2013年5月アーカイブ

名人戦終了

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朝早くから会議。午後は線形代数学の演習で、それが終わるとずっと一昨日の中間試験の採点をしていた。今週は採点ばかりで時間が過ぎてしまった感じである。

第71期将棋名人戦の第5局が昨日と今日行われていたが、森内名人が羽生三冠に勝って防衛を果たした。4勝1敗とスコアでも圧倒したが、内容的にも盤石で危なげがなかったといえるだろう。じっくり指して少しずつポイントを稼ぎ、一度有利になったら決してその優位を手放さずに押し切ってしまう。こういうスタイルは渡辺竜王にも通じるところがあると思うが、どうも羽生三冠は苦手にしているように見える。今回も、勝った第3局を除くと、ほとんどいいところなく終わってしまった。森内名人の強さばかりが目立ったシリーズだったように思う。

ただ見る側からすると、今ひとつ盛り上がりに欠けた内容だったと感じるのは否めない。羽生三冠が勝った第3局も含め、終盤に近づくにつれて差が広がっていき、そのまま波乱が起きることもなく終わった対局が多かった。持ち時間も、第1局以外では両者とも大きく残して終局している。最後の最後までどちらが勝つか分からないという極度の緊張状態の中で、追い詰められた両者が秒に追われながらギリギリの戦いを繰り広げるのを見てみたかった。やはりタイトル戦は、そういう死闘が1局くらいはあってほしいものである。来月の棋聖戦と7月の王位戦に期待したい。

色の選択

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今月初め、友人の結婚祝いに小鳥を折ったのを最後に、しばらく折紙から遠ざかっていた。やる気がなくなったわけではなく、単に忙しくて時間がとれなかったのである。それに、こういう贈り物は失敗できないというプレッシャーがあるから、あまり気楽な気分で折るわけにはいかない。当日までに仕上げないといけないという期限も気にかけていなければならず、ある程度の緊張状態を持続しつつ折ることになる。それが終わったので、少しだけ折紙をお休みしてもいい気分になったのだった。しかし、そろそろまた何か折ってみようという気になってきた。

PaperStock.jpg手持ちの折紙本をいろいろと眺め、次はこのへんをやってみようかと候補を決める。折紙を折るにあたっては、紙質とサイズ、そして紙の色をどうするかが重要だ。紙は海外のサイトで購入した折紙用の用紙を使うか、そうでなければアルミホイルの片面または両面にカラペを接着させたものを使うことが多い。紙のサイズは、できあがりの大きさがどれくらいになってほしいかを考えて逆算する。ただ、作品サイズが紙の大きさに比してどれくらいになるのかが分かりにくい折図もあり、想定と違った大きさのものができてしまうこともある。

そしてもう一つ悩ましいのが、どんな色の紙を選ぶかということだ。何色で折ってもそれほどおかしくない題材のときもあるが、たいていはこの色でないとまるでそれっぽく見えない、ということになる。今回も、この作品を折ろうと決めて押し入れにある紙の在庫をチェックしてみたが、いい色が見当たらないので困ってしまった。一通りあるからどれかはふさわしいのがあるだろうと思っていても、いざ選ぶとなるとどうもぴったりしたものがない。仕方がないので、週末にでも街中で何かないか探してこようと思っている。

中間試験と演習

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昨日からの雨が、まだ朝方は残っていた。広島では一昨日に入梅が宣言されたが、こんなに早く梅雨入りしてしまうのはここへ越してきてから初めてだろう。じわじわと蠢くような湿気が、身体にまとわりつく。

今日も忙しかった。先週の金曜日に線形代数学の中間試験を行ったが、今日は解析学の中間試験。それが終わると解析学の演習。どちらの時間で回収したものも、これから急いで採点をしなければいけない。線形代数学の方は、何とか頑張って昨日までに自分の担当分を終わらせた。明日と明後日で今日の中間試験の採点をなるべくやってしまい、来週は少しゆっくりしたいものだ。



214番を改作したもの。だいぶ作品らしくなっている。ただ2手目の変化だけが他の部分と比して相当深く、ややバランスが悪くなっているようにも感じる。終盤の練習問題としてはよくできているが、作品として見たときに主題のステイルメイトがぼやけてしまうのではないかという気がする。

静かな一日

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日が高くなるまでベッドでゴロゴロしていた。この1週間、どうも疲れがたまってしんどく感じていたので、休日が来てくれると本当にありがたく感じる。昨日、せっかく京都まで出かけながら日帰りで戻ってきたのも、一つには自宅で休みたかったということがあったのだった。

昼はポルチーニ茸のクリームパスタをつくる。同じものばかり何度もつくっているが、変に新しいものに手を出して失敗するよりも、ほどほどにおいしくできると分かっているものに、どうしてもなびいてしまう。前回はパンチェッタを使ったが、今回はごく普通のベーコンを使用。もちろんこれで十分おいしいのだが、やはりパンチェッタの風味があった方がよりよいように思う。

明日はセミナーをする予定なので、午後はその準備として部屋にこもって論文を読んでいた。近くのスーパーへの買い物以外は、ずっと自宅で過ごす。静かな一日だった。

土曜日だが昨日と同じ時間に起きる。身支度をして9時のバスで家を出た。暑いのは応えるが、天気がよいのは何よりだ。新幹線はかなり混雑していて、福山から先はデッキに立っている人もいるようだった。京都駅からバスに乗り、正午きっかりに四条大宮にある会場のホールに到着。リハーサルですぐにピアノを弾かせてもらえたが、反応がよくてなかなか弾きやすそうだった。それから外へ出て、近くのレストランでお昼をすませる。思ったより時間がかかり、プログラムの開始時間ギリギリに戻ることになってしまった。

今回は自分の演奏順は5番目で、第1部の最後だった。弾いたのはバッハのパルティータ第1番のサラバンドと、それをアール・ワイルドがアレンジした「プーランクへのオマージュ」の2曲。曲がおとなしいので大きく崩壊するようなことはなかったが、それでも普段なら間違えないような簡単なところで何カ所もミスをしてしまった。原曲よりワイルドの編曲の方が音が増えて若干難しくなっているはずだが、ミスは1曲目の方が目立っていたように思う。お世辞にもいい演奏とは言えなかったが、まあそれは毎度のこと。付け焼き刃で練習しただけなのだから、これくらいですんでむしろ上出来だったと思いたい。

その後は最後まで他の出演者の演奏を聴いて楽しむ。今回はピアノ2台で演奏する曲がプログラムにたくさん入っており、生で聴く機会になかなか恵まれない曲に接することができた。特に印象に残ったのは、K夫妻が弾かれていたブリテンの「マズルカ・エレジアカ」だ。というのも18年前、大学3年次に行われた学園祭の演奏会において自分も後輩とこの曲に挑戦したことがあったのだ。そしてそれ以来、この曲を弾いたり聴いたりする機会が全くなかったのである。演奏を聴くとともに当時の情景が脳裏によみがえり、何とも懐かしい思いがしたのだった。

18時半に演奏会が終わると、打ち上げに参加するメンバーとはお別れして帰路に就く。10時半頃に帰宅。疲れたが、いいリフレッシュになった。次回の演奏会に出演できるかどうか分からないが、候補となる曲は今から探しておくことにしよう。

今日も朝早くから会議。お昼を挟んで午後からは、線形代数学の中間試験を行う。夕方に担当教員で集まり、回収した答案を分配した。部屋に戻ると図書委員としての仕事やレポートのチェック、演習の採点など諸々の仕事に追われる。今日もすっかり遅くなって帰宅した。

明日はピアノの演奏会に出るため、京都まで行かなければいけない。場所は阪急電鉄大宮駅の上にある「JEUGIA 大宮アプローズ アマデウスサロン」にて。プログラムにある通り、今回はピアノが2台用意されており、なかなか聴く機会のない2台ピアノの曲目が数曲演奏される。ただ、自分はバッハのおとなしい曲と、その曲を下地にした簡単な編曲ものを1曲やるだけである。今はピアノを練習する時間がほとんどとれず、これくらいでも間に合わせるのはかなり大変だった(間に合っていないかもしれない)。また、普段なら打ち上げに出てそのまま一晩泊まっていくのだが、今回は月曜日のセミナーの準備を日曜日にしたいのと、このところのたまった疲れを取るべく自宅でゆっくりした朝を過ごしたいということがあり、日帰りで広島に戻ることにした。久しぶりに会う人たちとじっくり語らえないのは残念だが、今の状態では仕方がないだろう。

朝からお昼過ぎまで、4年生のセミナー。今年は2人の学生に交代でテキストの内容を発表してもらっているが、ここまでのところ、例年に比べてしっかり読み込みをしてきてくれているように思う。完全にとは言わないが、読んでいて理解できたところ、理解できなかったところをある程度はっきりさせてきてくれるので、こちらとしても非常にやりやすいし、彼らとやりとりをすることで自分も勉強になる。数学に限らず、専門的な本を読む際に、「分かっていないことが分かる」というのは非常に大事なステップだと思う。たいていは、何が分かって何が分かっていないのかも、自分では分かっていないことが多いものだ。「分かる」とはどういうことかを分かるのは、簡単なことではない。

だいぶ前のことだが、ずいぶんとテキストの読み込みがいい加減な学生がいて閉口したことがあった。書いてあることを全くそのまま写して板書するだけで、その記号はどういう意味か、なぜそう結論していいのかなど、何を聞いても「え?さあ......」と言うばかり。一番驚いたのは、彼が発表中に「ユークリッドの互除法は、割り算を繰り返すことで、最大公約数の2乗を求める方法です」と言ったときだ。意味がよく分からず、「ちょ、ちょっと待って、何で『2乗』なの?最大公約数を求めるんじゃないの?」と聞いたが、返事はやはり「え?さあ......」。本に書いてあったからそう発表したまでだ、というような様子である。そんなことが書いてあるわけがないだろうと思いつつテキストを確認したら、「最大公約数」という語句の右上に注釈番号の「2」という数字が振ってあった。何年経っても、あの衝撃が色褪せることはない。あのときを考えたら、今年は本当に順調だと思う。

午後は会議があり、その後明日の中間試験の問題の印刷。自室に戻ったら、学生が次から次へと質問にやってきて、相手をするだけで大変だった。暗くなってから、昨日の演習の採点。くたくたになって帰宅。

講義と演習

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昨日暑くて仕方がないと書いたが、今日行ってみたらいつの間にか部屋の空調設備で冷房がかけられるようになっていた。冷房と暖房のどちらかしか使えないように集中管理されており、おそらく昨日までは暖房しかかからなかったのである。連日暑いので、管理センターも切り替え時と判断したのだろう。もっとも、使えるからといってあまりガンガン冷やすのはよくないから、今日は本当に暑くてたまらない時間帯に少しだけつけるにとどめた。これだけでも一気に楽になる。

水曜日なので、今日は午後から講義と演習があった。ロピタルの定理やランダウの記号などについて一通り紹介したが、駆け足だったので果たして理解してもらえたかどうか。今日の内容は来週の中間試験の試験範囲には含まれていないので、学生としてもあまり身が入らなかったかもしれない。

演習が終わった後、担当教員で集まってミーティング。中間試験のことなどを話していたのでだいぶ長引く。部屋に戻るともうくたくただ。書類作成や採点などやらなければいけないタスクはたくさんあるのだが、気力がわかないので今日はそのまま帰路に就いた。

多忙の予感

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今週から来月上旬にかけては、いろいろな書類、原稿、答案採点の締切が一気に襲ってくるので、かなり大変なことになりそうだ。昨夜、風呂に入ってぼんやり考えているうちに、やらなければいけないことがこのあたりに固まっていることを次々思い出し、げんなりしてしまった。何より、2つある中間試験の採点をいつするかが難しい。土日に少し時間をとろうと思っていたが、よく考えたら今週末は演奏会に出かけなければいけないのだった。プロパラの原稿も書かなければいけない。しばらくは綱渡りの日々が続きそうだ。

それにしても、このところどうも暑くていけない。先日、窓を開けたら涼しくなったと書いたばかりだが、実は風が入ってきたのはその日だけ。翌日からは、窓を開けても生暖かい空気が滞留したまま手足にまとわりついてきて、気持ち悪いことこのうえない。ついこの間まで寒い寒いと嘆いていたのに、もうあのひんやりした空気が恋しくなってきた。

今日はやたらと訪問者の多い一日だった。部屋にいるとひっきりなしにノックがするのである。8割方は1年生で、間近に迫った中間試験の対策として質問に来たのだった。過去問を解いたがここが分からないと言って持ってくるのだが、ほとんどみんな同じ問題で立ち往生するようだ。自分が学生のときは、それぞれの科目に特化した試験対策委員、通称「シケタイ」と呼ばれる学生が決まっており、各科目のシケタイが講義ノートや過去問の解答を大量にコピーして配っていた。試験の時期が近くなると、学生会館にある印刷機の順番を待つ学生がたくさんいたものである。大学にもよるのだろうが、今の学生は、誰かが仕入れた情報を共有しようという発想はあまりしないものらしい。もちろん、あくまで自分の力でやろうというのは望ましいことではある。

8時半頃帰宅。7時頃からネットワークが急につながらなくなっていたようだが、あれこれいじっていたら復旧した。

天気のよかった昨日から一転、今日は朝から晩までしとしとと雨が降り続く一日だった。お昼をすませて一服した後、近所の床屋までぶらっと出かけて髪を切ってくる。運が悪いと長時間待たされることもあるが、今日は幸いすぐにやってもらえた。

それから街中に出かけ、ピアノスタジオでピアノの練習。昨日電話をしたHピアノではなく、本通の外れにあるK楽器店に行った。ここは使用料金も比較的安いし、いつ行っても空いている。半年ぶりくらいだったが、以前は1階と2階にあったパソコンショップが撤退してしまっており、その後を占有する形で受付が3階から1階に移動していた。5階のピアノスタジオ自体は前と何も変わっていなかった。1時間ほどかけて、今週末に演奏する予定の曲を繰り返し弾いてみる。お世辞にもよいできとはいえないが、まあもうこれで行くしかない。今回は技術的には至極おとなしい曲を選んだのだが、それで正解だったようだ。もっと大変な曲なら、練習が全く間に合わなかっただろう。

夕飯を食べてから8時半頃帰宅した。

今週は週明けに少し熱っぽかったうえ、口の下にできたできものがひどくなってしまうなど、週を通して調子の悪い日が多かった。寝込むようなことはなく、表向きは普段通りに動けるのだが、何となく具合の悪さが抜けないのだ。だいぶ調子が戻ってきたと実感できたのは昨日の午後になってからだった。そういえば、5年前も5月はずっと調子が悪かったのを思いだした。この時期は気候としては気持ちがいいのだが、自分にとっては体調を崩しやすいころなのかもしれない。

Puttanesca.jpgこんなときは、ゆっくり寝ていられる土日の到来は何よりありがたい。実際には平日と大して変わらない時間帯に目が覚めてしまうのだが、起きなければいけないから起きるのと、起きなくてもいいが起きるのとでは、気分がまるで違うのである。お昼は久しぶりにプッタネスカをつくる。オリーブ、ケイパー、アンチョビを刻み、ニンニク、唐辛子と一緒にオリーブオイルで炒めてトマト缶を加える。もう何度もつくっているのですっかり慣れたものだが、今回は冷蔵庫にミニトマトが余っていたので、ソースの足しに加えてみた。他の具の主張が強いからそれほど味が変わった気はしないが、ときどきミニトマトの甘みが口に広がる。なかなかこれはよかったかもしれない。

夕方から街中のピアノスタジオに行って練習するつもりだったが、電話してみたところ、今日はすべて先約があるとのこと。普段なら当日に問い合わせてもたいてい空いているので、ピアノを使うイベントでもやっているのかもしれない。練習するのはあきらめ、衣類や本などあれこれ買い物をして帰宅した。



初期の作品で、底は浅い。Kubbelは後に本作を改作したものを発表している。それが次の215番である。

五月の風

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午前中は4年生のセミナー。先週は学生のうちの一人が寝坊してしまい、開始時間を大幅に遅らせざるを得なかったのだが、今日はこちらが着いたときにはもう扉の前で待っていてくれた。ただ、時間があると思うとどうしてもそれだけゆったりやってしまう。結局、先週と同じくらいの分量しか進めることができなかった。

午後は主に昨日回収した演習の採点。途中、ときどき学生が質問に来るのに対応する。中間試験の日程を発表したので、みんなそろそろ試験範囲の問題をどう解けばよいのか気になっているようだ。まあ前日や当日に「この問題の答え、何ですか?」と来室されるよりは、今のうち来てくれる方がよい。

それにしても、連休明けからすっかり暑くなってしまった。部屋に一人でいると蒸し暑くて仕方がない。日が傾いてきてから、窓を開ければいいのだという簡単なことにようやく気づく。カラカラとサッシを引くと、さあっと気持ちのよい五月の風が吹き込んできた。何だ、最初からこれをすればよかったのだ。梅雨に入るまでは、こうやって暑さをやり過ごそう。

北の湖の話

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朝、出勤前に皮膚科に立ち寄ってあご周辺のできものを診てもらった。医師が言うには、「『とびひ』じゃなかろうか思うんですけどねえ」とのこと。実はあまり聞いたことがなかったが、正式には膿痂疹というらしい。対処としては飲み薬と塗り薬を両方出してくれることになった。

なかなかお話好きの方なので、所見も少々の脱線を交えつつ流れるように絶え間なく言葉が続く。ちょっと聞き取れない単語があったりしても、話の腰を折っては悪い気がしてそのまま相づちを打っていた。
「......まあ検査してねえ、採取したもの分析すれば詳しいこと分かるんですけどもねえ、まあ結果出るのに時間がかかるけぇ、まあひとまず『とびひ』じゃいうことで飲み薬をね、ええ、まあこら効かんいうことになったら別のものを試してね」
「ああ、はい」
「前はねえ、もうこの薬じゃったらもうだいたい効きよったんですけどねえ、ええ、これ飲んどったら何来ても大丈夫じゃあいうね」
「へえ、そうですか」
「あのほら、北の湖っていたでしょ」
突然の新しい登場人物に一瞬戸惑った。「キタノウミ」という音を頭の中で「北の湖」に変換するのに、ほんの少し時間がかかったのだ。分かってみると、次にへえっと思った。話の流れからして、つまり北の湖も同じような皮膚疾患に悩まされていたということか。そしてその薬でピタッと治ったという話なのだ。きっとそうである。しかし、北の湖が『とびひ』を患っていたとは知らなかった。
「ああ、ええ、ええ、北の湖ね」
「そう、北の湖、あれの一番強かったときみたいに、どの菌が来てもバーンって、はね返しよるわけですよ」
全然違っていた。北の湖は単に話の比喩として登場しただけだった。

しかし北の湖の全盛時代を知っているというのは、私の世代くらいが下限ギリギリではないだろうか。もう数年若ければ、「キタノウミ」にすぐには反応できなかったかもしれない。下の世代なら、千代の富士とか朝青龍とでもいうのかなあなどと思いつつ、勤務先に向かって車を走らせるのだった。

あごのニキビ

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一昨日の強行軍が少々きつすぎたようで、昨日は少し熱っぽかった。喉の痛みも少しあったし、身体が休息を求めていたのだろう。出勤はしなければいけなかったが、幸い講義や会議は入っていなかったので、ひたすら自室でおとなしく過ごしていた。今朝は昨日に比べて少し調子がよくなったような気がする。まだ完全に元通りというわけでもないが、講義や学生からの質問には問題なく対応することができた。無理をしないでいれば、今週末にはすっかりよくなっていると思う。

ただそれとは別に、あごのあたりにニキビらしいできものがいくつかできてしまった。特に口のすぐ下にできたものがずいぶん目立つ。連休明けから気づいてはいたのだが、日が進むにつれどんどん大きくなってきてしまい、この土日で決定的に悪くした感じだ。この年になるとニキビなどそうできるものではないし、ましてここまでひどくなったことはあまり記憶にない。明日、出勤前に皮膚科で診てもらおうかとも考えている。

お昼少し前に実家を出て大手町の披露宴会場へ。荷物が多かったので、まず披露宴に不要なものは東京駅のコインロッカーに全部預けてしまうつもりだった。ところが、丸の内側のコインロッカーが一つとして空いていない。何カ所か見て回ったが、全部鍵がかかっていて使えないのである。遠くまで歩いて行く元気も時間もないのでそのまま会場に行くことにしたが、これで出だしから体力を消耗することになった。他にも荷物を持って周辺をうろうろしている人がいたから、相当競争率が高いのだろう。

披露宴は1時から。同じテーブルはピアノサークルで同期だった人たちで、かなり久しぶりに顔を合わせた人もいた。積もる話もそこそこに、新郎新婦が入場して宴が始まる。主賓の挨拶、ケーキ入刀、乾杯、お色直し、スライド上映、キャンドルサービスと、結婚披露宴と聞いて思い浮かぶイベントは一通り出てきた。新しい衣装で登場した新郎新婦が席に着いたところで、いよいよ自分のスピーチの順番が回ってくる。名前を呼ばれる直前はちょっと緊張したが、いったん話し始めてからは比較的リラックスできていたような気がする。もっとも、何だかメリハリなくただ雑然としゃべってしまった感じで、聴く人にとっては印象が薄かったかもしれない。まあ途中で立ち往生したりするようなことはなかったし、それほどまずいことは言わなかったと思うので、これでよしとしなければいけないだろう。

その後はU君の凄絶なピアノ演奏、新婦側の友人の余興に続き、新郎自身のピアノ演奏、そして新郎新婦の連弾が披露された。連弾曲がバーンスタインの「アメリカ」だったのはちょっとびっくり。というのも、これはかつて学生時代に新郎と自分が連弾した曲だったからである。ただ今日の演奏は楽譜にかなり手を加えていて、より演奏効果が高いものになっていた。

OrigamiGift.jpg最後に新婦の手紙朗読、両親への花束贈呈、新郎父と新郎の挨拶があってめでたくお開きになった。最後のお見送りのとき、お二人に折ってきてあった折紙をお渡しする。に折った小鳥をもう一度折ってみたのだが、前回と違う紙を使用したところ思いの外まとめるのが難しく、だいぶ不格好になってしまった。一度折ったことがあっても、2回目が前よりよくなるとは限らないのである。やっぱりこれはお蔵入りにすべきだったかもしれない。人様に渡すときには、普段以上に時間をかけて丁寧に折らなければいけないと反省させられた。

4時過ぎに会場を後にする。引出物にガーメントバッグ、それに実家で親からもらってきたお土産も加わって、大変な荷物の量になってしまった。昨日のような天気だったら、両手がふさがって傘も差せずに雨に打たれていただろう。1泊だからと油断していたが、こんなことならキャリーバッグを持ってくるべきだったかもしれない。5時過ぎの新幹線に乗ったが、この時点でもうくたくただった。車内も昨日と打って変わってかなり混雑しており、岡山までは満席状態。特に、ラガーマンみたいな大柄の男が、汗の臭いを充満させながら居眠りしてこちらに寄りかかってきたときには閉口した。疲れているときは、もう少し穏やかな人をお願いしたいものである。

10時頃、やっと広島の自宅に帰り着く。何とか無事にすんでよかったが、今日は本当に疲れた。明日の午前中は特に会議などもないし、少し出発を遅らせてもいいだろう。ゆっくり休みたい。

実家に移動

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お昼を食べてから出発の準備をする。1泊2日だから持ち物はそう多くならないはずだったが、礼服を入れたガーメントバッグを始め、あれこれ持って行くものを用意していたら結構な荷物になってしまった。2時ちょうどのバスで家を出て実家に移動。新幹線はガラガラで、東京に着くまで隣に誰も座らなかったので、車内では比較的ゆったりと過ごすことができた。連休直後の土日は、普段以上に人出が少なくなるのかもしれない。

出発時には曇り空だったが、広島を出てからすぐ雨が降り始めた。東京も結構な降り方で、両手に荷物を抱えたうえに傘を差すのはちょっと応えた。7時半頃に実家に到着。

明日は昼過ぎから友人の披露宴に出席し、その足で広島に帰る予定。

滝のような汗

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朝早くから会議があり、いつもより早めに家を出た。しばらく続いていた晴天も終わり、今日はどんよりと曇っている。勤務先に着いてまもなく、しとしとと降り出した。

午後の演習でちょっと失敗をしてしまった。答案の解説をするのに必要なファイルを部屋に忘れてきてしまったのである。新年度が始まったとき、今年は忘れ物はすまいと心に決めていたのに、1ヶ月しかもたなかったわけだ。持ち物一式を入れた手提げを用意していて、それを持って行くだけでよかったのだが、ギリギリになってから取り出して中身のチェックを始めたのが間違いの元だった。すぐ手提げに戻さずに他の作業を一瞬やっただけで、もうファイルのことは頭から抜け落ちているのである。相変わらず間が抜けている。

教室に行ってから忘れたことに気づいてあわてて取りに帰ったが、何しろ教室と自分の研究室が遠く離れていて、階段もずいぶん上り下りしなければいけない。息せき切って戻ってきて解説を始めたら、滝のような汗がどっと出てきてポタポタと滴るほどになってしまった。やはりこんな湿度の高い日に走ったりするものではない。学生も急に教員が汗まみれになって面食らったことだろう。これからますます暑くなるし、もうこういうのはこれきりにしたいものだ。

帰宅後、明日持っていく荷物の準備など。贈り物として準備していた折紙作品も何とか折り終えた。満足してもらえることを祈るのみだ。



5手目の配置は、後で登場する247番の7手目と似ている。Kubbelがアイディアをいろいろな形で発展させていることが分かる。

五月晴れ

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水曜日なので午後から講義と演習。2コマ連続するのはやはり疲れがたまる。今日の講義では整級数の収束について説明したが、どうもあれこれ言っているうちにだんだん熱が入ってきて、口角泡を飛ばすといった趣でまくし立てる感じになってしまう。しゃべっているうちにあれも言おう、これも強調しておこうと頭の中で考えるから、限られた時間に全部言おうとして早口になるようだ。去年に比べればましになっていると思うが、あわてずに落ち着いて説明することを心がけたいものである。

それにしても、昨日、今日と雲一つない快晴の天気が続いている。目を見張るほど映えた山々の緑と抜けるような空の青が実に鮮やかなコントラストをなしていて、講義に向かう足を思わず止めて見とれてしまうほどだ。気温も高くもなく低くもなく、歩いていて何とも心地よい。まさに五月晴れ、と言いたいところだが、実際にはこの「五月」は旧暦のそれを指しており、元々は梅雨の晴れ間を指す言葉であるらしい。ただ、今ではこの時期のからっとした快晴の天気を「五月晴れ」と呼ぶ誤用がすっかり定着し、辞書にも載るようになっている。まあ1年に何日もないような気持ちのよい好天の日に、何かふさわしい名前を与えたいと思うのも自然なことだろう。

うちが入っているマンションから車で10分くらい行ったところに、昭和30年代くらいから続く団地がある。幹線道路から分かれたきつい上り坂の道を上がった先にあり、しかも団地全体が傾斜した土地に形成されているので、車がなければ移動するだけでもなかなか大変なところだ。団地内には老舗のスーパーが一軒だけ店を構えており、団地の住人が車やバスに乗らずに毎日の食料品を買うためには、ここを利用するしかなかった。そんなよその団地のことを知っているのは、結婚を機に前の家から引っ越すことになったとき、引っ越し先のもう一つの候補がこの団地の中にあったからである。魅力的な点も多かったのだが、立地場所や交通事情などに難点があり、結局やめてしまったのだった。

今日、仕事から帰ってくると、あのスーパーはつぶれたらしいと妻が教えてくれた。ローカル番組でとりあげられていたのだそうだ。気になって調べてみると、昨年11月18日をもって営業を停止し、翌19日に破産手続きを開始したとのこと。何の告知もない突然の閉店で、地元の人もびっくりしたらしい。店がなくなってからもう半年近く経つわけだが、今は全く行かないところなのでちっとも知らなかった。

そのとき、ふと思い出した。そういえば去年のあるとき、思い立ってあの団地に行ったことが一度だけあったのだった。引っ越し候補だった家はどうなっているだろうと、ちょっと見に行ったのである。そして、せっかく久しぶりにここまで来たからと、特にわけもなく例のスーパーで買い物をしたのだった。してみると、そのときはあの店はまだつぶれずに営業していたわけだ。はて、あれはいつのことだったのだろう?

家計簿や日記を見返してみて、びっくりした。結婚後にたった一度あのスーパーを訪れた日の日付は、去年の11月18日だったのである!つまり50年以上続いたスーパーの最後の営業日に、偶然にも買い物をしていたのだ。どこでも売っているような鶏肉だけをわざわざあの店で買ったのは、今から思うと虫が知らせたのだろうか。何とも不思議な巡り合わせである。

連休最終日。今日も天気はよかったが、特に遠出することもなく、家でのんびり過ごしていた。昼食後に、「英国王のスピーチ」を見る。少し前にテレビで放送されていたのを録画してあったのだ。吃音に悩むイギリス国王と、それを助ける言語療法士の物語。さすがはアカデミー賞受賞作品、期待に違わぬ出来で非常に面白かった。ジョージ6世の吃音の原因と思われる幼少時の経験が映画の中盤で徐々に明らかにされていくが、そのうちの一つに「左利きであったのを矯正された」という指摘があったのが興味深かった。というのも、私自身が左利きだからである。もちろん左利きの矯正が本当に原因の一つかどうかは分からないし、当然ながら左利きを矯正された人が皆吃音になるというわけでもない。それでも、もし私が子供のころに左利きを強く矯正されていたら何か影響があっただろうか、と思わずにはいられなかった。

夕方は街中に出て買い物。夕飯をどこかですませて帰ろうということになり、お好み焼きの店に行ってみたら珍しくすぐ入ることができた。いつも観光客で行列ができている店なのだが、日曜日の夜はやや混雑も落ち着くようだ。3ヶ月ぶりに広島の味を堪能し、9時半頃に帰宅した。

詰備会に行く

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岡山で行われる詰将棋の会合、詰備会に出かけた。出発前にもたついてお昼を過ぎてから家を出たため、会合場所に着いたのは2時過ぎ。連休の最中ということで遠方から旅行を兼ねて来られている方もおり、今回は自分を含めて15名もの参加者が集まった。各自が持ち寄った新作を将棋盤に並べては、ああでもない、こうでもないとあちこちで盛り上がる。詰備会発足10周年を記念した作品展を今度開くことになっており、今日吟味された作品の中から選ばれることになっているのである。かなりよい作品がたくさん集まったようで、10周年記念にふさわしい作品展になりそうだ。万一作品が足りないということになったときに備えて一応自作も用意はしていったのだが、出さないでお蔵入りにすることにした。何の取り柄もない作品だったから、こうするのが一番よかっただろう。

5時に会合はいったん終了し、居酒屋に場所を移して2次会。向かいの席には最近すごい勢いで良質の新作を次々と発表している高校生のMさんがおり、彼の自信作をたくさん見せてもらった。彼にしても、その隣に座っていたKさんにしても、若いのに過去の作品についてよく知っているし、詰将棋に対して人一倍の興味と熱意を持っている。他にも同世代に新進気鋭の若手作家がたくさんいるようで、詰将棋界はまだまだ安泰なようである。

8時頃に散会。9時半頃帰宅した。

タオルの忘れ物

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今日になって気づいたが、どうも昨日有福温泉に行ったとき、タオルを1枚置き忘れてきたらしい。脱衣場で荷物を出し入れしたときもバタバタしていたし、2階の休憩場で一服していたときにうっかりそのへんに置いてきた可能性も高い。一応電話をかけて聞いてみたが、特にそれらしいものは見当たらないということだった。たかがタオル1枚、とも思うが、実はT大の宿泊施設で勉強会をしたときにもらってきたもので、ゼータ関数がプリントされているものなのである。世の中にタオルは数あれど、数式が書いてあるタオルはさすがにあまり見かけないだろう。ましてやゼータ関数である。まあまだ同じものがうちにもあるので、奉納してきたと思うことにした。

今日は、夕方にスーパーで買い物をした他はずっと家でおとなしくしていた。夕飯は久しぶりにポルチーニ茸のクリームパスタをつくる。いつもはベーコンを入れるのだが、今回は先日売っているのを見つけたパンチェッタを投入。なかなかおいしくできた。

今日から4連休。どう過ごそうか妻と考えていたが、今日と明日は雨の心配はなさそうだったので、またちょっと浜田まで足を伸ばしてこようということになった。2月に行って以来、ほぼ3ヶ月ぶりだ。ところが、出発しようと身支度していたら雲行きが急に怪しくなってくる。玄関から出てみると妙に寒いし、よく見ると細かい雨がポツポツと落ちてきている。こんな日に遠出することはないだろうといったん家の中に戻ったものの、予報を見る限りでは天気が崩れるとは思えない。通り雨か本降りの雨か分からず、玄関を出たり入ったりして逡巡したが、とうとう出かけることにした。

どうやら出かけることにした判断は正しかったようで、浜田市内に入ったころには雲もすっかり消えてよい天気になった。しまねお魚センターには1時半過ぎに到着したが、驚いたのは広大な駐車場がほとんど満車だったこと。ここには何度も来ているが、いつもはほとんどがらがらなのである。ちょうど敷地内でお祭りをやっていて、神楽の見世物に観客が多数集まってきていた。やはり連休の集客力というのはすごいものなのだなと感心。レストランも順番待ちの行列が長く、今日は昼食にありつけないのではないかと心配したが、幸いそれほど待たずに入店できた。前回も食べた海鮮丼で舌鼓を打つ。腹の具合がよくなったところで、魚屋を巡ってあれこれ見て回った。どれもおいしそうだったが、のどぐろマトウダイ、それにちりめんじゃこを買う。マトウダイはその場でさばいてもらった。

お魚センターを出ると、帰る前に有福温泉へちょっと寄り道。ここへ来たのはおそらく去年の6月以来だから、ほぼ1年ぶりになる。また御前湯に入ったが、やはり連休中ということで入浴している人もかなり多かった。湯の中でじっとしているおじいさんに対抗して頑張っていたらすっかり身体が火照ってしまい、ゆでだこのようになって風呂からあがる。いい湯だった。

Nodoguro&Matoudai.jpg7時過ぎに帰宅。夕飯はもちろん今日買ってきたのどぐろの塩焼きとマトウダイの刺身。のどぐろという魚は浜田の名産で、ものすごくうまいという話は何度も聞いていたが、何しろ高いので実はこれまで買って帰ってきたことがなかった。どんなものだろうと興味津々だったが、食べた感想は「なるほど、確かにこれはうまい」。脂ののり方が普通の魚と違うのだ。テレビのグルメ番組などでタレントが「口の中でとろける!」などとよくのたまうが、つまりあれはこういうことを言っていたのだな、と納得する。特に塩味がついた皮と一緒に食べると絶品である。これはまた機会があれば買ってこよう。



局面のわずかな差異が勝負を決める。エンドゲームの醍醐味が味わえる作品で、なかなかの好作ではないかと思う。フィニッシュは149番にも登場した形である。

寒の戻り

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水曜日なので、午後から講義と演習。今日はそれに加えて、午前中に会議も一つあった。連休の合間だというのに、学生は履修登録者全員が出席。ただ、講義が始まっても私語をしばらくやめない人がちらほらいた。まあ1ヶ月も経てば、そういう人が出てくるのも無理はない。むしろ、昨年単位を落とした2年生も含めて全員出席していることの方が驚きかもしれない。

それにしても、今日は寒かった。日中はさほどでもなかったが、夕方から気温がどんどん下がり、帰るころには思わずブルッと身震いするような冷え込み方である。先週あたりからジャケットの下に着ていたニットをやめているのだが、今日は復活させればよかったか。ただ一方で、厚着のせいでだいぶ汗をかいてしまった日もあった。この時期の装いはいつも悩ましい。

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