アジサイを折る

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OrigamiAjisai2.jpgOrigamiAjisai1.jpg今日は折紙でアジサイを折ってみた。モデルの作者は、「カワサキローズ」の名で有名なバラの折紙で知られる川崎敏和氏。紙の大きさは30cm×30cmで、大礼紙と呼ばれる和紙を用いている。また今回はアジサイの葉も別に折ったが、こちらはどこにでも売っている15cm四方の市販折紙用紙である。同じものを4枚折り、互いにドッキングして十字の形に中央にアジサイを置けばできあがりだ。普段は複数の紙で構成される作品は折らないのだが、川崎作品を折るときはその枷は外している。やはり葉の緑色との対比があってこそ、花が引き立つように思えるからだ。

紙を複数使うことの他にも、本作は普段折っている作品とは若干違うところがある。花を折るといっても、やっていたことはひたすら同じ作業の繰り返し。碁盤状に縦横の折り目を細かくつけ、蛇腹のように折りたたむ。そして縦と横折り目が交錯する場所でたたみ方を直し、フラップのようなものを作っていく。これをただ規則的に続けていくのである。つまりこれは、tessellationと呼ばれる規則的な繰り返し模様を作っているのに近いといえるだろう。こうした幾何学的模様を折ると、それがそのまま花の造形に近いものになっているというのはなかなか興味深い。

さらに本作は、変形しやすくするために紙を湿らせている。平たく折り編んだ鍋敷きのような紙はごわごわして曲げにくいので、霧吹きで全体に軽く水を吹きかけ、柔らかくなったところで湾曲させていくのである。ただ、これに関してはうまくいったといっていいか分からない。紙を湿らせる手法はwet foldingと呼ばれ、コンプレックス折紙ではよく使われているが、実はまだあまりやったことがないのである。しばらくは、いろいろな作品で試行錯誤して経験を積む必要がありそうだ。

(折紙モデル:「アジサイ」、川崎敏和、「折り紙 夢WORLD 花と動物編」(朝日出版社)所収)

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コメント(3)

久方ぶりにブログ拝見しました。お花まで折り紙でつくられているとは。折り紙の奥の深さを感じます。本物の花に触れる私にとってはアジサイは、色のグラデーション、そして葉っぱの毛羽立つ質感、ボリュームが魅力的でよく使用します。紫でも青と微妙グラデーションつけてみたり、葉っぱを和紙なんかいかがでしょうかねぇ。アジサイ使った作品、私もいくつかつくりました。ご参考までにブログ貼り付けていきます。

ムッシュ様>すみません!記事よみましたら、和紙をしようされているのですね、川崎氏は。なんとも、失礼いたしました。記事どうぞ削除くださいませ。ふらっと思いつきで、感じたこと書いてしまいました。またたまに拝見しにまいります~。

こんにちは、ご無沙汰しております。お元気そうで何よりです。
今回の折紙は、アジサイの方は和紙ですけど、葉っぱの方は普通の折紙用紙で折っています。
おっしゃる通り、葉も和紙にした方が温かみが出たかもしれません。
花の折紙はなかなか表現が難しいところもあるのですが、これからもちょくちょく折っていこうと思っています。

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このページは、natsuoが2013年6月16日 23:59に書いたブログ記事です。

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