2012年3月アーカイブ

倉橋の海

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年度末最後の日は、温泉でゆっくりすることにした。3日前に東京から戻ったとき、荷物が重かったのか右腕が張って筋肉痛のような状態になってしまっていた。翌日にはもうほぼ治まってはいたものの、腕を特定の方向に上げるとやや違和感が残っている。肩も何だかこっている感じである。こういう疲れには、やはり温泉が一番だろうというわけだ。

Kurahashi2.jpgKurahashi1.jpg今回の目的地は倉橋島。実は3年前にも訪れたことがあり、久しぶりに足を伸ばしてみる気になった。家でぐずぐずしていたため、出発したのはもうお昼頃。呉から南下して音戸の瀬戸を渡り、そこからさらに南に下る。1時間と40分ほどのドライブで、桂浜(かつらがはま)温泉館というところに到着した。まず少し遅めのお昼をいただく。温泉に入る前に、腹ごなしに少し散歩しようということになった。幸い、昨夜から降っていた雨も朝までにはあがり、空は雲一つない快晴。ときどき強風が吹くことを除けば、なかなかの散歩日和である。桂浜は高知の桂浜(かつらはま)と紛らわしいが、知名度ではあちらに劣るものの、万葉集にも詠まれたりして歴史ある景勝地らしい。夏場は海水浴場として賑わうということだが、今日は網の整備をしている漁師らしき人と、遠くにいる釣り客数人しか人影はなかった。

辺り一帯を一通り歩いて回ってから温泉館に戻り、ゆっくり湯に浸かる。地元の人が多く来ていて、結構混雑していた。5時頃、現地を後にして帰路に就く。夕飯の買い物などをしてから、7時半近くに帰宅した。

今年度最後の出勤日だったが、それほど大事な仕事もなかったので、残っていた年休を使ってお休みにしてしまった。来週からは学生向けのガイダンスが一斉に始まり、その次の週からはもう講義が始まる。嵐の前の最後の静けさは家で享受したい。

ChickenCurry1.jpg先日インド料理の本を買ったので、今日は思い切って本格カレー作りに挑戦してみることにした。時間のあるときでなければ、こういうものを一からつくることはなかなかできない。今回は比較的オーソドックスと思われる、チキンとタマネギのカレーをやってみることにした。まずショウガとニンニクをすりおろしてからヨーグルトと混ぜ、これにガラムマサラ、コリアンダー、クミン、ターメリックとインドらしい各種スパイスを投入し、さらに鶏肉を一口大に切って漬けておく。次に細切りにしたタマネギをキツネ色になるまで炒める。そしてそれとは別の鍋でレッドペッパーと一緒に先ほどの鶏肉を炒め、それから水を加えてぐつぐつ煮込む。最後にヨーグルトと先ほどのタマネギを投入し、さらにしばらく煮込む。初めてで戸惑うこともあり、結局トータルで3時間くらいかかってしまった。

ChickenCurry3.jpgChickenCurry2.jpgさて、完成したカレーを早速いただいてみる。まともなものができるのかと始める前はちょっと不安もあったが、食べてみるとなかなかの味だ。ルウを使う普通のカレーももちろんおいしいが、こうやって一からつくるとやはりまるで違う。何より、数種類のスパイスが醸し出す香りが食欲をそそって何とも言えない。レシピに指示されている通りにしたのだが、やはり辛さはそれなりに強く、少し食べただけで汗が噴き出してくる。妻がつくったラッシーで喉を中和しながら、おいしく最後までいただいた。

まだ他のレシピもたくさん出ているので、時間のあるときにまたつくってみることにみよう。



変化がかなり分厚いうえに、Pが少なくて考えにくく、かなりの難問である。飛び道具中心の構成はダイナミックで緊張感にあふれており、3rd Prizeとなったのも納得だ。ただ個人的には、Pの成りがからんだ微妙なやりとりがある方が好みである。

帰宅

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今日も朝から飯田橋へ。午前中の一般講演のうち、前半の代数幾何学に近い発表を聴く。そこでいったん会場を離れ、I先生、K先生、H先生と4人で近くのカレー屋へ。K先生が会場に戻った後、残った3人で神楽坂上の喫茶店に移動してもう少し話した。2時頃に会場へ戻り、代数学賞の授賞式と、それに続くK先生の受賞講演を拝聴する。今は少なくなった黒板発表だったが、なかなか味があってよかった。

講演はその後も続きがあったが、そこで失礼させてもらい、広島への帰路に就く。11時頃、自宅に到着。昨日今日と重い荷物を肩にかけていたせいか、何だか肩がこって仕方がない。これで今年度の出張もすべて終わり。

日本数学会年会に参加するため、TR大へ。飯田橋駅で降りるのは久しぶりだ。東京もまだ暖かいとはいえないが、快晴なので気温ほどには寒さを感じない。時間調整とやらで少し電車が遅れたものの、10時頃には会場に到着した。

午前中の講演を聴いた後、I先生やK君らと5人で近くのそば屋に入ってお昼を食べる。午後はK大のAさんによる特別講演。今日はそこまで聴いたところで失礼することにした。本当ならこの後の春季賞授賞式と総合講演に行くところだが、今年の講演は自分とはやや分野違いだし、何しろ会場がかなり遠い。20分かけてそこまで歩くなら、反対方向に20分歩いて神保町の本屋街を見て回ろうという気になった。せっかくこんな近くにいるのだから、行かないともったいない。

九段下まで下ってから靖国通りを東に歩く。天気がよくて、歩いていても気分がいい。まずアカシヤ書店にぶらっと入った。平日の午後となるとあまり訪れる人もいないようで、店内は店主のほかには誰もいない。行ったことがある方はお分かりだろうが、あの店で詰将棋の作品集が並べられているのは、店主が座っているカウンターの真ん前なのである。右からの視線を感じつつ、まだ持っていない作品集を何冊か手にとってパラパラと眺めてみる。少し気になるものもあって、買おうかどうしようかずいぶん迷ったが、結局思いとどまった。

そこからは靖国通りの向こう側に渡ってあちこちをぶらぶらする。久しぶりに来たので、自分の記憶とは違ってしまっている場所もあったが、だいたいは前のままだった。興味深かったのは、狭い路地に入ると建物や道の写真を撮っている人が何人もいたことだ。今日だけで、3人か4人はいたと思う。あの界隈はまだ昔ながらの古い街並みがところどころに残っており、そのレトロな風情が人を惹きつけるのであろう。

結局、あれこれ物色はしたものの、買い物は書泉グランデで購入した数学書1冊のみ。しかしすでに学会会場でも本を何冊か買っており、かなり荷物は重くなっていた。肩が痛くなってきたので、喫茶店でカフェラテを飲んで一休みする。5時半頃、御茶ノ水駅から帰路に就いた。

東京に移動

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起きてみると、予報通り雪がちらついていた。道理で寒いわけだ。ただ、しばらくするとすぐに降り止んで青空が見えてきた。今度こそ、今シーズン最後の雪となるかどうか。

夕方に広島を発ち、東京に移動する。新幹線の混雑はさほどでもなく、隣の座席が最後まで空いていたのでゆったりと過ごすことができた。明日はTR大で行われている数学会に行く予定。

冬のコート

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全く、いつになったら本当に暖かくなるのだろう。もう冬のコートを着ることはないだろう、と3日前に書いたのに、今日の空気の冷たさにたまらずまたクローゼットから取り出してしまった。予報によれば、今夜から少し雪も降るらしい。3月もあと1週間で終わりという時期に雪とは、やはり今年の冬は手強い。

今日は夕方から街中へ出かけた。まず訪れたのは広島将棋センター。2週間後に迫った詰将棋解答選手権の打ち合わせをする。いつも四国から手伝いに来てもらっているSさんが今年は来られなくなったが、将棋センターの方は、いつも来てもらっているTさんの代わりにKさんが会場に来てくれるとのこと。Kさんとの二人態勢ということになるが、まあ何とかなるだろう。

本屋で本を少し買った後、久しぶりにピアノスタジオで少しピアノの練習。6月の演奏会に間に合わせるために、やはり今の時期から少しずつアコースティックピアノにも指を慣らしておいた方がいい。来月もちょくちょく来て練習しよう。

夕飯は「デリーズ・キッチン」というインド料理の店と決めていたのだが、行ってみたら何と「3月11日をもって閉店いたしました」とのこと。結構おいしいところだったので残念。やむなくすぐそばのとんかつ屋で食べた。ちょうど本屋でインド料理の本を買ったところだし、これを機に自宅で本格カレー作りでも始めてみようか。

学生の卒業

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昨日、寒さが緩んできたと書いたばかりだが、今日は朝から本降りの雨が降っていて空気が冷たかった。やはり日射しがないとまだ肌寒い。

今日はTR大からI先生が来たので、ずっと研究のセミナーをしていた。お昼を食べて戻るときに学生部屋に立ち寄ると、修士課程を今日で修了したN君が、机の上を片づけているところだった。彼が4年生のときから担当していたので、3年間面倒を見ていたことになる。「3年間、どうもお世話になりました」と用意していた記念品をくれた。4月からは広島を離れて別の場所で仕事に就くことになるが、真面目だし人当たりもよいので、きっとうまくやっていってくれるだろう。これからも頑張ってくださいと激励してお別れした。

セミナーは6時半頃に終了。帰宅は7時過ぎ。

春の空気

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春分の日も過ぎて、ようやく寒さが緩んできた。朝方はまだ足下が冷たいものの、お昼過ぎになるともうすっかり春の空気である。昨日など、日なたに置いておいた車に乗り込んだら、ムワッとした熱気を感じたほどだ。この調子なら、もう今シーズンは冬のコートを着ることはないだろう。

午前中は所属する研究室の教員で打ち合わせ。来月4年生を迎えるにあたり、それぞれの担当教員をどういう段取りで決めるかについて相談する。お昼を挟み、午後はまた部屋の片付けと掃除の作業。来年度はいろいろな事情で他の研究室に部屋を貸し出すことになったので、今月中にまっさらな状態にしておく必要があったのである。また、4年生が使用する端末も、この機会に環境を整備する。来週はまた出張があるから、準備作業は今のうちになるべくやっておかないといけない。

7時過ぎに帰宅。今日も生ゴミ処理機が稼働しているが、至って静かな夜である。

昨夜はちょっと思わぬようなことが起きた。いつものように風呂に入り、入浴剤で泡立つ湯船に浸かって一息ついていたときだった。妻が駆けつけてきて言うには、ガス警報器が突如鳴り始めたというのである。あわてて服を着て行ってみると、台所の天井に設置されている警報器が
「空気が汚れて危険です。窓を開けて換気してください」
と叫び続けている。警告メッセージの合間にサイレンが鳴るのだが、これが凄まじい音量で耳が痛くなりそうだった。すぐに窓は開けたものの、警報が鳴り止む気配はない。料理も暖房も全くしておらず、ガスや煙が出るような原因の心当たりがなかったので、なぜ急に鳴り出したのか謎だった。

管理人と連絡を取り、警報器をひねると音が止まることを教えてもらって、ようやく静かになった。ガス会社に電話すると、20分ほどで社員が2人来てあちこちを検査する。どこにも異常はなく、ガスも検知されないということで帰っていった。

結局、なぜ作動したのか。鳴り始める直前にやっていたことで思いつくのは、
○生ゴミ処理機を稼働させていた
○発泡性の入浴剤をお湯に投入した
というくらい。どちらも週に1,2回は行っていることで、これでサイレンが鳴るというのもおかしな話だ。ただ生ゴミの中に、お酒に浸した果物の切れ端が含まれていた可能性があり、もしかしたらアルコールに警報器が反応したのかもしれない。ガス会社の人の話では、お酒やみりんに警報器が反応してしまうこともたまにあるそうだ。ともあれ、何事もなくてよかった。

悩ましい選曲

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お休みだったので遠出することも考えていたが、起きてみたらすっかり日が高くなってしまっている。今から身支度して出かけても中途半端になるように思われたので、家でのんびり過ごすことにした。

まとまった時間がとれることは珍しいので、午後は久しぶりにピアノをじっくり練習しようと思い立つ。次の演奏会までもう3ヶ月足らず、出演するのであればそろそろ曲のめどをつけなければならない。当初の予定ではスクリャービンのつもりでいた。人前で最後に弾いたのは3年前になるから、スクリャービン好きとしてはそろそろ戻ってもよいころだろう。

ところが、しばらく弾きこんでみて、短期間でこれを仕上げるのは容易でないことが分かってきた。自分一人で楽しむ分には何とかなるかもしれないが、2ヶ月半で人に聴かせることができるレベルになるとは到底思えない。それに新年度が始まれば、忙しくて練習の時間などほとんど確保できないだろう。やはり学生のころに一度弾いたものでないと、あまり長くて複雑な曲を選択するのは躊躇してしまう。このまま練習を続けてよいものか、そもそも演奏会に出演すべきかどうか、しばし考え込んでしまった。

結局、現時点での結論としては、スクリャービンは折にふれて練習は続けるものの一時的に後回しにし、今は過去に弾いたもう少し短めの曲を代わりに練習することにした。残された時間を考えれば、こうするのが一番現実的だろう。本格的に忙しくなる前に、少しでも譜読みを進めておきたい。



本作のアイデアをさらに発展させて手の込んだ作品にしたのが次の170番である。

OrigamiChessBoard2.jpgOrigamiChessBoard1.jpg先月末から折り続けていた作品がようやく完成した。チェスボードである。モデルの作者はMarc Kirschenbaum。紙は40cm×40cmで、アルミホイルの両面にカラペを裏打ちしたものである。

平らなものから平らなものを作るのだから簡単そうにも思えるが、実際はその反対である。何しろ、紙の表と裏が8×8の市松模様に並ぶように折らなければいけないのだ。実際この形を実現するためにかなり手の込んだことをしており、できあがりは最初の紙の大きさと比べて面積比1/25の8cm×8cmになってしまった。4×4のパーツを紙の四隅のそれぞれで作って中央に寄せ集めているのだが、パーツを一つこしらえるのもかなりの時間と労力を要する。思っていた以上に折るのが難しく、形がだいぶ歪んでしまったので、お蔵入りにした方がよかったかもしれない。まあ今回は、何とかそれらしく見えればよしとすることにしよう。

OrigamiChessBoard3.jpgKirschenbaum氏は普通の折紙作家があまりとりあげないような対象を作品にすることがあり、こんなものまで折紙にしてしまったのかとびっくりするようなものも多い。チェス関係でも、ボードだけでなく、駒もすべて折紙にしている。全部折って折紙チェスセットで対局するというのも面白いだろうが、そのためにはボードをもっと大きな紙で折り直さなければいけないだろう。とはいえ、一マスの大きさを2cm四方にするには80cm×80cmの紙で折ることになり、これはこれで大変だ。別の折紙作家による作品には4×4や5×5のボードもあるので、本当にやるならそういうものをいくつか折って組み合わせるのが一番現実的かもしれない。

(折紙モデル:"Chess Board", Marc Kirschenbaum, http://www.origami.com/ で折図入手可能)

帰宅

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研究集会2日目。今日は風も暖かく、すっかり春らしい気候になった。9時頃のバスに乗ってQ大へ向かう。土曜日なので天神周辺もそれほどは混雑していなかった。10時から始まった講演は午前が2つ、午後が2つで、K大数理研のM先生、K先生、K大のF先生、O先生のU先生と大物揃いだった。黒板発表はM先生だけだったが、板書のペースが相当速く、置いて行かれないよう書き写すのが精一杯。ノートをとらずに聴くことに集中した方がその場では頭に入りやすいのだろうが、時間が経つとおそらくほとんど忘れてしまうだろう。写真を撮っている人もいたが、これからはそういう記録の取り方でもいいのかもしれない。

4時頃、S先生の挨拶ですべての無事日程が終了した。すぐにバスに乗り込んでQ大を後にする。次に来るのは、秋の学会のときだろうか。博多駅でお土産を買い、ホームでたまたま一緒になったK大のFさんと二人で5時半発の新幹線に乗る。帰宅は7時半頃。明日はゆっくり休もう。


研究集会初日

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今日と明日は研究集会。9時少し前のバスで天神からQ大に向かった。今日はどんよりとした曇り空で、やがてポツポツと降り始めた。もうすっかり春の天気だ。

講演は午前が2つで午後が3つ。うち2つはプロジェクタ講演だった。今回は今月でQ大を退職されるS先生のための研究集会なので、どの方も講演の冒頭にS先生との思い出を語っていたが、講演内容とは別にこちらも興味深かった。明日もいろいろ面白い話が聴けるだろう。

夕方にバスで海のそばにある店に移動して懇親会。博多湾の美しい景色を眺めながら海の幸をいただく。牡蠣も出てきたが、これが今シーズンの食い納めになるかもしれない。8時半頃に店を出た後、バスと電車で天神まで戻る。まだ少し時間があるからということで、M先生、T君、N君、G君と5人でスタバに入り、1時間ほどあれこれ雑談。10時半過ぎに散会してホテルに戻った。

最終講義

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昨日から自宅サーバのIPアドレスが変わっていたらしく、このページが見られなくなっていたようだ。ネットワーク自体はつながっているので、自宅にいる間は丸一日以上も全く気づかなかった。ときどき、前触れもなく変わってしまうから始末に悪い。

Q大のS先生の最終講義に出席するため、お昼過ぎの新幹線で広島を発つ。博多駅からバスで約1時間、Q大に到着。家からだと正味3時間くらいの旅だ。講義の始まる直前に会場の部屋に入ると、すでに並べられた座席はびっしりと埋まっていた。どうにか隅の座席を見つけて潜り込む。S先生は相変わらずの口調で楽しそうに講演されていた。業績ももちろんだが、この愛されるキャラクタがあるからこそ、最終講義にこれだけの人が集まったのだろう。

いったんホテルにチェックインして荷物を置いた後、6時半から街中のホテルで記念パーティーに出る。100人くらいは参加していただろうか。久しぶりにお会いする方も何人かいらして、楽しくお話しすることができた。9時過ぎに散会した後、T君、G君、O君と4人で4年半くらい前に行ったabsintheの店へ。そこでもう少し飲んだ後、11時頃にホテルへ戻った。

Master Yoshizawa

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先月から少しずつ折り進めていた折紙作品、悪戦苦闘しながらも何とか完成間近まで持ってきたのだが、最後のステップでうまくまとめきれず、ここ数日は暗礁に乗り上げてしまっている。紙が分厚くて望むような形になってくれないのである。何とかしようとあれこれいじくり回していたら、だんだん紙が傷んでよれよれになってきてしまった。このままではこれまで積み重ねてきたものが無駄になってしまう。

今朝も朝食の後に少しさわっていたがあまり進展せず、中断して出勤。勤務先について何気なくGoogleを訪れたら、トップのロゴのデザインが折紙仕様になっている。何だろうと思ったら、吉澤章氏の生誕101周年記念とのこと。創作折紙の世界における第一人者だっただけでなく、日本の一文化だった折紙を海外に広め、"origami" を世界で通じる言葉にした立役者であり、いわば折紙の中興の祖とも言える方である。海外の折紙界では "Master Yoshizawa" として通っている。Googleに導かれて経歴などを調べたが、生まれたのも亡くなられたのも3月14日だったとは知らなかった。

吉澤先生にあやかって、難航している折紙もどうにか完成させたいものだ。

片づけの毎日

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このところ勤務先では、会議などの予定がないときは部屋の片づけをする毎日だ。机の上にたまりにたまった紙の束を、少しずつ取り除いている。先月から少しずつやっているのだが、なかなかすっかりきれいにならない。明らかに捨ててよいもの、明らかにまとめてとっておいた方がよいものの処置は簡単だが、どうすべきか迷うものがときどき出てくる。それらは後回しにしようと別の場所に置いておくと、気がつけばそこにまた一つの山ができている。一段落したところでその山を崩しにかかるが、それもまた分別していくうちに「分類の難しいグループ」の山ができていくのである。濃縮果汁を生成しているような気分になる。

明後日から出張なので、明日中になるべくきりのいいところまで持っていきたい。

学生は見た

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昨日は夜半からまた雪が降り出し、今朝起きてみると外は一面の銀世界。幸い、出勤するのと同時にやんでしまい、やがて日が高くなると路面に残っていた雪もほとんど消えてしまった。

他の研究室に属する先生と所用で会ったときのこと。廊下を歩いているとき、その先生から思わぬことを言われた。
「先生は駅前のカレー屋によく行かれるんですか」
思わず「えっ!?」と言って立ち止まった。何しろ昨日、広島に帰ってきたときに夕飯をカレーですませてきたのである。帰宅してから夕飯をつくるのが面倒なときは、駅前にあるそのカレー屋で食べて帰るというのがうちの定番コースだった。なぜそれが知られているのか。答えを聞く前から、察しはついていた。
「いやあ、うちの研究室の学生が、『昨日また齋藤先生が食べに来てましたよ』って報告してくれたんですよ」
やはり......。誰かに見られているとは想像もしていなかった。どこに誰がいるか分かったものではない。そういえば、ときどき出かける近所のラーメン屋にも、うちの学生らしき人が店員として働いていたのだった。網の目のように張り巡らされた学生たちのバイトネットワークをかいくぐるのは容易ではなさそうだ。次に駅周辺で夕飯をすませるときには、どこか新しい店を開拓した方がいいかもしれない。

あれから1年

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1泊させてもらった妻の実家から帰宅。真冬に戻ったかと思うような寒い一日だった。自宅の周辺では、ほんの少しだが雪がちらついていた時間もあったらしい。これが今シーズン最後の雪となるかどうか。

あの大地震が起きてから、早いものでもう1年が経ってしまった。去年のあのとき、私は勤務先の自室にいた。揺れは全く感じなかったが、ネットを見ているうちに大変な状況になっていることを知った。それから数日間は、テレビやネットで流れるニュース映像の悲惨さ、深刻さにすっかり打ちのめされてしまった。この先どうなるか分からないというあの強烈な不安感は、今思い返すだけでもぞっとしてしまう。どんなに起こりそうにないことでも決して起こらないというわけではないということを、あの震災であらためて強く認識させられたのだった。これからも地震は、おそらく想像もしていないような時間と場所でしばしば起きるだろうが、今回のような恐ろしい事態にはもうならないでほしいと願わずにはいられない。

会議と説明会

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今日は会議が2つに説明会出席が1つ。しかもそれが間を置かず連続したので少々疲れた。会議の方はどちらも来年度からの講義と演習の段取りを決める打ち合わせ。来年度から大きくカリキュラムが変わり、講義や演習の進め方も一から構築し直さないといけなくなった。毎回の時間の使い方、演習問題の量、成績のつけ方など、決めるべきことがたくさんある。今日の打ち合わせでだいたいのことは決まったが、実際に始まってみないとうまく回るかどうかは分からない。しばらくは試行錯誤することになるだろう。その後の説明会は、新年度から変わる出張手続きや物品購入手続きの方法や、これからの大学運営の方針などについて。1時間半ほどで終わった。

妻の兄夫婦のところで子供が生まれたということで、明日はあちらの実家に行って甥と対面する予定。



底本では2手目の黒の応手が3つのラインに分かれていたが、棋譜再生の都合上、ここではそのうちの一つをメインラインとして扱っている。実際にはどれも同じような変化になるので、初手に比重がかかった作品といえるだろう。

片づけ作業

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勤務先には、数学教員が共同で使っている部屋がいくつかある。多くは会議やセミナーのために使われるが、ある部屋はずいぶん前の会議の資料やら大昔に買ったソフトウェアやらがまとめて置かれており、半ば倉庫のようになっていた。大部分は、時間の経過とともに用なしになってしまったものばかりである。今日は数学教員が集まり、その部屋の片づけを一気にやってしまう予定になっていた。一つ一つあるものをチェックして、いらないものは解体して分別し、処分をしてしまうのである。学生の面倒を見る必要がない今の時期でないと、なかなかこういうことはできない。

2時半過ぎから始めたのだが、これが思っていた以上に大変だった。とにかくソフトウェアの類が多く、一つ一つをゴミとして分別するのに骨が折れるのである。十数年前は、インストールディスクがCD-ROMやフロッピーで10枚とか20枚になっていることも珍しくなかったし、辞書のような厚さのマニュアルが何冊も同梱されていることもしばしばだった。合計したら千ページになろうかというようなマニュアルを、当時ちゃんと読んだ人が世の中にいったいどれだけいたのだろうか。数冊ごとに結わえていくと、重い束が7つも8つもできる。ディスクも、1枚ずつケースから取り出しては段ボール箱に放り込んでいたら、たちまち箱が一杯になってしまった。結局、作業が8割方終わったところで時間切れになり、残りはまた後日ということになった。やれやれ。

今朝は50メートル先もかすむような濃霧が垂れ込めていた。日が高くなるにつれてその霧が晴れていくと、気温がだいぶ高くなった。着実に春が近づいてきている。

かつてカスパロフに挑戦したこともあるイギリスの超強豪チェスプレーヤー、Nigel Shortが来月に来日するらしい。このクラスのGMが日本に来るというだけでもニュースだが、そのショートと全日本チャンピオンの小島慎也氏、そして羽生善治二冠が対戦するイベントが4月21日に東京で行われるとのこと。これは文句なしに面白そうだ。しかし気になるのは日程である。何しろ、わずか3日後の4月24・25日には名人戦の第2局が予定されているのだ。こんな大事なときに羽生さんは大丈夫なのかと心配になってしまうが、大丈夫だからこそこういう予定を組んだのだろう。この人でなかったら到底こなせそうにないスケジュールである。

もっとも、1年を通して重要な対局が続く羽生二冠の場合は、こういうイベントがどこに入っても同じなのかもしれない。ただ、名人戦の時期でなかったら対戦相手の森内名人も参加したかもしれないという気はする。ともあれ、今から楽しみだ。

雨続きの毎日

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今日も朝から雨。明日もお昼頃まではぐずついた天気になるようで、傘の手放せない日が続いている。もう一度くらい雪の日があるだろうと思ったが、この分だとそのまま春がやってくるかもしれない。雪の心配がなくなれば、また山陰の方に出かけたいものだ。まだまだ行っていないところがたくさんある。

週明けの今日は雨だけでなく、あれこれ仕事も降ってきた。新年度を迎える準備作業が少しずつ始まっている。今はまだ比較的楽だが、来月からはいよいよ忙しくなりそうだ。毎日がうまく回るのか、少々心配ではある。

昨日から一転、今日はずっと冷たい雨の降る一日だった。こんな日は家でのんびりしているに限る。午前中はテレビで渡辺竜王と久保二冠の対局を観戦。お昼はプッタネスカをつくった。あいにくアンチョビを切らしていて、入れたのはオリーブ、ケイパー、ニンニク、そして鷹の爪だけ。しかし、これでも結構おいしくできるものだ。

午後はコーヒーで一服した後、昨日買ってきたCDとDVDの木製ラックを組み立てる。すでに居間に置いてあるラックがいっぱいになってきたため、全く同じものをもう一つ買ってきたのである。とんかちやネジ回しでダボやネジをはめ込み、小一時間で完成。ラックが2つになって、収納スペースにもずいぶん余裕ができた。ラックの上にはこれまで折った折紙作品を並べているのだが、これも今回の増設でかなりゆったり置けるようになった。

このラック、この大きさのものとしてはかなり安い方だと思うのだが、組み立ててみると見た目はそれなりにしっかりした造りに見える。ただ、ラックの裏側に張る背板だけは、ベニヤ板のようなちょっと貧弱なものが使われている。まあ見えないところだしこれでもいいかと思っていたのだが、去年亡くなったスティーブ・ジョブズは、物作りにおいて細部にこだわる理由として「優れた家具職人は、誰も見ないからとキャビネットの背板を粗悪な板で作ったりしない」と語ったのだそうだ。彼の追悼記事でそのコメントを読んで以来、我が家ではこのラックは「ジョブズに怒られるラック」ということになっている。

再び蒲刈へ

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起きてみると天気がよかったので、少し遠出をしてみようという気になる。とはいえ、ぐうたらしていて日が高くなってしまっていたので、2ヶ月前にも訪れた蒲刈にまた行ってみることにした。うちからは1時間半ほどの道のりである。こちらに来るのは3度目で、さすがに道にも迷うことはない。安芸灘大橋を渡り始めると、また両側に美しい瀬戸の海が広がった。やはりここの景色は落ち着く。2時頃に上蒲刈島の県民の浜に到着した。

KamagariLunch2.jpgKamagariLunch1.jpgここまでは順調だったのだが、前にも来たことのあるレストランで遅い昼食をすませようとしたところ、何と先月から改修工事中でお休みとのこと。刺身を食べるつもりで腹を空かせてきたというのに、想定外の事態である。幸い、島の北側にもう一軒、海の幸専門の食事処があることが分かり、そちらに移動する。急に決めた店だったが、ここがなかなかよかった。刺身も新鮮でおいしいのだが、一緒についてくる汁物に鯛のあらが入っており、このだしが利いていてうまいのである。さらにこれに加えて鯛釜飯もいただいたので、かなり満足度の高い昼食になった。次にこのへんを訪れたときは、またここに食べに来てもいいかもしれない。

蒲刈は、7つの島をつなぐ「安芸灘とびしま海道」の出だし部分に位置する。本州から下蒲刈島、上蒲刈島、豊島、大崎下島、平羅島、中ノ島、岡村島と島から島へ渡っていけるのである。これまで上蒲刈島までしか行ったことがなかったので、今回はドライブがてら行けるところまで行ってみようということになった。面白いことに、一番先の岡村島だけは愛媛県に属しているので、車で走っているだけで四国の島に足を踏み入れることができる。岡村島を一周してまた蒲刈まで戻ってきたが、暖かい日射しの下で海を見ながら快走するのはなかなか気持ちがよかった。最後に上蒲刈島の県民の浜にある温泉施設で湯に浸かり、疲れを取ってから帰路に就いた。

夕飯後、ずっと「サウンド・オブ・ミュージック」を見ていた。"My Favorite Things" に "Do-Re-Mi"、"Edelweiss" に "Climb Ev'ry Mountain" など、この映画から始まった超有名曲が次々登場する。通して見ると3時間もかかるが、あまり長さを感じさせない。あらためてしっかり見ると、ミュージカルというのもいいものだ。

"My Favorite Things" は、ピアニストのスティーヴン・ハフによるピアノ曲への編曲がある。学生時代に所属していたピアノサークルでは、華麗な彼の演奏が収録されたピアノアルバムは人気があった。私自身、学生のときにちょっと弾いてみたい衝動に駆られて楽譜を手に入れたことがあるが、難し過ぎてあきらめた。それ以来ずっと楽譜棚にしまいっぱなしだったが、ちょっとまた出してみる気になった。最初のページだけでもちょっと譜読みしてみようか。

帰ると詰パラの3月号が届いていた。2012年ももう6分の1は過ぎてしまったわけだ。月日の経つのが年とともに早くなってゆく。

思い出せば、詰パラを定期的に買い始めたのが、確か2001年の3月号からだった。詰将棋というのは長く続けられる趣味で、創ったり解いたりを何十年も楽しんでいる人たちが世の中にはたくさんいる。詰パラ購読期間がたった11年というのは、まだまだ青二才と呼ばれても仕方のないキャリアだろう。パズルの類全般に言えることだが、お金もかからなければ体力もいらず、ただこうしたものを面白いと思える感受性さえあればいくつになっても楽しめるというのは、やはり大きな魅力だと思う。欠点があるとすれば、やっている人間でないと何が面白いのか理解してもらえないということだろうか。「趣味は詰将棋です」とこの世界を知らない誰かに話したとき、後日その人から「将棋がご趣味なんでしたよね」と言われることはあっても、「詰将棋がご趣味なんでしたよね」と言われることはまずないと言っていいだろう。

最近はどうにも忙しくて創作活動からすっかり遠ざかってしまっているが、先月の詰四会の席上、次回の会合までに何かこしらえますと言ってしまったので、ここしばらく考えていた。やはりブランクがあると、ただでさえ錆びつきがちな脳がさらになまってしまって、ちっともまともな形になってくれない。あれこれいじってどうにか一つ試作品らしきものをひねり出したが、さてこんなものを人前に出してよいものかどうか。素材の域を出ていないような気もする。まだ時間はあるので、これを「保険」としたうえで、もう少し考えてみよう。

2014年7月

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