届いたと昨日連絡を受けたのだった。早速試着してみると、裾丈も袖丈もぴったりだ。普段買っているものに比べると少々高いが、クリスマスの時期でもあるし、たまにはいいだろう。

ところが、買ってもすぐに持って帰れるというわけではなかった。店員が言うのである。
「ホンセッパにいたしますので、もう少しお待ちいただけますでしょうか」
ああホンセッパか、ホンセッパしないといけなかったな、と思ってはみたものの、「ホンセッパ」とは何のことかよく分からない。聞いてみると、ジャケットの袖口がボタンによって実際に開閉できる仕様のことだという。ある程度衣服のことを知っている人にとっては常識なのだろう。残念ながら年末の休みに入るまでに作業が間に合わないそうで、できあがるのは新年に入ってからということだった。今年のうちに受け取りたかったが、できないものは仕方がない。年が明けてからまた来ることにしよう。

あとで気になって「ホンセッパ」を調べてみた。「本切羽」と書くのだそうだ。音だけだとサンキュッパみたいでイメージがわかなかったが、これでやっと落ち着いた気になった。日本語は、やはり漢字がないとなかなか分かった気にならないものである。

進まない計算

| コメント(0) | トラックバック(0)

今日はずっと学生の面倒を見ることに時間を費やした。4年生二人と修士2年生一人である。来月末までにはまとまったものを書いて提出しなければいけないのに、まだ見通しがはっきり立っていない。特に修士論文の方はそれなりのものにしないといけないので、今日はかなり時間を割いて彼の計算につきあった。理論に基づいてコンピュータに計算をやらせてみるのだが、どうも望んでいるような答えが出てくれない。いろいろ試してみても、意味のある結果が返ってこないのである。ああでもない、こうでもないといじくり回している間に時間ばかりが過ぎてしまい、すっかり帰るのが遅くなってしまった。時間がかかってもその分の進展があればいいのだが、何も状況が変わっていないと疲労感ばかりが残ってしまう。

まあ今日は疲れたのでゆっくり休もう。少し頭を冷やして、連休明けにもう一度やってみるつもり。

年末モード

| コメント(0) | トラックバック(0)

午前中は数学演習。これで今年の講義や演習はすべて終了。いよいよ年末モードだ。午後からは一昨日に続き、修士課程1年生による中間発表会。今日も緊張でうまくしゃべれない学生がたくさんいた。ああいうのを見ていると、少し前の自分を見ているような気がしていたたまれない気分になってくる。

所用があったので夜は街中に出る。平和大通りも太田川の川縁も、今はイルミネーションだらけだった。今は日本全国、あちこちがあんな感じなのだろう。

今日はいつもの共同研究のメンバー3人でセミナー。朝9時半頃から、お昼の休憩を挟んで4時過ぎまで行う。3人の頭文字をとってHISセミナーと呼んでいるのだが、最近はお互い忙しくてなかなか時間をとることができない。以前は毎週のように会っていたが、今は1ヶ月に一度できるかどうかというところ。加えてこの秋はN先生を特別ゲストに迎えた勉強会を二度続けて行ったので、この3人で集まるのは3ヶ月ぶりくらいになってしまった。次回は年明けになるので、I先生とは「よいお年を」と挨拶してお別れする。もうこの挨拶をする時節になってしまった。

セミナー終了後、修論生の研究にしばらくつきあう。7時半過ぎに帰宅。

中間発表会

| コメント(0) | トラックバック(0)

今日も朝早くから仕事。最近、朝一番に会議や諸々の雑用が入ることが増えてきた気がする。その分、夕方に入る仕事が少なくなったかというと全くそんなことはなく、これもやはり増えているのである。これから2月の中頃までは、修論生や4年生の面倒を見なければいけないから、いよいよ忙しくなる。しばらくは大変だ。

午後からは中間発表会に出席。修士課程1年生がそれまでに勉強してきたことをまとめて発表するもので、今年から始まった企画である。中間発表とはいえ、形式は修論発表会と同じスタイルだ。10分ほどで研究内容を発表した後に質疑応答があるのだが、先生から厳しい質問を受けてあたふたする学生がたくさんいた。必死で答えようとするも「いやいや、それは分かってるよ。そうじゃなくてね、聞きたいのは......」と返されてしまい、答えに窮して立ち往生してしまう。みんな通ってきた道である。

発表会は3時間ほどで終了。今日はまだ半分終わっただけで、明後日に後半が予定されている。数学演習の問題を準備し、修論生と研究の進捗状況や今後のスケジュールについて打ち合わせをしてから帰宅した。

昨日は午後から街中へ買い物に出てちょっと疲れたので、今日は家でゆっくりしていた。相変わらず寒いが、雪は昨日までにあがり、今日は青空が広がっている。

お昼は昨日奮発して買ってきたウニを使ってウニクリームパスタをつくってみた。使ったのはウニの他にタマネギ、ニンニクだけ。パスタはタリアテッレにしてみた。タリアテッレとフェットチーネの違いを今まであまり分かっていなかったが、どうも産地によって言い方が違うということらしい。タリアテッレはイタリア北部でつくられているパスタのようだ。タマネギとニンニクをオリーブオイルで少し炒め、白ワインをかけて香りを出してから生クリームを投入する。さらにバター、パルメザンチーズ、塩、牛乳を加え、ゆでたパスタをあえる。最後に火を止めると同時にウニを入れてよくまぜる。やったことはこれだけだ。

なかなかおいしくできたのだが、まあおいしい食材を使っていればまずくなるわけがない。反省点としては、ソースの水分が少し失われてしまったこと。実は前につくったときも同じようなことになったので、今回はしっかりパスタのゆで汁を足してはいたのだが、それでも少し足りなかったようだ。これは次回以降の反省点。見た目も味も満足できるものになったら、写真でも撮ることにしよう。

初雪

| コメント(0) | トラックバック(0)

朝方から雪。今シーズン初めてだ。すぐにやむだろうと思っていたら思いの外降り続き、帰るころには車が真っ白になっていた。今夜も降ったりやんだりのようだから、明日の朝は少し積もっているかもしれない。

勤務先から自宅サーバの様子を見ようとしたら、なぜかつながらなかった。朝出る前は特に問題もなかったはずだ。帰宅して調べてみたら、単にIPアドレスが変わっていただけだった。サーバ名と合わなくなっていたのである。DNSサーバの登録を更新したら復旧した。

喉の小骨

| コメント(0) | トラックバック(0)

お昼に焼魚を食べていたら、小骨が喉に引っかかってしまった。太刀魚の骨は結構厄介で、私のように魚の食べ方があまりうまくない人間は、身だけをきれいに食べるのには苦労する。何とか食べて一息ついたところで、喉の奥に小さく刺すような痛みが走った。どうも知らないうちに飲み込んでしまっていたようだ。午後に学生の卒業研究の様子を見ているときはさほど気にならなかったが、終わって自室に戻ってみると、やはりまだちくちくと当たる。

夕飯を食べながらもまだ何となく残っているような気がしていたが、終わってしばらくすると何もないような気もしてきた。少しネットで調べると、小骨はとうに取れていて、痛みだけが残っているということもあるようだ。そうであってほしい。



Kubbelは、このメイト形でのフィニッシュはすでにTroitzkyによる作例があるものの、そこに至るまでの白の手順が限定されていないと述べている。彼が言及しているTroitzkyの作品を下に掲げておく。この作品では、Nのたどるコースはe5-c6-e7-g6でもe5-d7-f8-g6でもよい。Kubbelはそれが気に入らなかったのであろう。




勤務先では、お昼を食べたあとにエスプレッソを一杯飲むことにしている。エスプレッソマシンに粉を詰め、ガーッと音を立てて抽出したエスプレッソをぐいっとやる。寒い時期はこれが日課になっている。先月に豆を買ってから毎日飲んでいたら、今日で全部使い切ってしまった。またこの週末にでも買ってこないといけない。一度にたくさん挽いてもらうと鮮度が落ちるから、また100グラム程度がいいだろう。

今使っているエスプレッソマシンは、もう10年以上前に買ったものである。デロンギ社製で、最低限の機能だけがついた一番安い部類の製品だった。何しろ使い終わったあとのメンテナンスが面倒で、次に使える状態に戻すまでに時間がかかる。フィルターは目詰まりしやすいのでずいぶん念入りに洗わなければいけないし、本体もよく湯を通して洗浄しなければいけない。抽出の際に出るガーッという音も、気のせいかちょっと安っぽく聞こえる。そういえばこの秋に出張先でお会いした同業の先生は、全自動マシンを買って研究室で愛用しているということだった。そういう話を聞くと、こちらもそろそろ新しいマシンに買い替えてもいいのではという気になってくる。これだけ使ったのだ、十分元は取っただろう。

そう思ってはみるものの、今のマシンに取り立てて不満があるというわけでもないのである。別にどこか故障してしまったというわけでもない。洗浄の手間はかかるが、そういうものだと割り切っていれば、それほどの負担でもない。結局、迷いつつもこの冬もこれを使うことになりそうである。

ヘラジカを折る

| コメント(3) | トラックバック(0)

OrigamiBullMoose2.jpgOrigamiBullMoose1.jpg折紙でヘラジカを折ってみた。紙は40cm×40cmで、アルミホイルの両面にカラペと雲竜紙を裏打ちしたものを用いている。作者はRobert J. Lang。本作はLang氏による折紙の理論書 "Origami Design Secrets" において、Box Pleating(蛇腹折り)を用いた折紙の作例として掲載されている。実際、折り始める前にまず平行に走る折り目を大量につけるところから始めなければならない。ここでつけた折り目でたたむことであちこちに蛇腹の構造を入れ、それを利用することで細かい造形を形作っていくのである。Lang作品はこれまで何度も折ってきているが、今回も彼特有の緻密な設計を再現するのには相当苦労させられた。何とか完成までたどりつくことができてホッとしている。今回は40cm四方というかなり大きめの紙を使ったが、できあがりは角を入れても10cmちょっとになったから、これくらいでよかったようだ。

OrigamiBullMoose3.jpg本作の原題は "Bull Moose" になっている。Mooseは北米ではポピュラーな動物で、政党や野球チームのマスコットになったりもしているが、日本ではあまりなじみのない動物だ。日本のシカと比べるとはるかに大きいし、角も幅があって横に広がっている。顔は面長で、あごの部分の皮膚が大きく下に垂れ下がっている。本作の造形はかなり実物に近いものなのだが、シカをイメージしてしまうとあまりそうは見えないかもしれない。まだトナカイには近いので、クリスマスの雰囲気を出すべく家にあるポインセチアの鉢植えと一緒に撮ってみた。

(折紙モデル:"Bull Moose", Robert J. Lang "Origami Design Secrets"(A K Peters Ltd.) 所収)

AsaZoo2.jpgAsaZoo1.jpg寒い一日だった。お昼をすませてからは、家から車で20分くらいのところにある動物園に行く。安佐動物公園というところで、中国地方では一、二を争う規模の動物園だ。前にも一度来たことがある場所だが、そのときは夏の暑い盛りで、額から噴き出す汗ぬぐいながら回ったのだった。同じ場所でも、季節が違うとずいぶん様子も変わって見える。寒さに縮こまっている動物もいたが、多くは夏のころより元気に活動しているように見えた。

夕方から街中に回る。あれこれ買い物をして9時過ぎに帰宅。夜空を見上げると、満月の左の縁がわずかに暗くなってきているのが分かった。今日は皆既月食である。家に入ってしばらく暖を取った後、ベランダに出て様子を見てみると、もう一部分がはっきりと欠け始めていた。寒いのでときどき部屋に戻りながら観察していると、やがて月の色が赤みを帯びてくる。あいにく月の位置が天頂付近でベランダから見るのは非常に難しかったが、何とか月食特有のあの赤銅色を眺めることができた。やがて雲が出てきたので、11時半頃には鑑賞終了。

広島に来てから皆既月食をはっきり見たのは、おそらく4年前に続いて2回目ではないかと思う。今回は月の位置が高すぎたので写真を撮ることは断念したが、そのかわり双眼鏡で赤い月を楽しむことができた。次はおそらく3年後の2014年。そのときも見られるだろうか。

羽生さんの番組

| コメント(0) | トラックバック(0)

今日は夕飯のあとはテレビ三昧だった。9時からは「天空の城ラピュタ」を久しぶりに通して見る。子供のころはビデオを繰り返し再生して、台詞のほとんどを覚えていたものだ。11時半にそれが終わると、直後から羽生二冠の番組が始まった。羽生さんがこの間フランスに行ったときの様子の紹介が中心で、あとはこれまでの業績の紹介や、素人との駒落ち戦など。パリ郊外で行われたMaxime Vachier-Lagraveとのチェス対局については、同時対局で森内名人も指していたのに、全く番組でふれられていなかったのは少々気の毒だった。

驚いたのは、そろそろ番組も終わりに近づいたところで、何と詰パラが登場したこと。ヨチヨチルームの第1番が画面に大写しである。何年か前にNHKの番組でやはり詰パラが映し出されたことがあったが、それでも表紙がちらっと出た程度だったと思う。今回はスタジオで出演者に解かせるところまでやっていた。しかも羽生さんの解説付き。羽生二冠に地上波で解説をしてもらえる作品は、もしかしたらこれが最初で最後かもしれない。作者の山本さんがちょっとうらやましい。

この間、チェスのデータベースを久しぶりに更新した。昨年末に買ったもので、古今東西、あちこちで指された棋譜が収録されている。最新の対局は毎週データベースサーバに登録されており、購入後1年間はダウンロードできることになっているのである。引っ越しやら何やらでバタバタしていてすっかりほったらかしになっていたから、いつの間にか数万局の棋譜が新たにたまっていた。すでにあった分と合わせると、かなりの量である。

もちろん、こういうものは十分に強いプレイヤーがオープニングの研究や対戦相手の得意戦法などを調べるために使うべきものであって、初心者以下の私が持っていても何の意味もないことはよく分かっている。ただそれでも、適当に駒を動かしてみて、この局面でこの手がどれくらい指されていて勝率がどのくらいなのか、ということをあれこれ調べてみるのはなかなか楽しい。名の知れた強豪が思いもよらない手を指しているのを発見したりして、こんな手もあるのかと感心したりすることも珍しくない。ちょっとした暇つぶしにはもってこいである。

手袋の季節

| コメント(2) | トラックバック(0)

少しずつ朝が冷え込んできている。手先足先がすぐ冷たくなってしまう体質なので、今朝は手袋をはめて出かけた。天気予報によれば、金曜日からはさらに寒さが厳しくなるようだ。そろそろ例のコートの出番かもしれない。

午前中は数学演習、午後は会議。合間の時間に、いくつかたまっていた雑用をこなした。8時頃帰宅。

車内で聴く曲

| コメント(2) | トラックバック(0)

先日、車の中に持ち込んでいたCDを入れ替えた。何ヶ月も前から同じラインナップで、さすがにそろそろ飽きが来ていたのだ。新たに家から持って行ったのは、バッハのピアノ協奏曲集、ホルストの「惑星」、ブラームスのヴァイオリンソナタ集、チャイコフスキーのバレエ組曲集など。よく考えて選んだわけではなく、棚に並んだものを適当に数枚つかんだらこうなっていた。

音量がさほど大きく変動しないジャンルの曲ではあまり気にならないが、クラシックを車の中でCDをかける場合、曲によってはちょっと困ったことになる。あえかなピアニシモを奏でているときなど、周りの騒音にかき消されてほとんど聞こえなくなってしまうのである。高速道路でトンネル内を走行しているときなどは特にひどい。ところが、ある程度聞こえるようにと音量を上げると、今度は盛大なフォルティシモが車内に鳴り響いてびっくりしたりする。かくして、始終ボリュームのつまみに手をやることになるのだ。

こうしてみると、車内で聴くには音量の変化がそれほど大きくない曲の方が向いているようである。今回持ち込んだ曲なら、バッハの協奏曲などは車と比較的相性がよい。一方、「惑星」あたりはちょっと聴くのが難しい。「火星」や「木星」の音量にしておくと、「金星」や「海王星」では最初から最後までほとんど何も聞こえなくなってしまうのだ。曲に合わせてある程度音量を自動で調整してくれる機能があったら、と思ったりしている。



底本では2手目の黒の応手から分かれる2つのライン(2...Nxb2と2...Nc5)が並置されていたが、棋譜再生の都合上、ここでは片方をメインラインとして扱っている。本手順が短手数でスパッと決まる一方、変化や紛れの手順の方はだいぶ長いが、こういう構成は何となく江戸時代の詰将棋を想起させる。

秋の終わり

| コメント(0) | トラックバック(0)

Promenade2.jpgPromenade1.jpg夜半まで降っていた雨も朝までにはあがった。先週は山陰まで遠出をしたが、今日は家でのんびりすることにする。具をたっぷり入れたプッタネスカのパスタをお昼につくり、一服してから近所の散歩に出かけた。マンションの裏に広がる雑木林を少し歩いた後、サンフレッチェ広島の本拠地がある公園へ。フットサルの競技場では何かの大会をしているらしく、子供たちの歓声が聞こえていた。ぽかぽかとした陽気で、厚着では少し暑いくらいだ。道ばたには紅葉している木もあったが、どうもピークは過ぎてしまっていたようで、すでに葉を落として枝だけになっているものも目立った。もう秋は終わりのようだ。

自宅近くで買い物をしてから帰宅。夕飯は鍋。食後に少し折紙を折る。来週くらいには完成させたい。

近所の洋菓子屋

| コメント(0) | トラックバック(0)

Patisserie.jpg何となく甘いものを食べようということになり、ネットで検索していたら、うちのすぐ近くに評判のいい洋菓子屋があるのを見つけた。車なら5分足らず、徒歩だと長い坂を登らなければいけないが、それでも20分程度の距離だ。わざわざ遠くから買いに来ている人もいるらしい。少し早めのお昼をすませるとぶらっと行ってみた。ショーケースに並んだケーキはどれもおいしそうで、目移りして迷ったが、結局洋梨のムースにシエラ、それにコルネを購入。シエラというのは赤ワイン、ドライフルーツを使ったお菓子だそうで、初めて食べたが何とも複雑な味でなかなかおいしい。しかしこういう店がすぐ近所にあるとは全く知らなかった。今度また行ってみよう。

夕方に街中までまた出かけた。輸入食材店や本屋などあちこちに立ち寄って買い物。9時頃帰宅。

竜王戦第五局

| コメント(4) | トラックバック(0)

将棋竜王戦は昨日と今日に第五局が行われ、渡辺竜王が勝って4勝1敗で防衛を果たした。これで竜王位は8連覇ということになる。今期は丸山九段が挑戦者だったが、終始渡辺竜王が押し気味で、正直言ってあまり盛り上がらなかったような気がする。今日の対局なども一方的な内容で、最後までどちらが勝つか分からない、というような将棋らしい面白さがそれほど感じられないまま終わってしまった印象を受けた。多分渡辺竜王が勝つんだろうなと思って見ていて、そのままその予想通り勝負がついてしまうのである。もう少し白熱した勝負を期待していたので、こうした展開のまま終わってしまったのはちょっと残念だった。

渡辺竜王は特に今年は絶好調で、おそらく今は誰も勢いを止められないのだろう。来年は誰が挑戦者になるか分からないが、どちらが勝つにしても、敗退する方も2勝くらいはする展開を期待したい。

正規直交基底

| コメント(0) | トラックバック(0)

朝から会議があったため、いつもより早めに家を出た。昨日までと比べると、ぐっと空気も冷たくなったようだ。もう師走である。会議の後は4年生の卒業研究の指導や、数学演習の質問に来た1年生の応対にかなり時間を費やした。その後はレポートの採点など。

学生のレポートを見ていると、漢字を書き間違えている人が結構いることに気づく。もちろんちゃんと書けている人もいるのだが、特定の語句については間違って書く人がかなり多いのである。数学的に正しいのならそれほど問題視しなくても、とも思うけれど、やはり誤りは気になる。今日のレポートで曲者だったのは「正規直交基底」という言葉だった。「これらのベクトルが正規直交基底をなすことを示せ」という問題の答案を見ていたら、
正規直行基底、正基直交基底、正規直交規底、正規直交基定......
と次から次へとヴァリエーションが出てくる。誤字の組み合わせパターンの総数を計算したくなったほどだ。提出する前に、もうちょっと見直ししてほしいものである。

2016年4月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

このアーカイブについて

このページには、2011年12月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2011年11月です。

次のアーカイブは2012年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.07