「信濃路」を読む

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詰将棋全国大会で手に入れた赤羽守氏の作品集「信濃路」を、空いた時間を見つけては手にとってパラパラと眺めている。詰将棋の作品集はこれまでもだいぶ買ってきたが、「信濃路」はその中でも相当な上位に来る素晴らしい1冊だと思う。看寿賞受賞作を始め有名な作品はもちろんなじみがあったが、初めて目にする作品もかなり含まれており、それがまた一つ一つ実によいのである。短編から中編が全体のほとんどを占めるが、手数の短いものでも必ずアイデアや構想があり、ハッとさせるような手がしっかり表現されている。しかも収束がぴたっと決まってきれいに詰め上がるから、解けたときの爽快感がまた格別だ。特に十数手くらいまでの手数の詰将棋の場合、狙いの表現だけでなく着地がきれいに決まっていることは、作品の質を高める大事な要素の一つなのではないかと思う。また赤羽作品は中段玉の作品が多いことが特徴で、これも私好みだ。攻方と玉方、どちらの駒もすぐ金に化けずに本来の駒の動きをしてくれるというのは、うまく利用すればまだまだ面白いことが実現できる余地を残しているように思う。

さて、アイスコーヒーでも飲みながらもう1作鑑賞してみよう。

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このページは、natsuoが2012年7月18日 22:47に書いたブログ記事です。

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