看寿賞の発表

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数日前だが、今年の看寿賞が発表された。短編賞が谷口源一氏、中編賞が該当なしで、長編賞は若島正氏、真島隆志氏、井上徹也氏の3人が受賞することになったようだ。中編賞の受賞者がいないのに長編賞が3人というのはずいぶん偏った印象を受けるが、手数を見ると若島氏作が63手、真島氏作が59手ということなので、この2人の分は少し中編賞の意味合いがあるのかもしれない。

若島さんの看寿賞受賞はもう9回目くらいになるはずで、さすがというしかない。長編賞を受賞するのは、初めての受賞となった「地獄変」以来なのではないかと思う。また長編賞の残りの二人も、詰将棋界ではもう有名人だ。真島さんはいつ受賞してもおかしくなかったし、井上さんは何と昨年に続く連続受賞。お二人とも今は長野にお住まいだから、松本で行われる今年の全国大会は大いに盛り上がりそうである。

それから、今年の看寿賞で個人的にちょっと感慨深かったのは、短編賞の谷口氏作が「将棋世界」誌に掲載された作品だったことだ。というのも、これまでの長い看寿賞の歴史の中で、将棋世界から看寿賞が出たのは私の作品だけだったからである。賞をいただいてからずいぶん経ってしまい、私の作品を覚えている人もほとんどいなくなった。「将棋世界から出た唯一の看寿賞」という特徴もこれで失われ、名実ともに色褪せてゆくことになりそうである。

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コメント(2)

> 私の作品を覚えている人もほとんどいなくなった。

そんなことはあり得ません。

ありがとうございます。そうですかねえ。
まあ「言われれば思い出す」くらいの存在であり続けてくれればありがたいと思っています。

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このページは、natsuoが2012年6月28日 21:51に書いたブログ記事です。

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