2013年4月アーカイブ

折紙のできばえ

| コメント(0) | トラックバック(0)

来月12日に結婚する友人に頼まれ、今月は贈り物としての折紙をずっと折っていた。平日はあまり時間がとれないことが多く、土日にある程度まとめて進めるようにして、どうにか昨日までにほぼ完成というところまで持ってきた。

ところが、できばえがどうも今ひとつ気に入らない。前に同じ作品を折ったときより不格好だし、必要な折り目がしっかりついていない気がする。以前と同じように折ったつもりだったが、ほんのわずかの違いであっても折っていくうちにズレが増幅されていくので、最後にはかなり大きな差異となってしまう。また、紙の選択も影響があったかもしれない。普段はアルミホイルにカラペという薄葉紙を貼り付けたものを使っている。細かいシワが入りやすいという欠点はあるが、紙にコシがありながら折り目ははっきりつくので、仕上げのときには非常にまとめやすいのだ。今回はフランスの折紙サイトで注文した紙を用いたが、これだと余計なシワが入らずにきれいに折れるものの、終盤の微調整で紙がなかなか言うことを聞いてくれないのである。一度折ったところが元に戻ろうとする力も強く、経年変化もやや不安なところだ。

よっぽどお蔵入りにして、今から別の作品を大急ぎで折り直そうかとも考えたが、せっかく折ったのだしそこまで悪くはないと妻に言われて思いとどまった。確かに、これから突貫工事でもう1作折ったところで、あまり満足なものはできそうにない。せめて今回折ったものを当日までによく調整して、少しでもよい状態にすることに力を注ぐことにしよう。

3連休の最終日。今日は夕方までどこに出かけることもなく、家にこもっていた。というのも、プロブレムパラダイスの原稿の締切が明日に迫っていたからである。解答者の得点集計や短評の抜き書きなど、機械的にできる作業は昨日までに終えていたが、肝心の解説と今号の選題については、まだほとんど手つかずだった。お昼をすませた後、コーヒーを飲みつつ少しずつ書き進め、夕方までに何とか一通り終わった。今は公私ともにいろいろな締切に追われている状況だが、まずはそのうちの一つを片づけて一安心。もっとも、前号ではゲラに誤植があるのを見逃してみっともないことになったから、まだ気を抜いてはいけない。

夕方から郊外のショッピングセンターに出て買い物。7時半頃帰宅。

昨夜はすっかり疲れて泥のように眠ってしまったが、今朝になってみると足のむくみもどんよりした頭痛も消え、すっきりと気分よく起きることができた。幸い、筋肉痛もそう大したことはないようだ。もっとも、痛みが出るのはもう一日くらい後かもしれない。

VongoleRosso2.jpgVongoleRosso1.jpg今日のお昼はまたボンゴレ・ロッソをつくってみた。昨日の夕方、近くのスーパーへ買い物に行ったとき、大粒のアサリが並んでいるのを見て思わず買ってしまったのである。昨夜寝る前に塩水をつくり、アサリを浸しておいた。今日起き出して様子を見ると、水管を伸ばしきって温泉気分の様子。昨日の宮浜温泉にいた自分と同じような感じだ。パスタをロッソとビアンコのどちらで行くか迷ったが、結局今回もつくり慣れているロッソにしてしまった。トマト系は失敗する余地が少なくて安心なのである。やはり今の時期、アサリは身が肥えていて食べ応えがある。春の味覚を楽しんだ。

午後はプロパラの原稿を書いたりして過ごす。夕方になってから街中に出て買い物。寒くてたまらなかった先週の土曜とは打って変わって、うららかで穏やかな日和の一日だった。

経小屋山に登る

| コメント(2) | トラックバック(0)

Kyogoya2.jpgKyogoya1.jpg今日は久しぶりにI先生と山登りに出かけた。山へ行くのは昨年11月に大峯山弥山に登って以来のことだ。暑くなってから山に登るのは高城山・蓮華寺山で懲りているので、この連休中に一つは制覇しましょうということになっていた。

8時半過ぎに、宮浜温泉の駐車場でI先生と合流。今日の目的地は、宮島の対岸にそびえる経小屋山である。標高は596メートルで、海のそばから登るから、実際にこの高さを登ることになるわけだ。まず高速道路の大野インター近くまで歩く。ここには大頭神社という神社の奥に妹背の滝と呼ばれる滝が流れており、その脇から経小屋山への登山道が始まっていた。滝を眺めてしばし涼しい気分に浸ってから、いよいよ頂上目指して歩き出す。ちょうど終わりかけのツツジがあちこちに咲いていて、目を楽しませてくれた。最初はゆるやかな道が続いて鼻歌気分で登れたが、次第に勾配がきつくなってくる。しばらく登っていなかったから、すっかり足がなまってしまっていたようだ。急坂が数分続いただけで息が上がり、ペースがどんどん落ちてくる。ときどき立ち止まって汗を拭き、息を整えてから先へ進んだ。

11時20分頃、ようやく経小屋山山頂に到着。一帯は公園のように整備がされていたが、「経小屋山山頂」とはっきり書かれた看板やプレートは見当たらなかった。なくても分かるものとはいえ、せっかく苦労して登ってきたのだから、やはりどこかにはっきり書いておいてほしいようにも思う。今日は天気もよくて対岸の宮島はよく見えたが、あいにく春霞がかかっており、遠くの瀬戸内海の島々はぼうっとした姿しか見えなかったのはやや残念。それでも、眼下に広がる廿日市の街並みや弥山の雄姿、そしてその間に広がる瀬戸内海の穏やかな美しさはなかなかのものだった。山頂よりも、少し降りたところにある展望台からの眺めが特によかったように思う。

KyogoyaPanorama.jpg下りは宮浜温泉に降りるルートをとったが、こちらは上から下まできつい勾配が続き、足にかなりの負担がかかった。ガイドブックにはこちら側から登って妹背の滝の方へ降りるルートが紹介されていたが、逆からたどることにして正解だったのではないか。これを登っていたら相当体力を消耗していただろう。宮浜温泉にたどり着いたのは1時頃。すぐ温泉に浸かって汗を流す。さっぱりしたところで、併設された食堂で少し遅めの昼食。3時頃、駐車場でI先生と別れて帰路に就いた。

さすがに今日はくたくただ。足が明日か明後日に筋肉痛になるのは間違いない。今日はよく眠れそうだ。

忙しい週末

| コメント(0) | トラックバック(0)

今日は本当に忙しかった。朝一番の会議が長引き、終わったのがお昼過ぎ。大急ぎで昼飯をかきこむと、1時から線形代数学の演習。会議に時間をとられて事前準備が不十分だったせいで、例題の解説があまりうまくできなかった。演習を終えて戻ってくると、一昨日の解析学の演習で回収した課題の採点。本来は昨日のうちにやっておくべきだったが、午後に行われたこれまた長い会議のせいで、全く時間がとれなかったのである。ところが、今日はどういうわけか、あちこちからいろいろな電話がかかってきた。昨今はたいていの用件はメールで知らされるので、今日のように何度も電話が鳴ることはあまりないのである。降ってくるあれこれに対応して、予定していた課題の採点もどうにか終えたときは、すでに8時半を過ぎていた。さすがにもうくたくただ。

リフレッシュも兼ねて、明日は久しぶりにI先生と山登りに行くことになっている。今夜は早めに寝よう。

1000

| コメント(2) | トラックバック(0)

朝から強い雨。雲の中に入ったように濃い霧が立ちこめ、ほんの数百メートル先も真っ白で何も見えない。お昼頃には雨が弱まり、やがて濃霧が消えて視界がよくなってきた。土曜日からしばらく続いていた寒さも、これでリセットされただろうか。

今朝まで気づかなかったが、昨日の朝から丸一日くらい、このブログにアクセスできなくなっていたようだ。原因は、例によってIPアドレスが変化してURLとずれてしまったため。相変わらずルータの調子が今ひとつよくないようで、ときどきネットワークがつながりにくくなることがある。断絶した時間帯がしばらく続くと、その間に割り振られたIPアドレスが変化してしまうことがあるようだ。何か対策を考えようと思いつつ、時間がとれずにずるずると先延ばしにしているのだが、あまり頻繁にこういうことが起こるようなら、そろそろ何とかしないといけない。

ところで、本エントリがこのブログが始まって1000番目の記事である。旧ブログは2006年2月25日から2010年3月31日までの4年ちょっとで1360エントリだった。数ではまだそれには及ばぬが、ペースとしてはほぼ同じくらいで来ていると言っていいだろう。



初期の作品。これではまだ作品というより素材である。Kubbelが後に本作を改作して発表したのが72番である。

Marie-Claire Alain

| コメント(5) | トラックバック(0)

よい天気だが、今朝も何だか寒い。一昨日の強い寒気がまだ抜けきっていないようだ。気温が上がるまでには、もう一雨やり過ごさなくてはならないらしい。

新聞を見ていたら、マリー=クレール・アランを偲ぶ記事が出ていた。2月末に86歳で死去したとのこと。オルガニストというとまず思い浮かぶ名前だが、亡くなっていたとは全然知らなかった。

追悼の意も込めて久しぶりに演奏を聴こうと思い、彼女の弾くフランクのオルガン作品集のCDを持って家を出た。車内で「前奏曲、フーガと変奏」を聴いて厳粛な気分に浸る。そういえば、これのピアノ編曲を昔一人で練習していたことがあったのだった。来月の演奏会ではもう演奏する曲を決めてしまったが、それが終わったらもう一度さらってみてもいいかもしれない。

安佐動物公園へ

| コメント(2) | トラックバック(0)

AsaZoo2.jpgAsaZoo1.jpg午前中は昨日の肌寒さがまだ残っていたが、雲が散って太陽が顔を覗かせるようになると、少し暖かさも戻ってきた。せっかくの晴れ間をやり過ごすのももったいない気がしてきたので、2時半くらいになってから近くの安佐動物公園まで足を伸ばしてみる。ここにはもう何度も訪れていて、どこにどんな動物がいるということもよく知っているのだが、それでもいろいろ見物しながら園内をゆっくり散歩するのはいい気晴らしになるのだ。

出かけたのが遅かったので、今日は一部の動物を見ただけで閉園時間になってしまった。見た順番に並べると、ヒヒ、フラミンゴ、ペリカン、キリン、ダチョウ、ハイラックス、ヤマアラシ、ゾウ、シマウマ、サイ、リクガメ、スイギュウ、ミーアキャット、パタスモンキーなどサルの仲間、チータというところか。最後に爬虫類を集めてある建物を回ったところで、時間切れになってしまった。

動物園を出た後は、ショッピングモールに立ち寄ってあれこれ買い物。7時半過ぎに帰宅した。

とにかく寒い一日だった。夕方から街中まで買い物に出たのだが、玄関を出たときにさっと襲ってきた空気の冷たさに、思わずブルッと震えてしまったほどだ。おまけに、かなり強い雨が降っている。朝起きたときは、天気がよければどこか行楽にでもと考えていたが、先延ばしにして正解だった。

今日の行き先の一つは東急ハンズだった。先日も書いたように、来月行われる友人の披露宴に参席する際、お祝いに何か折紙を折っていくことになっている。問題は、どうやって折紙作品を広島から東京まで持って行くか。折紙の持ち運びは、前々から懸案になっている課題なのである。作品によっては、ほんの少しの力がかかっただけで変形してしまう可能性がある。とはいえ、ピンなどで固定するのは、その部分にキズをつけてしまうからあまりやりたくない。緩衝材を入れようと細かい紙吹雪を敷き詰めたら、紙の小片が折紙の中に入り込んで取れなくなってしまったこともあった。こうしたこれまでの経験も踏まえ、店頭であれこれ悩んだあげくケースなどをいくつか購入したが、これでうまくいくかどうかはまだ分からない。肝心の作品が折り上がったら、いろいろ試してみようと思う。

Sukiyaki.jpgその後は衣料品店や本屋で買い物。広島では昨日からひろしま菓子博なる催しが開かれており、さぞ街は混雑しているだろうと思っていた。ところが案に相違して、どこへ行ってもがらがらである。普段と比べて、行き交う人の数が明らかに少ないのだ。おそらく、この真冬のような寒さと雨が原因だろう。

夕飯は、駐車場の近くでたまたま見つけた、老舗レストランで。レストランというよりは「食堂」とか「洋食屋」とでも形容した方がいい店で、看板料理の一つだというすきやきを食べてみたら、なかなかおいしかった。8時半頃に店を出て帰路に就くが、今日は車も人出も少なかったはずなのに、なぜか大渋滞に巻き込まれる。いったいどうしたのだろうと思っていたら、事故のせいで幹線道路が一部通行止めになっていたのだった。普段より30分以上も余計にかかり、9時半過ぎにようやく帰宅。何だかいろいろとイレギュラーなことの多い一日だった。

肩こり

| コメント(0) | トラックバック(0)

午後に線形代数学の演習。前回の課題を返却して解説し、次いで今週の課題について例題を解説。後は問題をやってもらいながら学生の質問を聴いて回った。終わって部屋に戻ると、早速回収した答案の採点。他にもいくつか雑用をすませ、8時頃に帰宅。やっと土日にたどり着いた。

最近、年をとったと感じることの一つに肩こりがある。若いころは、肩がこるという状態がそもそもどういうことなのかも理解していなかった。子供のころには頼まれてときどき父の肩を叩いていたが、どうしてこれが心地よいと感じるのか、想像しても何だかよく分からなかったように思う。自分はこの肩こりとやらには当分無縁なのだろう、と子供心に思ったものだ。

しかしここ数年で、なるほどこれが肩こりか、とだんだんと実感することが増えてきた。特に左肩にこりがたまっているようだ。左利きなので、講義や演習の際にずっと左手を高く上げて書いているせいかもしれない。週末はゆっくり過ごして、たまった疲れをとろう。

セミナー開始

| コメント(0) | トラックバック(0)

午前中から4年生のセミナー。先週はこれまでの予定を決めただけだったので、事実上、今日が今年度初めてのセミナーということになる。去年までとは違う本をテキストにして内容を発表してもらったが、少し難しかったかもしれない。ただ、楽に内容を追っていける本では、卒業研究をする土台が固まらないということもある。ペースをつかむまでは試行錯誤が続きそうだ。

午後は昨日実施した演習の採点など。途中、I先生が訪ねてきてくれたので、久しぶりにまた山登りにでもという話になる。今度の大型連休のどこかで天気のいいときに行きましょうということになった。

参加資格

| コメント(0) | トラックバック(0)

水曜日は講義と演習。演習の時間は課題プリントを配付し、教室を歩き回りながら質問に答えるのだが、あちこちからひっきりなしに手が上がって休むひまもない。やっと終了時間になり、みんな帰ってからふと気がつくと、ジャケットのポケットに入れていたシャープペンシルがどこにもない。どうやら、質問に答えているうちに誰かの机に置き忘れてきたらしい。疲れると注意力が散漫になって忘れ物が増えるのは相変わらずだ。

帰宅後、先日の詰将棋解答選手権について、実行委員会から連絡があった。広島会場で一般戦1位になった参加者は奨励会員のため正式に参加することはできず、順位は無効になるとのこと。奨励会員に参加資格がないとは知らなかったので、これには驚いた。もちろんプロを目指して修業している人が一般人を対象とした大会に出るべきでないというのは分かるが、プロ棋士ならともかく、少なくとも低位の奨励会員についてはあくまでモラルの問題かと思っていた。ご本人も参加資格についての認識はなかったのだろうと思う。ちょっと後味の悪いことになってしまったが、本部が決めたことだからやむを得ない。次回以降は、こうした行き違いが起きないことを祈りたい。

ええがに

| コメント(0) | トラックバック(0)

先日、詰将棋解答選手権を終えて会場から撤収するときのことである。忘れ物がないかどうか確認し、部屋の鍵を持って受付に行った。どうもお世話になりました、と鍵を返したときに、対応してくれた女性からにこやかに言われた。
「ええがにいきましたか?」
はて、映画に行くとはどういうことだろう、と広島に来てまもないころだったら首をひねったかもしれない。幸い、この言葉は聞き覚えがあった。「ええがに」は「いい具合に」ということで、催しはうまくいきましたか、ということだ。当日、手伝いに来てくれていたSさんは広島出身で今は四国にお住まいだが、「ええがに」は今住んでいるところで言っても全然通じないと思うとおっしゃっていた。

そういえば、あの受付の方には去年も、「控えは持ってきちゃったですか?」というようなことを言われたのだった。「~しちゃった」は軽い尊敬の意で、関西で言うところの「~しはった」にあたる。文脈から想像がつくとはいえ、これも慣れていなかったら「~してしまった」の意味に受け取ってしまいそうだ。毎年、詰将棋解答選手権に行くたびに、広島弁への対応力を試されている気分になる。



白のKが隅を目指して盤面中央から移動していく。フィニッシュのステイルメイトの形は、84番146番でも登場していたものである。

昨日は気が抜けなくて少々疲れたので、今日は近くのスーパーへ買い物に出た他は家でのんびり過ごしていた。

詰将棋解答選手権はすべてつつがなく終わったと思っていたが、まだ少し波乱が残っていた。昨夜、回収した解答用紙を整理していたところ、初級戦に参加していた小学生の子の分が見当たらないのである。全員の成績を土日のうちに報告しなければいけないので何度も探したが、どうしても見つからない。これは困ったことになってしまった。

ただ、どこに行ったのかは少し心当たりがあった。初級戦の終了後に、自分がどこを間違えたのか知りたいとその子がやってきたのである。彼は難しいところは全部できていたのに、すごく簡単な手をうっかりミスしていた。解答用紙を見せると、「そっかあ」と恥ずかしそうに笑って親御さんにそれを見せに行っていた光景が記憶に残っていた。もしかしたら、あのまま持って帰ってしまったのではないだろうか。

今日になってから広島将棋センターのKさんに連絡して事情を説明したところ、Kさんからその子の家に問い合わせてみてくれることになった。しばらくするとKさんから電話があり、「やはり持っていました」との返事。ホッとしたのも束の間、「でももう処分してしまったらしいんです」。昨日の今日でもう処分してしまったとは......。これではあの子の正確な解答時間が分からない。電話を切ってから、さてどうしたものかと思案していると、Kさんから再度電話がかかってくる。「ゴミ箱から出てきたそうです。解答時間も分かりました」。かくして何とか一件落着となったのだった。

今日は詰将棋解答選手権の初級戦・一般戦が行われる。2009年以来、広島会場の地域責任者を引き受けており、今回が5回目になる。最初のころに比べるとだいぶ慣れてはきたが、その慣れのせいでかえって緊張感が欠落して失敗をすることがあるから、気をつけなければいけない。

12時半過ぎに会場に着くと、応援を頼んでいたSさんがすでに会場設営を始めてくれていた。参加者もポツポツと姿を見せ始める。広島将棋センターのKさんも来て、受付などを手伝ってくれた。最初の初級戦はやはり小学生の子たちが多い。ほとんどの子はお母さんが付き添いでいらしていたが、競技中は会場後方に並べておいた椅子に座っておられたので、何だか授業参観みたいな状況になってしまった。

1時過ぎから説明を始める。初めて地域責任者をつとめたときは、何をどう言って説明するか、事前にあれこれ考えていたと思う。しかし5年目ともなると何とも気楽なもので、本部から送られてきているマニュアルを見ながら、その場で適当にまとめてしまった。言い忘れたことを、Sさんにときどき指摘していただいたから何とかなったようなものである。

Tsumeshogi.jpg1時半にいよいよ初級戦が始まった。競技時間40分で1~5手詰を6題解く。参加者は15名。開始4分で最初の退出者が出る。その後もバラバラと退室していき、競技終了の2時10分まで部屋に残っていたのは3人だけだった。終了後、すぐに採点結果をまとめる。全題正解者は7名で、一人一人に全題正解認定証を手渡した。この初級戦で一番迷ったのは、参加者の中である問題に対して判断の難しい答案を書いてきた子の扱いだった。Sさんと相談のうえでその問題は誤答であるとしたのだが、本人は終了後にかなり不満そうにしていた。客観的にはやはり誤答だと思うのだが、初級戦であまり厳しく採点すべきではないという考え方もあるので、後で正解扱いとするという裁定になる可能性もあるように思う。これについては本部の判断を待ちたい。

続く一般戦は、5~15手詰6題を60分で解く。こちらの参加者は10名だった。毎年、参加者の中からお一人に参加体験記を書いていただいているのだが、今回事前にお願いしていたOさんが3時になっても姿を現さず、どうしたのだろうとやきもきする。仕方なく競技説明を始めたところでようやくお見えになった。参加体験記の執筆を引き受けてくれる人を新たに見つけるのは大変なので、Oさんの姿を見たときにはかなりホッとした。

一般戦開始は3時10分。今回はさすがに難しく、誰もそう容易には席を立てないだろうと思っていると、開始18分後に中学生のK君が答案を持ってくる。採点してみると見事全題正解で、これには舌を巻いた。他の会場の速報も随時チェックしていたが、20分かからずに全部解いたという報告は上がってきていなかったのだ。結局、広島会場では彼以外に全題正解者はおらず、ぶっちぎりで第1位となった。全国成績が出るまでには少し時間がかかるが、彼が相当な上位に入ることは間違いないだろう。

表彰式と写真撮影も終わり、5時頃に会場から撤収する。将棋センターに立ち寄り、いろいろと協力してくれた席主のTさんにお礼も兼ねて無事終了を報告。初級戦で出た答案の件についても話したが、Tさんもこれは誤答とすべきと思うとのことだった。

街中で少し買い物をし、夕飯をすませてから9時頃帰宅。まだ答案の送付などの仕事が残っているが、今年もひとまず詰将棋解答選手権の仕事が終わった。

熱心な学生

| コメント(0) | トラックバック(0)

今日は午後から演習が一つ。例題の解き方を一通り説明してから全員に演習問題をやってもらったが、みんな私語もなく一心不乱に取り組んでいる。学生ってこんなに真面目だったっけ、と失礼なことを思ってしまう。終わってからも、居室でレポート課題のチェックをしていると学生が来室。今週出したレポート課題や講義の内容に関する質問で、一通り説明すると、「あっ、そういうことですか!ああ、分かった!すっげー分かった!今完璧分かりましたよ!」とえらく元気に納得してくれた。まあそこまでいい反応をしてくれると、こちらも悪い気はしない。毎年4月はみんな真面目なものだが、こんなふうに見るからにやる気に満ちあふれている感じの熱心な学生は、もしかしたら今年は普段より幾分多いのかもしれない。

8時過ぎに帰宅。夕飯後、明日の詰将棋解答選手権に持って行く持ち物がそろっているか確認する。去年は入賞者の記念写真を撮るのを忘れてしまったし、だいぶには本部から渡された賞品を持って行くのを忘れるという失態を演じてしまったこともある。今年はそういううっかりがないよう注意して、何とか無事に役目を果たしたい。

疲れる水曜日

| コメント(2) | トラックバック(0)

今日は午後に講義と演習がある。他の日にも講義や演習はあるが、水曜日は2コマ連続して教壇に立たなければならないので、1週間のうちで一番疲れる日だ。この程度で音を上げていてはいけないのだが、全部終わって自室に帰ってくると、どさっと椅子に腰を下ろしてしばらくぼうっとしていることが多い。本当は回収した答案をチェックしたりすればいいのだが、一休みしないとなかなか気力がわいてこないのだ。今日も結局、6時半頃に部屋に戻ってきてからは特に何をするわけでもなく、お昼にやりかけていた計算の残りをちょっと進めただけで終わってしまった。

それにしても、昨日に引き続き、今日も1年生は至極真面目に授業を聞いてくれていた。1人も休んでいないし、終了後に質問もしてくる。昨日の講義で出したレポート課題をもう持ってきた人が何人もいた。この雰囲気をどこまで持続できるかが問題だ。

今週からいよいよ講義が始まった。昨日は自分の担当分はなかったが、今日は午後から線形代数学がある。早めにお昼をすませ、持って行くノートや配付物などを何度もチェックして教室に向かった。昨年度は教室に着いてから忘れ物に気づき、大急ぎで自室に取りに帰るという失態を何度となくやってしまった。建物の構造上、講義室と自分の研究室を往復するとかなり階段を上り下りしなければならず、行って帰ってくるだけでも大変なのである。今年度はあれをしないというのが一つの目標だ。

1年生に対する新年度最初の講義というのは、他の時期にはない独特の雰囲気にあふれている。普段ならこちらが話し始めてもなかなか私語がやまないものだが、今日は時間前からほとんど誰もしゃべらずに授業開始を静かに待っていた。おまけに、教壇前の最前列中央の座席が2列分、完全に埋まっている。砂かぶり席が売り切れているというのは、他の時期にはまず考えられない。座席は後ろから埋まっていくのが普通だからだ。こんなふうに複数の目に至近距離から見つめられながら講義をすることは滅多にないので、何だか緊張してしまった。あの意気込みを全員がずっと持ち続けてくれればいいのだが、1ヶ月もすればきっとまたいつもの光景に戻ってしまうのだろう。

来月、学生時代のピアノサークルの同期が華燭の典を挙げることになり、新郎友人の一人として東京で行われる披露宴に参席することになった。出るだけなら気楽な気分でお祝いに行けるが、新郎からはスピーチもするようにと言われている。大して話が面白いわけでもないのに、どういうわけかこういうおめでたい場でのスピーチをよく頼まれる。10年くらい前、初めてそういう役目を引き受けたときにたまたま大きな失敗をせずにまとめられたので、それ以来何とか無難にやってくれるだろうと思われるようになったらしい。数学の関係者の披露宴に出たときは、たいていピアノ演奏も頼まれる。そういえば、一度カードマジックをやったこともあったのだった。この10年で出席した披露宴で、スピーチも余興もしなかったことはほとんどなかったような気がする。

ただ今回はスピーチ以外に、何か折紙も折ってきてくれないかと頼まれている。これは今まではなかった依頼だ。しかし、折紙については有名折紙作家の折図集を見て折っているだけで自分のオリジナル作品があるわけではないし、折り上がっても人様にお見せできるようなできばえになっていないことも多いので、お祝いとして差し上げられるようなものが果たして折れるのか、どうも自信がない。そうはいっても、頼まれたからには何とかそれなりのものを折ろうと、このところ夕飯後のひとときに紙と格闘している。

今日もぐずついた空模様の一日だった。朝方に少し陽光が差している時間帯もあったのだが、やがて厚い雲が垂れ込め、午後はずっと冷たい雨が降り続いていた。天気がよければどこかに出かけてもよかったが、こう肌寒くては動こうという気にならない。結局、買い物に夕方出た他はずっと家に逼塞していた。

お昼を食べてからやっていたのは、今週土曜日に行われる詰将棋解答選手権の問題用紙や解答用紙の印刷。昨日、広島将棋センターで打ち合わせをして参加者数におおよそのめどがつき、だいたい何枚くらい用意しておけばいいかも分かった。他にもアンケート用紙や採点用の資料など、印刷物はいろいろある。毎年悩むのが初級戦の「全題正解認定証」の印刷で、参加者のうちどのくらいの人が全問正解するかを予測するのは難しい。足りなくなるよりは余った方がいいので、多めに刷っておいた。

まだ会場には若干の余裕があるので、広島近辺にお住まいで今からでも参加したいという方がいらっしゃれば、気軽に連絡していただきたい。

全国的に荒れ模様の天気になるという話だったが、起きてみると雨がしとしと降っているだけでそれほど大したことはなさそうだった。お昼を食べつつ、電王戦を観戦する。正直なところ、コンピュータにプロ棋士が勝つのはすでにかなり難しくなってきているように思われたが、看寿賞作家で詰将棋解答選手権で優勝した経験もある船江五段なら行けるかもしれないという期待があった。

午後は折紙などをして過ごした後、夕方に街中まで出かける。まず広島将棋センターに立ち寄り、1週間後に迫った詰将棋解答選手権について打ち合わせ。参加申し込みの締切は昨日までだったが、まだ会場に余裕があるので前日まで追加募集することにした。

その後に立ち寄った無印良品の店で、ちょっと悔しい思いをすることになった。今日わざわざ街中まで出てきた目的の一つは、以前購入した収納棚に取り付けられるコの字型をした間仕切りのような棚を買うということだった。店頭でお目当てのものが売られているのを確認した後、店内の他の商品を少し見て回る。5分くらいして売場に戻ってきたところ、まさに買おうとしていたコの字棚を持って行こうとしている客がいるではないか。店員に同じ商品を出してほしいとお願いすると、しばらくどこかに消えた後で戻ってきて言うには、「在庫がございませんのでお取り寄せになります」。まさかこんなものを一瞬の差で先に買われてしまうとは思いもよらなかった。仕方がないので取り寄せの手続きをしたが、これでもう一度ここに出てこなくてはならないことになった。さらに、今日はここで買い物をするからといつもと違う駐車場に車を止めてきていたのに、「こちらの駐車場とはすでに提携が終了いたしましたので、すみませんが無料駐車券はお渡しできません」と言われるおまけつき。かっくりしながら店を後にした。傍から見ればどうでもいいことと思われそうだが、ほんの数分差で最後の在庫を逃してしまったというのが、考えれば考えるほど悔しくなってくる。こういうのはどうも精神衛生上よくない。こんなことなら、最初から在庫がなかった方がまだよかった。

7時半頃帰宅。電王戦の結果を見ると、船江五段は残念ながら負けていた。どうも今日は、いろいろうまくいかない日だったようである。

ガイダンス

| コメント(0) | トラックバック(0)

勤務先で午後から行われた3年生向けのガイダンスに出席した。学生委員や進路指導委員の先生方が、今後の学生生活や単位の取り方、就職活動の準備などについて一通り説明した後、チューターをつとめる教員が学生に先学期までの成績表を配付するのである。自分は今年4年生に上がる学年のチューターをしている。だから本来ならこの学年は自分の受け持ちではないのだが、残念ながら今年4年生に上がれなかった学生が何名かおり、その人たちに成績表を渡さなければいけないのだった。事前に一人一人の成績表を調べ、どの科目の単位が何単位足りないのかを書き出しておいたので、学生に渡すときに注意点をすぐ指摘することができた。昨年度いろいろうまくいかなかった人も、今期は何とか頑張ってほしいものだ。

これで入学式やガイダンスの行事も一通り終了。来週からはいよいよ講義がスタートする。またあの忙しい毎日の始まりだ。

朝のピアノ

| コメント(0) | トラックバック(0)

4月に入ってからというもの、出勤前にちょっとだけピアノを弾くのを日課にしている。以前は帰宅して夕飯をすませてから練習していることが多かったが、最近は帰りが遅くなることも増え、じっくり弾いている時間はあまりとれなくなってしまった。朝にしてもそんなにのんびりしている余裕はないから、時間にすれば10分か15分程度である。だが、あとは出かけるだけという態勢が整ったところで鍵盤に向かうと、案外落ち着いて弾けるようなのである。しばらくはこのスタイルでやっていこうかと思う。

とはいえ、これではまとまった時間をかけて練習することはできないから、長くて難しい曲を弾くのはほぼ不可能だ。来月下旬に演奏会が予定されているが、出るかどうか迷っている。出演するとしても、去年ときどき練習していたプロコフィエフはちょっと間に合いそうにない。静かでそれほど難しくなく、それでいて深みのある渋い曲はないかなと、手持ちの楽譜をいくつか見ながらさらってみている。



初期の作品。Pで壁を作る安易な配置と底の浅い変化手順で、まだ創り慣れていないことがうかがえる。

新年度スタート

| コメント(0) | トラックバック(0)

朝から低く雲が垂れ込め、細かい雨粒が落ちてきていた。桜は今が満開のピークだが、この雨で少し散ってしまわないか心配だ。

2013年度第1日だった昨日はとりたてて何もなく、自室で淡々と机の上の片付けや論文解読をしているだけで終わってしまったが、今日は研究室に配属された4年生との顔合わせがあり、事実上の新年度スタートの日になった。研究室についての諸々の説明が終わった後、学生一人一人にコンピュータ端末のアカウントを発行する。各々が座る机を決め、それぞれの端末環境について整備と説明をしていたら、思いの外時間がかかってしまい、お昼を食べるのがすっかり遅くなってしまった。コンピュータ周りの環境整備というのはどうしても時間がかかる。

雨は帰るころにはやんでいた。

数日前にツイッターで知ったのだが、コンピュータグラフィックスの分野に "Tupper's self-referential formula" なる公式があるのだそうだ。Jeff Tupperによって2001年に発表されたもので、こんな形をしている:
Tupper.pngごちゃごちゃした式が並んでいるだけに見えるが、この不等式が満たされるような点をxy平面にプロットすると、こんなグラフになるというのである:
TuppersFormula.jpgつまり、その領域を指定している不等式自体がグラフ上に浮かび上がるのだ。通常の公式の類に慣れている人間にとっては、これはなかなか衝撃的である。

ただし、上のグラフは原点付近の様子をプロットしたものではない。0≤x≤105, k≤y≤k+16の範囲を切り取ったものであり、kというのは543桁のとてつもなく大きなある整数である。実は高さが17ピクセル以下であるようなありとあらゆる絵がこの不等式によってxy平面上に描かれているので、探していけば自己の姿が現れている場所も見つかるということらしいのだ。だから平面上の他の場所を探せば、別の数式が書いてあったり、「こんにちは」と読めたりするような部分もあるはずなのである。このような式をつくるのは特段に難しいことではないようで、もっときれいなフォントで数式が浮かび上がるような不等式を紹介しているページもあった。それにしても、何とも面白い公式である。

2014年9月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

このアーカイブについて

このページには、2013年4月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2013年3月です。

次のアーカイブは2013年5月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.07