ゾウを折る

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OrigamiElephant2.jpgOrigamiElephant1.jpg先月から折り進めていた折紙がやっと完成した。今回折ってみたのはゾウである。モデルの作者は南アフリカ出身でカナダ在住の折紙作家、Quentin Trollip。紙は例によってアルミホイルの両面にカラペを裏打ちしたものを用いている。今回はカラペ裏打ちのアルミ紙としては今までで最も大きい50cm×50cmというサイズに紙を裁断した。もう少し小さくても折ることはできただろうが、何しろゾウを折ろうというのだから、あまりこぢんまりできてしまっても面白くない。今回やってみてだいたいの手順も分かったので、次回以降も折紙モデルによってはまたこのサイズで折ってみてもいいかもしれない。

Trollip氏の作品は今回初めて折ったが、簡単そうでいて意外と骨があり、特に工程の終盤で苦労させられた。何とかそれらしく見えるところまで持ってきたものの、反省すべき箇所もいくつかある。一番まずかったのは、頭の部分に裏地の白がのぞいてしまっていることだ。本作はいわゆるイン・サイド・アウトの造りになっていて、牙の部分だけ白くなるように設計されている。だから他の部分で白が見えているのは正しい姿ではないのだ。ここはもっと気をつけて折るべきだった。また、これは構造上仕方がないことなのかもしれないが、鼻が重すぎて重心が前に偏ってしまい、そのまま立たせようとするとどうしても前につんのめってしまう。試しにお尻の内側の部分に10円玉を挟んでみたところ、うまく4本足で直立してくれるようになった。四本足なのにそのままでは立ってくれなかった作品は初めてだが、それは頭部が重くなるパーツをぶら下げているゾウという生き物の特殊性によるところが大きいだろう。

ゾウは折紙のモデルとしてはかなり人気がある方で、Langの "Origami Design Secrets" の2ページを見ると、21人の作家による32種類もの折紙のゾウが紹介されている。ただ南アフリカ出身のTrollip氏によれば、今まで作られた折紙のゾウは実物より耳が小さいものがほとんどだったらしい。また、鼻を折り曲げたゾウらしいスタイルもこれまでほとんど作例はなかったという。本作はその意味で、数あるゾウ折紙の中でも重要な位置を占める作品といえるかもしれない。

(折紙モデル:"African Elephant/Eléphant d'Afrique", Quentin Trollip "ORIGAMI SEQUENCE" (Passion Origami Collection) 所収)

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このページは、natsuoが2012年8月19日 23:17に書いたブログ記事です。

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