2013年1月アーカイブ



底本では黒の3手目からの2本のラインが並置されていたが、棋譜再生の都合上、ここでは片方をメインラインとして扱っている。それぞれのラインでステイルメイトになる筋があり、ともに黒のPがピンされているが、比べると縦に一マスずれた形になっている。いわゆるカメレオン・エコーである。

この競作展は、1924年にソ連でAll-Union Chess Sectionがつくられてから10年になるのを記念して行われた。Kubbelは本作を含め2作入選している。もう1作は266番に登場する。

スパムメール

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今日もいろいろあって忙しい一日だった。

帰宅してから携帯電話を何気なくいじっていたところ、うっかり操作を誤ってしまった。際限なく届くスパムメールをさっと削除しようとして、消すつもりのないメールを消してしまったのだ。あっと気づいたときにはもう遅かった。元に戻そうとしたが、少し調べてみてあまり簡単でないことが分かる。仕方がないのでバックアップから復元したら、どうも最後にバックアップをとってからだいぶ時間が経っていたらしく、今度は最近のデータが少し消失してしまった。なくなって本当に困るようなものではないのだが、連続的に積み重なっていたデータが一部途切れてしまうというのは、どうも気分がよくない。全く、スパムメールのおかげで痛い目に遭った。

遅い帰宅

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今朝もいい天気になった。昨日の雪はほとんど消え、畑や灌木の上にポツポツと残るのみになっている。明日にはそれもすっかり消えてしまいそうだ。

今日も帰宅がすっかり遅くなってしまった。4年生は卒業研究論文の提出と発表が間近に迫っており、その最後の追い込みにかかっている。その面倒を見るために、この時期はどうしても居残りせざるを得ない。そしてまたこういうときに限って、コンピュータやプリンタが急に動かなくなったり、不可解なエラーを発したりする。きっとそうなるようにプログラムされているに違いない、と思いたくなるほどだ。これからいよいよ期末試験の期間に入るし、来月中旬までは忙しい毎日が続きそうだ。

雪の朝

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SnowRoad.jpg起きて外を見ると、一面の銀世界が広がっていた。夜のうちにずいぶん降ったようだ。家の前の通りを走る車も、みんなそろりそろりと用心深くゆっくりと、白くなった道を踏みしめていた。幸い、すでに雪はやんで日が差してきていたので、ベランダの欄干に積もった雪が見ているそばからバラバラと落ちていく。もう数時間待てば路面の雪もかなりとけてしまいそうではあったが、このところ運動不足なのを自覚しているので、今日は徒歩通勤で行ってみることにした。ときどき電線や木の枝から落ちてくる雪の小片を頭に受けながら、30分ほどで勤務先に到着。何しろ坂道が多く、暖かい時季なら汗をかいて大変だが、こういう寒い朝にはむしろ身体が温まって心地よい。たまには歩くのもいいものだ。

4年生の面倒を見ていたので、帰りはまた遅くなってしまう。雪はすでに日当たりの悪いところに残るばかりで、道路はすっかり乾いてしまっていた。

詰四会に行く

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今日は半年に一度の詰四会の日。これまでの会合はほとんど松山で行われていたが、今回は初めて香川県の宇多津で行われるということで、10時に家を出て現地に向かった。岡山で特急に乗り換え、瀬戸大橋を渡ってお昼過ぎに宇多津に到着。駅でお昼を食べようと思っていたが、うどん屋が一軒あるのを除いては、店らしい店が駅周辺にあまり見当たらない。必然的にそこで昼食をすませることになったが、さすがにうどんの本場讃岐だけあって、なかなかおいしかった。

1時少し前に会場に行ってみると、もう見知った顔が何人か到着して将棋盤を囲んでいた。今日の参加者は自分を含めて全部で7人。いつものように、各自が持ち寄った作品を並べて批評していたが、どうも「四国名物にちなんだ作品を」というお題が難しかったようで、詰四会作品展に出品できると判定された作品は2作ほど。これでは作品展が成り立たないので、それぞれが何かできないか考えてくるということになった。四国名物という課題は前にも募集したことがあり、猛者がそろう詰将棋作家といえどもさすがにそろそろネタ切れなのかもしれない。

5時に会合は終了。どこかで打ち上げようということになったが、近くにあるのは先ほどのうどん屋しかなく、結局お昼と同じ店に入ることになった。今日は四国も冷え込みが厳しかったが、ビールを飲みながら鍋をつつき、最後にうどんでしめてすっかり身体も温まる。やはり寒い時期の鍋は格別だ。

7時頃に散会した。あとは帰るだけだったが、特急に乗り込んだら「あれっ、こんにちは」と挨拶される。何とH大のK先生が乗っていらしたのだ。聞けば高知出張の帰りだという。まさかこんなところでお会いするとは思いもよらなかった。岡山までの間、あれこれ楽しくお話しさせていただく。新幹線は別だったので、岡山駅でお別れした。

9時過ぎに帰宅。自宅の周辺は雪が降りしきり、路面はすっかり白くなっていた。

10時過ぎまで寝ていた。起き出して外を見ると、日が差しているのに雪がちらちら舞っている。山の方で降っているのが風で飛んできているのかもしれない。

近所に新しいディスカウントストアがオープンしたので、お昼をすませてから偵察がてら買い物に出かける。派手に開店セールをやっていて、駐車場に入る車の列ができていた。ほんの様子見というつもりだったが、いざ店内に入ると、これ安くなっているからとか、あれもこの機会にとか、ついいろいろカゴに放り込んでしまい、結局まとまった買い物をしてしまった。まんまと店の戦略に乗せられたわけである。こういうところは、事前に何を買うかを決めておいて、それ以外は買わないという強い意志が必要なのかもしれない。

夕方から、街中の広島将棋センターに行く。今年も4月に詰将棋解答選手権が行われるので、いつものように協力をお願いしに行ったのである。今年の開催は、4月の第2土曜日。これまでより1週間遅くなったので、将棋センター側のスケジュールが空いているか少々心配だったが、すでに開催の日取りを調べてくれていたようで、今年も会場取りや盤駒の提供などをやっていただけることになった。これで一安心だ。

近くの本屋で書籍を数冊買い、8時過ぎに帰宅。

先々週、東京出張の帰りに買った「麗しのオルタンス」(ジャック・ルーボー、髙橋啓訳、創元推理文庫)をようやく読み終わった。変わった作品であるとは聞いていたが、なるほど、これは普通ではない。金物屋が次々に襲われる事件が発生し、現場には大量の鍋が散乱している......と創元推理文庫に入っているだけあって、一応表向きはミステリ仕立てになっているように見えるが、読み進むにつれて事件の話は大して重要でないことが分かってくる。それどころか、物語の登場人物と著者と編集者が突然言い合いを始めたりして、話の筋すらそもそもどうでもいいのではないかと思わせる内容なのだ。何とも人を食った小説である。

著者のジャック・ルーボーは数学者でもあり、文学実験集団ウリポのメンバーでもある人物。そういう人が書いているから、分かる人には分かるお遊びがあちこちに置かれているようなのだ。例えば、物語の中にアデルとイデルという双子の姉妹が出てくるが、これはおそらく数学の一理論である類体論の中に登場するアデールとイデールという概念からとったものと思われる。他にも、こちらが気づいていないだけで、いろいろ面白い仕掛けが隠されているに違いない。

なお、この本の舞台はパリのマレ地区がモデルらしいが、実際のマレ地区には "La belle Hortense" という店があるようだ。おそらく、この小説にあやかった店名なのだろう。



底本では4手目の黒の変化で4...Rd7と4...Rf5が並置されていたが、ここでは棋譜再生の都合上、片方をメインラインとして扱っている。ダブルビショップで敵のRを手玉に取る作品は、この後の239番でも登場する。

マークシート

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火曜日なので、講義と演習があった。来週からは試験期間に入るので、今日が今学期最後の講義ということになる。前回やり残したことを一通りしゃべって、何とか試験範囲の内容は終わった。期末試験は2週間後だ。その後の演習が終わってからも、4年生の卒業研究の指導で時間を食い、すっかり帰る時間が遅くなる。この時期はどうしてもこうなってしまう。来月中旬まではなかなか気が抜けない。

今日は講義の最終回ということで、最後の10分ほどを使って講義アンケートを学生に書いてもらった。教員の授業の進め方はどうだったか、声は聴き取りやすかったか、内容はよく理解できたかといった質問に答えるのである。教員用のアンケート用紙もあって、よく準備をして臨んだか、学生からの質問にちゃんと答えたかといった質問項目に答えなければならない。記入はマークシートである。

学生の方が質問項目が多いのだが、私よりアンケートを早く書き終わる人が多い。もちろん、あまり考えず適当にマークしているのかもしれないが、マーク欄を塗りつぶすのがそもそも私より早いような気がする。私が子供のころ、マークシートの試験を受けるときは「欄をはみ出さず、濃い鉛筆で完全に塗りつぶさないとコンピュータが認識してくれない」と何度も脅かされたので、まず慎重に楕円状の枠をなぞり、次いでその中をごしごしとやる習慣がついた。提出された学生のアンケートを見ると、結構いい加減に印をつけているように見える。読み取り能力が進歩して、今はこれくらいのマークでよくなっているのだろう。もっとも、バカ丁寧に塗りつぶす習慣は今さら抜けそうにない。

折紙の長期保存

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Shelves.jpg増えてきた折紙作品を並べるために先月購入した取り付け型の棚がなかなかよいため、年が明けてすぐに2つ目を買ってきた。もちろんまだまだこれだけでは足りないが、それまでDVDラックの上で通勤電車のように押し合いへし合いしていた作品が、ようやく余裕を持ってポーズをとってくれるようになった。

ただ、こうやって折紙を長期にわたって置いておくと、少しずつ変形してきてしまうことがある。特に4本足の動物で、足の強度が十分でないときは、上体の重みに耐えきれずに歪んできてしまうのだ。紙というのはかたいようでやわらかく、やわらかいようでかたく、なかなか一筋縄ではいかない素材である。いったん紙に変なくせがついてしまうと、元通りに戻すのは容易でない。文字通り、「くせもの」なのである。

もちろん支えを入れて補強すればいいのだろうが、何だかそれは折紙の道として正しくないような気がしてしまうのである。以前折った「ツル」のように、始めから支えることを前提としているような作品ならいいのだが、見えないところでこっそり補強するようなことは、できることならしないでおきたいと思うのだ。世の折紙愛好家の方々は普段どんなふうに作品を保存しているのか、ちょっと教えてほしい気もする。

年賀はがき

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1年で一番寒いとされる大寒の時季だが、今日は比較的暖かく、過ごしやすい一日だった。例年の今ごろならこのへんは始終雪が降るのに、今年はまだ数えるほど。先日は関東でずいぶん降ったというから、何だか気候が普段と入れ替わったようだ。

年賀はがきの当籤番号が発表されたので、早速チェックしてみた。これまでのお年玉切手シートの当籤枚数は、2009年が2枚、2010年が1枚、一昨年、去年はともに0枚ということで、成績は下降の一途をたどっている。今回もダメかな......と期待せずに照合していったら、親戚からいただいた1枚が当たっていた。3等を惜しくも外した(当籤番号5635に対し5735)のは残念だったが、2年続けてノーヒットだったことを考えれば、1安打出ただけでも十分というべきだろう。

眼鏡の修理

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夕方、街中にある眼鏡屋に行った。今かけている眼鏡を買った店である。実は年明けに帰省先から広島に戻るとき、新幹線の小用トイレで用を足して外に出ようとした際、眼鏡を扉にぶつけてしまった。スライド式の折りたたみ扉で、押さえておかないと勝手に勢いよく閉まるので、扉の方からぶつかってきたのだ。そのせいで眼鏡のツルが少し変形してしまい、それ以来、長時間かけていると耳の裏側に痛みを感じるようになってしまったのである。眼鏡屋で修理をお願いしたところ、すぐに元通りの状態に戻してくれた。これで当分は大丈夫だろう。

眼鏡をつくったのはおそらく2005年の秋で、もう8年以上経っている。裸眼でも生活するには特に不自由はなかったが、困ったのは講演を聴くときだった。他の分野ならいざ知らず、数学では黒板やホワイトボードに板書しながら話すスタイルが一般的である。人によっては相当小さな字で書くので、添え字がiなのかjなのか、あるいはmなのかnなのか、目をこらしても判読できないことが多かったのだ。眼鏡をかけるようになった今でも読むのに苦労することはあるが、裸眼のときよりはずいぶん楽になったように思う。

メガミンクス

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勤務先の自室には、ルービックキューブとその仲間が置いてある。ピラミンクスルービックキューブ、それにメガミンクスだ。もちろんただ自分で遊ぶために持っているのではなく、群論が応用できる身近な例として学生に紹介するために用意しているのである。この手のパズルはルービックキューブだけが圧倒的に有名だが、他にも何十種類という兄弟分が販売されている。

試験が近いので最近は学生がよく質問に来るのだが、やりとりが一段落すると興味深そうにそれらを見ている人が多い。手にとっていじってみようとする人もいる。昨日は数学演習の質問に来た学生が2人いたが、彼らが手をのばして動かそうとしたのは、2人ともメガミンクスだった。ルービックキューブのように見慣れていないうえ、複雑そうな機構に目を引くらしい。正十二面体というのも、普段の生活であまり目にすることのない形状だから、興味をそそられるのだろう。けれども、パーツを回そうとしたところで「戻せなくなるよ」と言うと、あわてて机の上に置くのだった。実際、バラバラにされてしまったら、私も元に戻せる自信は全くない。

夜の10時から、BS日テレで「コージ魂!!」という番組を見ていた。芸人の加藤浩次がゲストを迎えて対談する番組だが、今日のゲストが渡辺明竜王だったのである。羽生三冠以外の棋士がこうした番組に出るのは珍しい。それだけ、渡辺竜王が注目される存在になったということだろう。

いろいろな話が出てきて、それはそれで面白かったのだが、加藤浩次があまりに将棋のことを知らないのでちょっと興ざめしてしまった。番組の冒頭で、「今回、ちょっとよく知らない分野なんですよねえ」などと言うからいやな予感はしていたのだが、案の定、である。「何手くらい読むんですか?」「頭の中どうなってんですか?」といった、「またそれか」と言いたくなる質問が多いのだ。当然、「将棋を『打つ』」というあの気持ちの悪い言い方も連発する。将棋が強い必要は全くないが、もう少し将棋や将棋界のことを知っていて、将棋に興味を持っている人が聞き手であれば、という気にどうしてもなってしまう。まあ、棋士を番組で取り上げてくれるだけでも御の字と思わなければならないのだろう。



両取り狙いの比較的単純な作品だが、白のBがb6-d4-f2-d4と往復しながら途中下車を繰り返すような動きに面白さを感じて創作したのだろう。

ようやく200局までこぎつけた。まだまだ先は長い。

KeemaCurry.jpg連休最終日だが、今日ものんびり過ごしていた。先週は出張もあって忙しかったし、明日からも当分忙しくなりそうだから、これくらいの休息期間があってもよいだろう。

お昼を食べ、一服してから街中に出かける。成人の日ということで、あちこちで振り袖姿の女性を目にした。買い物をいくつかして5時過ぎに帰宅すると、早速昨日つくっておいたカレーベースを利用してキーマカレーづくりに取りかかる。先月にも一度つくっているので、もう勝手は分かっている。カレーベースの他に用意するのは、すりおろしたショウガとニンニク、唐辛子、カレーベース、各種スパイス、合い挽き肉、グリーンピースだ。たくさん水を入れて沸騰させ、それがほとんどなくなるまでグツグツやるので、どうしても時間はかかる。しかし、その作業中に漂う香りが何ともいえない。実際、各種スパイスが混ざった食欲をそそる香りがあるからこそ、インドカレーの調理は長時間でもさほど苦にならないように思う。昨日たくさんこしらえたカレーベースの余りは冷凍しておいたので、気が向いたときにまた出してきてつくってみよう。

SIMカード

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出張で少々疲れたので、今日はもう休息すると決めていた。日が高くなるまでベッドで過ごし、お昼近くにのそのそと起き出す。夕方に買い物に出たほかはずっと家の中でのんびりしていた。こんなときには時間のかかる料理でもしようと思い立ち、先月に続きカレーベースをつくる。みじん切りにしたタマネギをひたすら炒めるのだが、やはり一度経験しているからか、今日は思ったほどの時間もかからずに望みのものをつくることができた。これを使って、明日はまたキーマカレーをやってみようと計画中。

ところで、昨日あたりから携帯電話の動作がおかしくなり、「SIMカードが挿入されていません」という表示が出るようになってしまっていた。もちろんカードは挿入されているのだが、突然認識しなくなるのである。一度電源を切って入れ直すと復活するが、ほどなくしてまた同じ状態になる。一度SIMカードを抜いて装着しなおしてみても、やはりダメ。これは修理に出さないといけないかなと思い始めたが、試しに抜いたSIMカードに息を吹きかけて、さらにティッシュで軽くこすってから挿入してみたところ、それ以降全く不具合が出なくなった。結局、微細なゴミが付着して接触が悪くなっていただけのようだ。昨今の電子機器はますます精密化しているが、案外原始的な処置で問題が改善したりすることもある。そういうところは、調子の悪くなったラジオやテレビを叩いていたときとあまり変わっていないのかもしれない。

広島に帰る

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広島へ帰る日。東京駅に出ると、新幹線に乗る前に八重洲ブックセンターまで足を伸ばす。5階の文庫売場で「麗しのオルタンス」(ジャック・ルーボー、髙橋啓訳、創元推理文庫)と「ナボコフの文学講義 上・下」(ウラジーミル・ナボコフ、野島秀勝訳、河出文庫)を購入。前者は数学者が書いた一風変わった小説で、このところ書店に入るたびに探していたもの。後者はつい数日前に出版されたばかりで、こちらも出たら買おうと思っていた。ほしかった本がまとめて入手できて満足。

連休だからか、新幹線は結構混雑していた。普段は進行方向右側の2列シートに座ることが多いが、今日は乗り込んだときはすでに埋まっており、やむを得ず3列シートの窓側に陣取る。移動中は、ときどきうつらうつらしながら、買ったばかりの文庫本を読んで過ごした。静岡を過ぎたころ、ふと窓の外を見ると、後方に富士山が見事な姿を見せているのに気づく。東海道新幹線で東京から名古屋方面に向かうとき、富士山は通常進行方向の右側に見えるが、全行程の中であるポイントだけ、左側に見える場所がある。このことはだいぶに書いたことがあり、その後実際に眺めることもできたのだが、何しろほんの30秒程度しか見えていないうえ、天候がよほどよいときに限られるので、見られるチャンスはなかなかあるものではない。しかし、今日は特に意識もしていなかったのに、ふと目をやったらそこに富士山があったのだった。実にささやかではあるが、新年早々の幸運である。

7時半頃帰宅。今週はいろいろあって疲れた。明日はゆっくり過ごそう。

研究集会終了

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今日も10時から研究集会。自分が参加したのは昨日と今日だけだが、実際には月曜日からずっと行われていたもので、今日が最終日になる。昨日よりはだいぶ聴衆の人数が減っていたが、それでも普通の研究集会に比べればかなり多い方だ。講演は午前中に2つ、午後に4つもあり、全部終わったのは6時半。各講演は50分とやや短めに設定されていたが、多くの講演者は与えられていた時間を5分くらいオーバーしてしまっていた。通常、数学の研究集会では60分で発表することが非常に多いので、身体がそれに慣れてしまっているのかもしれない。一日に6つ講演があるというのも珍しく、途中に休憩が挟まるとはいえ、全部聴いていたらぐったり疲れてしまった。

もう1泊こちらにとどまり、明日広島に戻る予定。

朝10時から研究集会に出席。今回の研究集会は、代数幾何学の大御所ともいうべきK先生の還暦をお祝いするという意味合いがあるため、世界各国から研究者が集まってきており、T大の大講義室は人であふれていた。講演は午前中に2つ、午後に3つ。特に午後最後の講演はK先生ご本人で、集まってきた聴衆で広い大講義室の座席がほとんど埋まってしまった。学生のころからこの部屋には何度となく来ているが、これだけの人が入った光景を見た記憶はあまりない。数学界におけるK先生の存在の大きさが分かろうというものである。

講演が終わった後、場所を移して生協の2階でパーティーが始まる。参加者は何と170名で、あの人もこの人も大集合という感じだ。I先生が乾杯の挨拶をした後、しばらくワイワイガヤガヤと歓談。宴もたけなわとなったところで、H先生がスピーチ。その後、K先生の若いころの写真をまとめたスライド集が上映され、みんなが盛り上がった。そしてしばらくしたところで、いよいよピアノを弾くことになった。曲目は先月の演奏会に引き続き、ラフマニノフ=ワイルドの「夜のしじまに」。ピアノといっても電子ピアノではあるが、170名がいる場所で演奏をする機会はなかなかない。しかも、周り中に人が立っていて、鍵盤を見ていても視界に入ってくる。緊張するなという方が無理な話だ。大失敗をしてもおかしくない状況だったが、どうにか無難に終わらせることができた。もちろんミスはたくさんしているのだが、完全に止まってしまったり、巻き戻して弾き直したりせずにはすんだ。状況を考えれば、これくらいですんでよかったと思うべきだろう。少なくとも、先月の演奏会よりはだいぶましだった。スタインウェイで弾いたときより電子ピアノで弾いたときの方がうまくいったというのも、何とも皮肉な話である。

その後、ゆかりのある先生方のスピーチがあり、最後にK先生への花束や記念品の贈呈とK先生のスピーチでパーティーは9時頃終了した。研究集会は明日までだが、もう何も仕事はないので、だいぶ気楽だ。

東京に移動

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お昼をすませてから広島を発ち、東京に移動。明日と明後日は、T大で行われている研究集会に出席する予定。

新幹線の車内では、久しぶりに詰将棋を考えていた。解く方ではなく、創る方である。しかし、うまくいきそうな鉱脈を全く見つけることができず、時間ばかり使ってしまった。何しろ棋力がないから、作品は逆算で創ることがほとんどだ。つまり詰め上がりの小さなタネをこしらえて、過去にさかのぼりながら雪玉を転がすように少しずつ大きくすることを試みる。しかし、今日はあれこれいじくっても、最初のタネからいいものができなかった。たまに転がし始めても、すぐ動けなくなってしまうのだ。

詰将棋に限ったことではないのだが、こういうものは時間をかければ必ず何かできるというものではない。何時間かけても、できないときはできない。しかし、時間をかけないと絶対できないのもまた確かである。ああでもない、こうでもない、とやり続けていると、そのうちポロッと成果が出てくることがある。それを楽しみに、また帰りの新幹線でも少し考えてみようか。

くたくた

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火曜日なので、講義が1つと演習が1つ。昨年のうちにだいたい準備をしておいたつもりだったが、いざ始めてみれば講義ノートで計算ミスをしていて講義中に立ち往生してしまったり、演習問題が今ひとつ練れていなかったりと、どうも今ひとつだった。おまけに、明日から出張で広島を離れるつもりなので、今日のうちにすませておかなければいけない案件がいくつもあり、あれこれやっていたらすっかり帰るのが遅くなってしまった。くたくたになって帰宅。

疲れ気味だが、明後日のピアノ演奏に向け、これからもう少し練習しよう。

仕事始め

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久しぶりに出勤。4日は休暇をとっていたので、今日が自分にとっての仕事始めということになる。いろいろたまっていた仕事が一気に襲ってきて、慌ただしい一日だった。

今週はちょっと大変だ。明日は講義と演習があるし、その後は東京に移動して研究集会に出ることになっている。特に木曜日は、パーティーの席上でピアノを弾かなければならない。恥をかかないか心配で仕方がないが、演奏会ではないからさして注目もされずにすむかもしれないという期待もある。多分パーティーの次の日には、ピアノを弾いていた人がいたことなどみんな忘れているのではないか。一日限りの恥と思えば、少し気も楽だ。

ところで、いつも月初めに来る詰パラが、今日になっても届いていない。帰省中にもちろん届いているはずと思っていたので、5日に帰宅したとき、郵便受けに年賀状やチラシしか入っていなかったのは意外だった。他の方のところには問題なく来ているようだ。今日も届かないとなると、大量の年賀状に紛れて輸送中にどこかに行ってしまったのだろうか。久しぶりに作品を掲載してもらったというのに、そんなときに限ってこういうことになるのだからツイていない。



帰宅

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2時過ぎに神戸を発ち、夕方に広島に帰ってきた。うちにたどり着くと、早速届いている年賀状をチェック。こちらからまだ出していない方の分をピックアップし、急いで印刷する。先ほど、コートを羽織って最寄りのポストに投函してきた。これで一安心。

明後日からは忙しい1週間が始まる。明日は冬休み最後の日、のんびり過ごそう。

天地明察

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お昼を食べてから実家を後にする。今夜は神戸にある妻の実家に泊めてもらい、明日広島に帰る予定。

車内では実家から借りてきた「天地明察」(冲方丁・角川文庫)を読んでいた。まだ上巻を読み終わったところだが、なかなか面白い。何しろ碁打ちで天文暦学者だった渋川春海が主人公で、重要な登場人物として関孝和も出てくる。十代のころは天体観測を趣味とし、今は生業として数学に携わる人間としては、そもそもの題材から興味をひかれる部分が多かった。印象的だったのは、春海が難しい和算の問題を考えて発表したところ、問題に誤りがあって解が存在しないことが後になって分かり、愕然とするくだり。まるで力の入った超難解作のつもりで作品を投稿したのに、不詰だと分かってショックを受ける若手詰将棋作家のようで、痛いほど気持ちが伝わってきた。幸い自分は掲載してもらった作品が不完全だったことはないが、それは将棋ソフトの助けを存分に借りているからで、そういうものが援用できないときに詰将棋を創っていたら、本作の春海のような経験をする羽目になっていた可能性は十分にある。

昔チェスの対局をしていて、序盤の3手目か4手目くらいでとんでもない手を指してルークをいきなり取られてしまい、その後数手で投了したことがあった。ショックを紛らわせるため、対局会場を出てしばらく街をあてどもなく彷徨い歩いた記憶がある。じっとしているとどうにかなりそうだったのである。和算や詰将棋の作品発表とは少し違うが、ふがいなさと「なぜ気づかなかったのか」と自らを責める思いは似ているかもしれない。

原作を読んだら、去年公開された映画も機会があるときに見てみようと思う。

新年会

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お昼過ぎに街中へ出かける。東京駅に出てきたので、ぶらっと八重洲ブックセンターに立ち寄った。地下に降りて将棋コーナーを何となく見ていると、詰パラの1月号が置いてあるのを見つける。自宅にも届いているはずなので、立ち読みするだけにして3ヶ月前に載せてもらった自作の解説と短評をチェック。まあまあの評価をしていただいたようでホッとした。ふと思い出したが、詰パラに初めて作品を掲載してもらったのが2003年1月号だった。当時は確かまだ定期購読をしていなかったので、八重洲ブックセンターに買いに来たのである。「初入選」の文字を見つけ、書店の片隅で声を押し殺して喜んだのがつい昨日のことのように思い出される。記憶が確かならば、それは2003年の1月3日だった。だから、それからきっかり10年後にまた同じ場所で詰パラを立ち読みしていたわけである。この10年の間に生じた公私にわたる環境の変化を考えると、ずいぶん時間が経ったものだなと実感する。

いったん自宅に戻った後、夕方に再び出かける。新宿で、大学時代のピアノサークルの同期6人で新年会。毎年この時期にやっていたが、去年は行われなかったので2年ぶりということになる。かつては10人くらい集まった年もあったが、さすがにそれぞれが家庭を持ち、だんだん参加できる人も少なくなってきた。今回集まった6人のうち5人が既婚者で、残る一人もこの5月に結婚するとのこと。その人と自分以外の4人は、皆2人の子持ちだという。昼間に引き続き、時の流れを実感してしまったのだった。

10時過ぎに散会。11時半頃帰宅した。

ヘビを折る

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年の初めにその年の干支の動物を折紙で折るというのが、ここ数年の恒例行事になっている。年賀状のデザインにも使うつもりなので、実際には年末のうちに折っておくのだが、今年は本当に困ってしまった。現代の折紙はひたすら進歩を続けていて、およそ形のあるものならどんなものでも折紙作品になっている。それもリアルで美しく設計されたものばかりだ。ところが、ヘビだけはどうもこれという作品がない。ヘビの折紙作品自体はいくつかあるのだが、たいていは紙をただ細長く折りたたんだだけの作りで、あまり面白くないのである。手足やら触角やら、突き出たものがあればそれによって「らしさ」を表現することができるが、何もないのでは工夫のこらしようもないのだろう。無理にでもヘビらしさを出すなら、ウロコを1枚1枚折り出すということも考えられる。実際それをやっている作品もあるが、今度は恐ろしく複雑になってしまって手に負えなくなる。対象の構造が単純であればあるほど、その表現は難しくなるのだ。

その中にあって、やや独創的なヘビの折紙を発表しているのが、Peter Engel氏である。著書 "Origami from Angelfish to Zen" において彼はこう述べている:

One day, I decided to invent an origami snake. I knew of dozens of snakes in the origami repertoire---pythons and sidewinders, diamondbacks and boas---but they were all pretty much the same. To make the longest possible snake from a square, the folders had lined up the body with the diagonal and collapsed the two other corners accordion-style to narrow the body. That was it. Subtle variations in the position of the head and tail were the only clues to distinguish one model from another. The exercise seemed trivial.
まさに自分がヘビの折紙について考えていることと同じだった。Engel氏の折紙デザインは普通のものとは違っていて、正方形の紙を縞状に折って筒状に丸め、一段ずらしてつなげることによって、とぐろを巻いたヘビを表現するというもの。今年の干支折紙はこれをやってみることにした。

OrigamiSnake2.jpgOrigamiSnake1.jpg紙は30cm×30cmで、アルミホイルの両面に雲竜紙とカラペを接着したもの。正月用なので、色はおめでたく白と赤にしてみた。白い紙の方が雲竜紙である。沈め折りなどもあって決して簡単ではなかったが、どうにか完成までこぎ着けることができた。ガラガラヘビなので尻尾の方に段折りをつけているが、これは今回は省略してもよかったかもしれない。

正直なところ、茶筒みたいな変なデザインで、とぐろを巻いたヘビとしては少々リアリティに欠けるきらいがあるのは否めない。ただ、この動物についてはあまりリアルでない方がいいということもある。何より、ただ紙を細長くするのではなく、とぐろを巻いた状態を一つの塊として捉えるというアイディアを買いたい。折紙に限ったことではないが、創作活動において大事なのは独創性である。

(折紙モデル:"Rattlesnake", Peter Engel "Origami from Angelfish to Zen"(Dover Publications) 所収)

謹賀新年

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謹賀新年。今年もよろしく。

昨夜は日付が変わるころから家族そろって映画を見始めてしまい、新年早々夜更かしをしてしまった。9時過ぎまでゴロゴロしていたが、ようやく起き出して家族で新年の挨拶。お屠蘇を一口ずつ飲んでからおせち料理をいただいた。一服してから家を出て、散歩を兼ねて近所の小さな神社で初詣。空は雲一つない快晴で、頬に当たる冷たい風も心地よかった。大きな神社仏閣はきっと今日は大変な人出だったに違いないが、滅多に人が訪れないような場所でひっそりとお参りするのも悪くないものだ。その後は秋葉原に出て、家電量販店を見て回る。夕飯を食べてから帰路に就いた。

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