アメ横の地下

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雨はもうあがると思っていたのに、昼を過ぎてもまだザーザーと降り続いている。あいにくの天気だったが、一家で上野に出かけた。このところ本格的なカレーをつくることに凝っているのだが、広島ではいくつか手に入りにくいスパイスがあり、東京に出てきているこの機会に見つけられないかと思っていた。アメ横に品揃えが豊富な食材店があるということが分かり、一度行ってみようということになったのである。

アメ横は通勤電車の混雑を思わせるような大変な人出だった。それぞれが思い思いの方向に歩き回るうえに、誰もが傘を差しているからなおさらぶつかりやすくなる。きっと上から見たら、通り全体が開いた傘でびっしり埋め尽くされていたことだろう。どうにか目指すビルを見つけて地下の食料品街に行くと、そこはまた濃密な空間だった。中国、韓国、インドなど、アジア各地の食材がこれでもかとばかりに積まれた店が両側に立ち並び、その合間を人々が押し合いへし合いしながら行き交う。あちこちから聞こえてくる声の半分くらいは、日本語以外の言語だ。いろいろなものが秩序なくごった煮のように同居しているこの空間は映画「ブレードランナー」に出てくる街の描写そっくりで、今にも「二つで十分ですよ!」というあの有名な台詞が聞こえてくるようだった。探していたスパイスはすぐに見つかったので、買ってまた地上に戻った。

当初の予定ではそこからずっと歩くつもりだったが、傘を差してこの雑踏の中を歩くのは骨が折れそうだったので、電車に乗って秋葉原まで移動。少し電気店を見て回ってから、神保町の方へ歩き出す。このころにはようやく雨がやんで歩きやすくなった。ニコライ堂に寄り道したりしながら夕方に書店街にたどり着く。三省堂の地下にあるドイツ料理屋で夕飯。9時頃帰宅した。

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コメント(2)

私も帰省中です。「通り全体が開いた傘でびっしり」ってのはヒッチコック的でもありますね。(二宮町の例のプール跡はセブンイレブンに化しておりました)
ps.こないだ、「角島ってきれいだね」と言ったら、嫁に怒られました「行きたいって、前から言ってるぢゃん!!」

二宮もどんどん変わっていきますね。
私が子供のころに見ていた光景はだいぶ失われてしまいました。

角島は天気のいいときに是非。

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このページは、natsuoが2012年5月 4日 23:28に書いたブログ記事です。

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