2013年6月アーカイブ

折り返し点

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今日も買い物に夕方出かけたほかは、家でのんびりしていた。お昼はまたプッタネスカをつくる。ニンニク、唐辛子、黒オリーブ、ケイパー、アンチョビを入れるのだが、ケイパーとアンチョビの瓶を見たら、いずれも残りがわずかになっていた。今回分はどうにかあるが、いつもの分量だけ使うと中途半端に余らせてしまう。少し具が多めな方が豪勢だろうということで、キリよく使い切ってしまうことにした。できあがってみると、確かに豪勢ではあったが、ちょっと塩辛くなってしまったかもしれない。

今日で2013年も折り返し点。ついこの間に新しい年を迎えたと思ったのに、もう半分が過ぎてしまった。あっという間に時間が経っていってしまう。今年前半を振り返って、あんなことがあった、こんなこともあったと思い出すことはできるが、さて毎日を有意義に過ごしていたかと問われると、どうも自信がない。もう少しいろいろできたのではないかと思う日もある。後半戦は、年の最後にそう思うことがないように過ごしたいものだ。

詰パラ届く

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梅雨らしい天気が続いていたが、今日はきれいな青空が広がっていた。10時過ぎまでベッドでゴロゴロして過ごす。このところ平日は仕事がたくさんあってあまり落ち着くことがないので、こういう休日がことのほか待ち遠しく感じる。もっとも最近は、先日のように仕事を一部土日に持ち込んで片づけることもある。あまりやりたくないことだが、やむを得ない。

街中での買い物から戻ってポストを見ると、詰パラの7月号が届いていた。ずいぶん早い到着だ。今回のメイン記事は、もちろん看寿賞の選考過程である。長編賞は満場一致だったが、短編賞と中編賞をどうするかはずいぶん議論があったようだ。詰将棋解答選手権で出題された若島氏の作品が、短編賞受賞まであと一票及ばなかったというのはちょっとびっくり。選考委員の誰か一人の意見が違っていたら、久しぶりに「該当なし」がなかったかもしれなかったわけだ。まあ、若島さんはこれからまた何度も受賞することになるに違いない。

資料作り

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金曜日は本当は午後に演習が一つあるだけなのだが、今日はそれに加えて大学の将来像に関する学内説明会が午前中に行われた。会議やら説明会やら、今月は時間をとられるイベントがイレギュラーに入ることが多いように思う。いや今月に限らず、このところずっとそんな調子のような気がする。この分だと、来月以降もそうなのだろう。イレギュラーであることがレギュラーな状態になっているようだ。

午後の演習が終わった後は、自室で資料作り。来月中旬に数学教育に関する報告を学内で行わなければいけないので、その準備である。他にもしなければいけないことはあったのだが、疲れたので来週に回した。

8時半頃帰宅。今週も忙しかった。明日はゆっくり寝ていられるのがうれしい。

プロパラ到着

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毎日忙しい。次から次へ降ってくる仕事を、その場その場で何とか処理してやり過ごしている状況だ。

帰宅するとプロパラの59号が届いていた。前号の58号が届いたのは3月上旬。当初は5月には発行されるということだったはずなのだが、やはり予定よりは遅れている。Wさんは多分私などより何倍も多忙なはずで、その中でこういう専門誌を編集しているのだから、まあ遅れるのも無理はないだろう。ご本人も今号の巻頭に書かれていたが、季刊をあきらめて年3回の発行にするのが現実的ではないかと思う。

実は次の60号の原稿の締切が迫ってきているのだが、正直なところ、今の状況では間に合いそうにない。やむを得ないので、少し締切を延ばしてもらえないかお願いするつもりだ。自分も毎回の原稿を書く時間を捻出するのがかなり難しくなってきたので、そろそろヘルプメイトコーナーの担当をバトンタッチしようと考えている。作品の選題は次の60号をもって最後とし、その解答と解説が載る62号を最後に交代する予定。まあこのへんが潮時だろう。

看寿賞発表

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昨年1年間に発表された詰将棋の中で最も優れた作品に贈られる看寿賞の受賞作が、今日発表された。短編賞が該当なし、中編賞が廣瀬氏作と芹田氏作の2作、長編賞が井上氏作の1作、特別賞が岡村氏作の1作という結果。どの作品も看寿賞の名にふさわしい内容の名作ではないかと思う。どの作品も発表されたときに感心したことは覚えているが、芹田氏作は出題時に「成銀」の表記が誤植で「蟻銀」になっていたことでも印象に残っている。こういう誤植なら詰みはあっても罪はないと以前書いたが、罪どころか大変な栄誉に結びついたわけだ。

個人的には、短編賞が該当なしだったことも気になった。短編賞は2年前と4年前も該当なしになっている。また中編賞もここ2年は該当なしが続いていた。4つの部門すべてに受賞者が出たのは、実は私が短編賞をいただいた9年前が最後である。その名の通り「特別な」賞である特別賞の該当作品がないことが多いのは仕方がないとして、短編賞と中編賞はやはりできれば毎年受賞作品があってほしいものだ。もちろんこれは、今回いずれかの作品が短編賞を受賞するべきだったという意味ではなく、受賞に足るような作品が毎年生まれてほしいという願望である。

ともあれ、詳しい選考過程が掲載されるであろう来月の詰パラが今から楽しみだ。



Pをおとりにして敵のRを隅で生け捕りにする。Kubbelによるこの収束は、元々はTroitzkyの作品で出現したものである。すべてが静的であったTroitzky作品に比べると、KubbelはRを手順の中で隅に持って行くことに成功している。しかし、ビショップとポーンはやはり最初から置かれた状態だった。Matoušは後年、舞台に必要な駒がすべて動くような作品を発表した。これがこのフィニッシュの完成形と言えるだろう。参考までに、TroitzkyとMatoušの作品も掲げておく。









休養の一日

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昨日までずっと家を空けていたので、今日は休養の一日。9時頃までのんびり寝ていた。そのまま一日中のんびりと行きたかったが、他の先生に担当をお願いして出張中に実施してもらった演習の採点をしなければいけなかった。1週間やらなかったせいで相当な枚数がたまっており、今日のうちに少しでも進めておかないと次回の演習の時間に到底間に合いそうになかったのである。ときどき休みつつ答案を見ていったが、内容に細かくコメントを書かなければいけないものが多く、予定していたところまでは終わらせることができなかった。仕方がない、残りは明日何とか片づけよう。

夕方に付近のスーパーで買い物。夕飯も家ですませた。

妻の実家に午後までのんびりと滞在。近くに住む妻の兄夫婦が訪ねてきてくれて、みんなでお昼をいただいた。3時半過ぎに失礼して広島へ。5時過ぎに広島駅に着いた。

隣の横川駅からバスに乗ろうとしたが、運悪くバスの間隔がかなり空く時間帯で、バス停は長蛇の列。荷物が多いので、たまには楽をしようとタクシーを使うことにした。行き先を告げると、年配の運転手が「あっちの方ですか。もうちょっと行ったところに、ホタルを見られるところがありますよね」と言う。いつもこの時期は孫を連れて見に行くことにしているのだそうだ。ホタルといえば先日の山陰旅行で楽しんできたばかりだが、家の近くでも見られる場所があるとは、9年以上も住んでいながらちっとも知らなかった。乗車中にだいたいの鑑賞スポットを運転手から教えてもらう。車で10分もかからないところで、何度か通ったこともある場所だった。

帰宅して荷物を置き、車でまた出かけた。夕飯や買い物をすませた後、運転手に教わった場所に行ってみる。橋の欄干から川を見下ろすと、確かにホタルが飛んでいるのが目に入った。あちらに1匹、こちらに1匹というくらいで、安来で見たように数百匹が乱舞しているという感じではない。おそらく、最も飛ぶ時期を過ぎていたのだろう。しかし、こんな近所でホタルを見られるとは思わなかった。たまにはタクシーにも乗ってみるものである。

研究集会終了

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今日で研究集会も終わり。ホテルから出たときは一時的に雨はやんでいるようだったが、バスを降りたときはまたポツポツと落ちてきていた。

研究集会の参加者も、一昨日に比べるとだいぶ少なくなってきているようだった。午前中に講演が2つあり、お昼で研究集会のプログラムはすべて終了。I先生と会場を後にすると、近くのラーメン屋で昼食をすませる。雨が小康状態だったので土産を買いに河原町今出川まで歩くことにし、I先生とはラーメン屋を出たところでお別れした。目的の店まで目当ての豆餅を購入した後、バスで京都駅へ。結局、水曜日から雨が完全に降り止むことは一度もなかった。

今夜は妻の実家に泊めてもらい、明日広島に帰る予定。

降り止まぬ雨

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昨日はいろいろ活動して疲れたせいか、今朝は少々寝坊してしまった。といっても研究集会は今日も10時からだから、そう慌てることもない。ホテルを出たのは9時20分頃。昨日に比べると小降りになっているような気がしたが、バスを待っているうちにまた傘を叩く雨音が強くなってきた。全くよく降る。

昨日の午後に比べると、参加者はやや少なくなったようだった。午前中の講演を聴いた後、他の参加者の方と総勢7人で百万遍近くのインドカレーの店へ。頼んだものが出てくるまでずいぶん待たされたが、カレー自体はまあまあおいしかった。午後も講演は2つ。ただ自分の研究とはやや離れた内容で、早々に脱落してしまった。一つの研究集会に参加して、興味が持てて内容にもついていける講演というのは、実のところそれほど多くはないものだ。特に今回のような大規模な国際シンポジウムではなおさらだろう。

今日のプログラムが終了するとすぐ会場を出て、雨の中をバス停へ歩く。たまたま同じバスに乗ったT大のHさん、G大のSさんと3人で夕飯。8時過ぎに散会してホテルに戻る。とうとう今日も一日雨は降り止まなかった。しかもしとしとという感じではなく、ざあざあという降り方がいつまでも続く。ここ数年では、一番梅雨らしい梅雨という気がする。

今日も10時から研究集会に出席。昨日と比べてまた参加者が増えているようだった。午前の2つの講演を聴いた後、I先生らと5人でお昼を食べに行く。3月に京都を訪れたとき、T君に教えてもらった百万遍の洋食屋へ。店に入るときから雨は降り始めていたが、食べ終えて外へ出たときはいよいよ雨脚が強くなっており、土砂降りと形容した方がいいような降り方になっていた。喫茶店で一服してから会場に戻ったが、膝から下はずぶ濡れになってしまった。

午後の講演も2つ。今回の研究集会は、M先生の還暦をお祝いする意味がある。そのM先生が今日の講演のトリだったから、参加者の数はピークに達し、広い教室がほぼ満席になってしまっていた。

今日は夜にパーティーも予定されていたが、それは失礼させてもらっていったんホテルに戻った。実は今日は、加古川ピアノ同好会で知り合ったKさんのお宅にお邪魔することになっていたのである。雨の中を地下鉄で移動し、7時半に最寄り駅に到着。すぐKさんが車で迎えに来てくれた。お宅に伺い、夕飯をいただきながらKさんご夫妻とあれこれお話しする。お子さんたちが折紙をやっているという話はうかがっていたが、思っていたより本格的にハマっていて、折ったものをいろいろ見せてくれた。またご夫妻の連弾を聴かせていただいたり、Kさんがかつて凝っていたというマジックの道具を見せていただいたりして、遅くまで話し込んでしまう。結局終電の時間までご厄介になってしまった。すっかり長居をしてしまってちょっとご迷惑だったかもしれないが、おかげで大変楽しいひとときを過ごすことができた。

研究集会に参加

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10時からK大数理研で研究集会に出席。プログラム自体は昨日から始まっており、今日が2日目になる。講演は午前2つ、午後2つ。これくらいゆったりと組まれていると、時間に追い立てられる感じがないからだいぶ気が楽だ。海外の研究者も多く参加しており、4階の大きな講義室が8割方は埋まっていた。明日はもっと増えるだろうから、ほぼ満席になるかもしれない。

お昼はK大のKさん、Ku大のAさんと近くの定食屋ですませた。午後の講演が終わり、さて夕飯はどうしようかと思っていたら、たまたま近くを歩いておられたS先生とYさんの師弟コンビとご一緒させてもらえることになる。3人で鴨川の河原をぶらぶらと南下し、三条大橋近くの中華料理屋へ。エビチリや酢豚をつつきながらあれこれお話しし、1時間半ほどで散会する。8時頃にホテルに戻った。

京都に移動

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午前中に大学院生向けの講義を一つ。午後はいくつか雑用をこなし、夕方にいったん自宅に帰る。S研究所で今週行われている研究集会に参加するため、夕飯をすませてから荷物をまとめて家を出発。もたもたしていたので予定よりだいぶ遅れ、京都市内のホテルに入ったときはもう10時半を回っていた。京都に滞在するのは、3月に続いて今年2回目だ。

研究集会は金曜まで。授業の準備やら演習の採点やらといった日頃追われていることをいったん忘れ、集中して講演を聴こう。

アジサイを折る

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OrigamiAjisai2.jpgOrigamiAjisai1.jpg今日は折紙でアジサイを折ってみた。モデルの作者は、「カワサキローズ」の名で有名なバラの折紙で知られる川崎敏和氏。紙の大きさは30cm×30cmで、大礼紙と呼ばれる和紙を用いている。また今回はアジサイの葉も別に折ったが、こちらはどこにでも売っている15cm四方の市販折紙用紙である。同じものを4枚折り、互いにドッキングして十字の形に中央にアジサイを置けばできあがりだ。普段は複数の紙で構成される作品は折らないのだが、川崎作品を折るときはその枷は外している。やはり葉の緑色との対比があってこそ、花が引き立つように思えるからだ。

紙を複数使うことの他にも、本作は普段折っている作品とは若干違うところがある。花を折るといっても、やっていたことはひたすら同じ作業の繰り返し。碁盤状に縦横の折り目を細かくつけ、蛇腹のように折りたたむ。そして縦と横折り目が交錯する場所でたたみ方を直し、フラップのようなものを作っていく。これをただ規則的に続けていくのである。つまりこれは、tessellationと呼ばれる規則的な繰り返し模様を作っているのに近いといえるだろう。こうした幾何学的模様を折ると、それがそのまま花の造形に近いものになっているというのはなかなか興味深い。

さらに本作は、変形しやすくするために紙を湿らせている。平たく折り編んだ鍋敷きのような紙はごわごわして曲げにくいので、霧吹きで全体に軽く水を吹きかけ、柔らかくなったところで湾曲させていくのである。ただ、これに関してはうまくいったといっていいか分からない。紙を湿らせる手法はwet foldingと呼ばれ、コンプレックス折紙ではよく使われているが、実はまだあまりやったことがないのである。しばらくは、いろいろな作品で試行錯誤して経験を積む必要がありそうだ。

(折紙モデル:「アジサイ」、川崎敏和、「折り紙 夢WORLD 花と動物編」(朝日出版社)所収)



初期の作品。利きが止まるようにBを捨てるという狙いはいいが、その直後の手順が限定されていないというのはかなり痛い。テーマが終わった後とはいえ、これは大きな減価事項と言わざるを得ないだろう。

忙しそうな月末

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朝一番で会議があり、いつもより早くに起きる。金曜日朝の会議は本当なら月に一度のはずなのだが、ここ4週間で今日の会議がもう3回目だ。議題が多くてなかなか終わらず、とうとう翌週の金曜日に回されたりするから、結局月に何度もやることになるのである。今日もたっぷり2時間半かかったうえ、いろいろ仕事を引き受けることになってしまった。今月末から来月にかけては相当忙しくなりそうで、今からちょっと気が重い。

午後は線形代数学の講義。本来なら演習を行う日だが、来週はずっと出張する予定なので、火曜日に行う講義を前倒ししてやることにした。講義を1回分先に進めておき、演習を手伝って頂いている先生に来週は2回分演習をお願いすることで帳尻を合わせようというつもり。水曜日の解析学と全く同じやり方だ。ただ問題は、出張から戻ってきた後、次の演習の時間までに大量にたまった演習課題を採点できるのかということだ。今日の会議で決まった仕事もあり、月末は時間のやりくりがかなり大変そうである。

Mihonoseki2.jpgMihonoseki1.jpg昨日の続き。美保神社を後にしてさらに海沿いにもう数分走ると、やがて島根半島の東の端に到達する。ここが美保関灯台だ。やたらと大きかった日御碕のそれに比べるとずいぶんこぢんまりしており、遠くからでは周りの木々に隠されて見えなくなってしまうほどだった。日御碕と比べるとここは海面からかなり高くなっているから、灯台自体はそれほど大きい必要がないのだろう。山陰では初めて建てられた灯台だそうで、歴史的価値が高いものらしい。周囲は散歩道が整備されており、のんびり歩きながら初夏の日本海をゆっくり眺めることができた。青空ならもっと海の色が映えただろうが、こんなふうにどんよりと曇っていた方が、日本海のイメージに合っているような気もする。

3時半頃に美保関灯台を出る。そろそろ帰る時間だったが、最後に宍道湖畔の喫茶店で車を止め、湖を眺めながらコーヒーとケーキで一服。5時を回ったところで店を出て帰路に就いた。

7時過ぎに無事広島の自宅に帰り着いた。1泊2日で少々慌ただしかったが、予定していた場所もだいたい回ることができ、なかなか充実した旅行になったと思う。時間がなくて今回行けなかったところも、機会があればいずれ訪れてみたい。

昨日の続き。明けて6月9日、不惑の年になって最初の朝を旅先で迎えた。朝食をいただき、身支度を調えて9時頃に宿を発つ。といっても車は駐車場に置いたままにしていた。何しろ最初に訪れた足立美術館が、旅館の隣にあるのである。ここは横山大観の日本画や林義雄の童画のコレクションなどを持っているが、何といっても広大な日本庭園の美しさで有名なところだ。館内のあちこちに書かれた紹介文によれば、アメリカの日本庭園専門誌から10年連続で日本一に選ばれたとのこと。もっともそのこと以上に、日本庭園の専門誌が海外にあるということに驚いた。梅雨らしい曇り空ではあったが、窓から見える庭園は見事で、来館者も競うように写真を撮っていた。
AdachiPanorama.jpg
展示されている絵画を丁寧に見ていたので思っていた以上に時間がかかってしまい、駐車場に戻ったときにはもうお昼近くになっていた。国道9号に出て東へ向かい、米子を経由して境港へ行く。記憶が正しければ、鳥取県に入ったのはこれが初めてだ。地元の人に人気があるという食堂で少し遅めのお昼。境港は最近「ゲゲゲの鬼太郎」で町おこしをしているが、もうだいぶ時間が押していたのでその関係の施設に行くのはあきらめた。

MihoShrine2.jpgMihoShrine1.jpgそこから境水道大橋を渡り、再び島根県に入る。目指したのは島根半島の一番東にある美保神社と、その先の美保関灯台である。というのも朝、境港に行くつもりですと宿の人に話したら、もう少し足を伸ばして美保神社に行くといいと勧められたのだ。「島根半島の西の端にある出雲大社と東の端にある美保神社、両方訪れれば御利益がある」ということらしい。お昼を食べた食堂から20分ほどで神社に到着した。出雲大社と比べるとだいぶこぢんまりしているが、それでも社はなかなか立派だ。

ここで、妻がまたおみくじを引いてみようと言い出した。前日に出雲大社で引いたおみくじに厳しい文句ばかり書いてあったので、ここでその分を取り返すような内容のおみくじを引けば、間をとってほどほどの運に落ち着くかもしれない、というのである。そうなることを期待して封を破った。

今は全く見通しがきかない靄の中。実力が発揮できにくい状況なので、大きな計画はとりやめた方がよい。思いがけない偶発的な事が起こりやすく、中傷や邪魔が入る場合もあるが、ここはじっと我慢の子、辛抱することがなにより。やがてくる明日にそなえて力を蓄える強い気力が必要です。根まわし、下ごしらえの時。

取り返すどころか、追い打ちをかけるようなことを言われてしまった。悄然として神社を後にする。山陰の神々はどうも厳しい方が多いようである。

続きはまた明日。

昨日の続き。出雲大社を出て喫茶店で一服し、土産物屋を回って駐車場に戻ったときは、もう3時をとうに回っていた。すぐ宿に向かうにはまだ早い時間だが、あまり遠くまで行くのも難しい。そこで出雲大社から北に少し上がったところにある日御碕(ひのみさき)を目指すことにした。ここは島根半島の左端にあたり、大きな灯台が建っている。車なら出雲大社から30分もかからないような距離で、ちょっと足を伸ばすにはちょうどいいところだった。

Hinomisaki3.jpgHinomisaki2.jpgHinomisaki1.jpg着いたのは4時少し前。灯台に上がっている人も多くいたが、出雲大社で歩き回って足が疲れていたし時間もあまりなさそうだったので、下から見上げるだけにしておく。海に面しているからか風が強かったが、日本海を眺めながらゆっくり散歩するのは気持ちがよかった。参拝客であふれていた大社とは一転、散歩道を歩いている人は数えるほどしかいない。灯台から数百メートル歩いたところに経島(ふみしま)という島があり、そこはウミネコの王国になっていた。島の真ん中に小さな祠と鳥居が建てられており、目をこらすとその周辺に無数のウミネコがたむろしているのが見える。ここはウミネコにとっての出雲大社のようなところかもしれない。

Saginoyu.jpg日本海の景色とウミネコのもの悲しい声を十分味わってから、5時少し前に日御碕を出る。宿は少し離れた安来のさぎの湯温泉にとってあった。山陰道を東へ走り、1時間半ほどで到着。まず温泉に軽く浸かり、旅の疲れを癒やす。日が照りつける下をずっと歩いていたせいで、腕時計の後がくっきり分かるほどに日焼けしてしまっていた。風呂からあがるとすぐ夕飯をいただく。陶板で焼いた島根牛がやわらかくておいしかった。

普通ならこれでこの日の旅は終わりだが、もう一つイベントが残っていた。すぐ近くにホタルが繁殖しているところがあるということで、宿泊客へのサービスとして宿がマイクロバスを出してくれたのである。他の宿泊客とバスに乗り込み、3分ほど揺られて降ろされたのは、小さな川に架かった橋の上。暗闇の中を百匹を優に超す夥しい光が飛び交っていた。マイクロバスを運転していた宿の人の話によれば、例年、ピークはもう少し先なのだが、今年はすでにピークに近い量のホタルが出ているとのこと。ラッキーだと宿泊客をいい気にさせるサービストークかもしれないが、確かに飛んでいる量はかなりのものだった。その後またマイクロバスに乗り、他の鑑賞スポットでもホタルの光を楽しむ。なかなか見る機会のないものを目にすることができ、満足して床に就いた。

翌日の旅については、また明日。

一昨日と昨日、1泊2日で回ってきた山陰旅行について、記録も兼ねて旅の行程を振り返ってみようと思う。

土曜日は8時過ぎに家を出た。最初に目指すのは出雲である。3月末に松江自動車道が開通し、広島から島根半島方面への移動がぐっと便利になった。出雲までは2時間ちょっとの道のりである。ただ出発前に心配していたのは、出雲大社周辺が混雑していて駐車場を見つけられないのではないかということだった。というのも出雲大社は60年ぶりの遷宮が終わったところで、5月から6月にかけてはそれを祝う行事がずっと行われていたからである。どういうルートを通るのがよいか、駐車場はどこにあるのかなど、事前によく調べてから出発した。

10時過ぎに出雲ICを降り、出雲大社に近づいた。やはり参道に入ると道の両脇を歩く人が増え、車も前に進まなくなってくる。これは駐車場難民になるかもしれないと覚悟をし始めたとき、大社の隣にある博物館の駐車場に運よく空きがあり、車を止めることができた。

Izumo2.jpgIzumo1.jpgすぐ境内に入ってもよかったが、時計を見るとすでに11時を回っており、先に早めのお昼をすませておくことにした。出雲に来たら出雲そばを食べようと決めていたが、昼飯時は相当混雑することが予想されたからだ。この判断は正しかったようで、目星をつけていたそば屋には待つことなく入ることができた。出雲そばは段重ねの丸い漆器に薬味を添えた状態で出され、これにそばつゆをかけていただく。4段重ねの割子そばを注文したが、あっという間に食べてしまった。あの量なら、5段食べてもよかったかもしれない。そばもよかったが、実は最後に飲んだそば湯が妙においしく感じられて、それが一番印象に残っている。店を出るときは、すでに順番待ちの列が長くなってきていた。

Izumo4.jpgIzumo3.jpg腹ごなしがすんだところで、いよいよ出雲大社に入る。やはり八百万の神が集まる総本山だけあって、敷地が広い。松並木の参道を抜けると拝殿があり、その奥には御本殿がある。また、本殿の西側には神楽殿という比較的新しい社があり、恐ろしく巨大な注連縄がかかっている。それ以外にも釜社、素鵞社、氏社、東十九社、西十九社など、小さな社がそこかしこに点在していて、脇を通るたびに二拝四拍手一拝をするのだから結構大変だ。拝殿と本殿以外は省略してもよかったかもしれないが、「せっかくだから」ということでそれぞれの社にご挨拶をする。普段なら億劫だったりお金を出す気にならないようなことでも、魔法の言葉「せっかくだから」を一言唱えると、何でもやる気になるのは不思議なものだ。他にも、ふれると御利益があるという神馬・神牛の銅像や、因幡の白ウサギを助ける大国主命の銅像など見るものが多く、すっかり長居をしてしまった。

境内の御守所で、「せっかくだから」おみくじを引こうということになった。出雲大社のおみくじは吉や凶などの言葉がなく、ただ運勢などの文句が書かれているのが特徴である。さあ何が書いてあるだろう、と期待して封を破った。

本年は、何事も思うようにいかず、志望は横合いより妨げがあって叶えられず、苦労多くして効果の少ない年でもあるので、自暴自棄に陥りやすい。しかし深く慎しんで業務に精励すれば、後に幸福を得る道が開かれる。常に神様への祈りを怠ってはならない。

ひどい言い様である。もうちょっと希望のあることを書いてくれてもよいではないか。次いで妻が引いた。

本年は、諸事に注意しなさい。小舟に乗って大海に乗り出すように不安心である。努力もしないで偶然の幸せを頼んではならない。出費が多く損害の重なるきざしがあれば無駄遣いしてはならない。諸事に自戒しなさい。信心を怠るな。

全然手をゆるめてくれない。やっぱり神々の集まるエリート神社、評価もドライでシビアである。

長くなったので、続きはまた明日に。

不惑

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昨日、今日と1泊2日で山陰を旅行してきた。訪れたのは出雲、安来、境港など。昨日の8時過ぎに家を出て今日の7時過ぎに帰るまで、走行距離500キロ余りの旅だった。雨に降られることもなく、ほぼ予定通り各地を回ることができ、それなりに充実した旅行だったと思う。昨夜泊まった宿でネットワークにつながらなかったため、昨日はこのブログを更新することができなかった。今日は長旅でちょっと疲れたので、旅の様子は明日以降の記事でまとめていこうと思う。

今日は、私の誕生日でもある。それも十の位が1つ上がる節目の日だった。ついに自分もこんな年になってしまったのかと思うと、何とも感慨深い。自分より年上の人の年齢であると認識していた数字がある日を境にそうではなくなるというのは、自分のそれまでの常識をひっくり返されたようで、頭では理解していてもにわかには受け入れがたい気分になる。今後も年をとるたびに、こういう戸惑いを感じることになるのだろう。この調子では、不惑とは名ばかりになりそうである。

明日から旅行

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このところ、金曜日は朝から会議があって早起きしなければいけない日が続いていたが、今日は久しぶりにゆっくり出かけることができた。授業は午後の線形代数学演習が1コマのみ。先週の演習を採点していて気になる答案がいくつかあり、誤答例をいくつも示してどこがまずいのかを口角泡を飛ばして解説する。これですっかりエネルギーを消耗してしまったようで、自室に戻り、椅子に身を投げ出していたら、いつの間にか居眠りしてしまっていた。

明日から、1泊2日で山陰を旅行してくる予定。幸い、天気はまあまあよさそうだ。



なかなかよいできではないかと思うが、d列とe列のPがどちらも全く動いていないというのは、実戦ではまず起こりそうにない。創り物らしさが感じられる一品。

連続講義

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水曜日は普段なら講義と演習を行う日だが、今日は演習を一緒に担当している先生が出張でご不在だったため、演習の時間も講義をすることにした。2週間後は今度は自分が出張する予定なので、その週はその先生に演習を2コマ受け持ってもらうことで帳尻を合わせようというわけだ。イレギュラーに補講をしても学生が全員出席できることはまずないので、正規の時間割の中でこうやってやりくりがつくならその方がよい。かくして、午後は2コマ連続で講義を行うことになった。学生もげんなりしていたようだが、こちらも3時間近くしゃべり続けるのはかなり疲れる。部屋に戻ったときはくたくたで、椅子にどさっと座ったまましばらく動けなかった。ずっと立っているとすぐ足がむくんできてしまう。美術館でゆっくり絵を見て回った後と同じ疲労感だ。

一息ついて少し落ち着いたところで、締切が近づいている文書を少し書き進めたが、やはり疲れがたまっているせいか、どうも頭が回らない。こんな日はさっさと店じまいするに限る。適当なところで切り上げて帰宅した。

大礼紙の裁断

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火曜日は講義が一つ。ひたすら行列式の計算方法について説明してきた。教室に入ったときから水を打ったように静まりかえっていた4月の雰囲気はどこへやら、今では最初の数分はなかなか私語がやまない。それでも受講者が全員出席しているのだから、今の学生はその意味では真面目ではある。

帰宅後、土曜日に買った紙の裁断をしていた。今回買ってきたのは大礼紙という和紙である。和紙としてはこれまで雲竜紙と呼ばれる薄い紙をときどき使っていたが、大礼紙は初めてだ。もっとも、和紙といっても片側はつるつるしていて、あまり手作り感はない紙である。羽毛のような繊維が漉き込んであり、冠婚葬祭の礼状など儀式によく使われるという。雲竜紙のように薄くもないので、これはアルミホイルに接着したりせずにそのまま使うつもり。明日から少しずつ折っていって、今月中には何とか完成させたいと思う。

詰パラ六月号

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帰宅すると詰パラの6月号が届いていた。表紙詰将棋を数分考えるが、どうも筋に入れないのであきらめてパラパラとページを繰る。今月は詰将棋順位戦がメインの企画なので、気楽に解ける短手数の作品が普段の号よりやや少ない。どのページを見ても、見るからに難しそうなのが並んでいる。最近は詰将棋をゆっくり考える時間もないし、解く力はいよいよひどいレベルにまで落ちてきているから、こういうのに挑戦してもおそらく歯が立たないだろう。

作品以外では、先月亡くなられた詰将棋作家、岡田敏氏の追悼記事と、若島正氏の第2回門脇芳雄賞受賞の記事が目を引く。昨年の門脇芳雄氏、酒井克彦氏、今年の岡田敏氏と、このところ詰将棋界は超大物といっていい方が相次いで鬼籍に入られている。岡田さんの詰パラ入選回数は750回以上を数え、他誌も含めた総発表作品数は約2,500作というのだから、驚異的というしかない。詰パラの入選回数の記録が破られることは当分ないだろう。

一通り記事を見てから、再度表紙詰将棋を考える。どうも詰まないと思っていたら、初手の紛れに捕まっていたようだ。考え直してようやく正解にたどり着いた。やはりこの手数は、もう自分にとって簡単ではないようだ。

行方八段の終盤

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Namekata-Senzaki.png午前中は将棋番組を見る。今日は行方なめかた八段対先崎八段の一戦で、解説が羽生三冠という豪華な取り合わせだったが、行方八段の終盤の指し回しが見事だった。特に感心したのが最後の決め方だ。図の局面で少し前に打った桂を56桂と跳ねて敵の馬筋をそらし、次いで63桂成と成り捨てたのである。実戦はここで先崎八段が投了したが、あとは空いたスペースに75銀と打って詰みだ。2枚の桂の捨て方が詰将棋のようで美しい。ただの打ち捨てなどではなく、事前に打った桂を跳ね出したり、必要駒だった桂が邪魔駒に変わっているというストーリーがあるのがよいのである(ストーリーがあるということは、詰将棋においては非常に大切である)。行方八段は詰将棋の芸術性を深く理解しておられる棋士であり、実直な人柄もあって詰将棋作家にも応援する人が多い。羽生三冠とぶつかる7月の王位戦が今から楽しみだ。

午後から車で出かけ、1時間半ほどかけて倉敷の三井アウトレットパークまで足を伸ばしてくる。ここに来たのは昨年の8月以来だ。食器や靴、鞄、食料品など、店をはしごしながらあれこれ購入。無駄な買い物をしているわけではないが、こういうところへ来るとどうしても散財してしまう。日が沈むころに倉敷を後にした。9時頃に帰宅。

Napolitan.jpg10時頃まで寝てしまった。のそのそ起き出して遅い朝食をすませると、近くのスーパーに出かけてあれこれ食材を買ってくる。実は先日、夕飯を食べながら見ていた料理番組でナポリタンをつくってみせていたので、自分もちょっとやってみようかと思い立ったのである。パスタの類はこれまでいくつかつくってみたが、それらはいずれも本場イタリアで食べられているものに近いことが理想だった。しかしこれは、ジャンルこそ「洋風」とされるが、紛れもなく日本発の料理である。こういうものは、実はこれまであまりつくった経験がない。

用意したのはタマネギ、ウィンナーソーセージ、しめじ、グリーンピースなど。青物としてはピーマンを入れるのが普通だと思うが、番組ではグリーンピースを使っていたのでそれにならった。つくりかたも、極力その料理番組で紹介していた通りにやってみたが、やはり初めてでよく分からないことが多く、これでよかったのかどうかは分からない。少なくとも、見た目は昔ながらのナポリタン風になったのではないかと思う。味もまあ悪くはなかった。次につくるときは、今回の反省点を踏まえて臨みたいと思う。

夕方から街中に出る。一昨日押し入れにある在庫を点検した結果、折紙に使う紙として適当なものがないことが分かったので、今日はまず東急ハンズへ行って紙売場を物色した。一通り見た後、和紙の中からよさそうなものを購入。その後は衣料品店と本屋で買い物をし、雨の中を帰路に就いた。

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