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底本では黒の6手目からの2つのラインが並置されていたが、ここでは棋譜再生の都合上、片方をメインラインとして扱っている。Qがスイッチバックをしながらa6のPを取って戻ってくるというストーリーは、長編詰将棋と非常に近いものを感じる。



あとで登場する410番にも本作と同じテーマが登場する。また、426番では、同じアイディアをエコーとなる2つの変化として扱っている。








底本では9手目の黒の手から生じる2つのラインが並置されて書かれていたが、ここでは棋譜再生の都合上、片方をメインラインとして扱っている。Pがなくて序盤は考えにくいが、Qが落ちたあとの6.Nd5+!が眼目の一手。この捨駒は、詰将棋のテイストも感じる。





Kubbelは313番から出た派生して生まれたと述べている。



307番と同じテーマだが、本作では手順の中で白のビショップが自ら動けなくなる場所まで移動するところに新味がある。



創作初期の習作。



盤の端で白の駒2つがピンされたモデルステイルメイトの形が現れる。Kubbelは、Kが盤の隅にいる形ながら、3つの駒がピンされたステイルメイトの形がLazardの作品において得られていることを述べている。参考までに、Lazardの作品も手順のみ掲げておく。






366番を発展させたもの。かなり中身が濃くなり、作品になっている。





最初期の作品。素材レベルの習作。これを改作したものが368番にある。





本作は当初、g3のRはc3に、h8のBはg1に置かれていた。解はここに示したものと同じで、1.Rxb3からとされていた。ところが、Shakhmaty誌の読者から、1.Re5でも白はうまくいくのではないかと指摘が出た。以下1...Qg6+ 2.Ka1で、2...Bd4 3.Re7+ Ka6 4.Rxb3なら白十分だし、2...Qa6 3.Re7+ Ka8(b8) 4.Rxb3(+)でも白は少なくともドローには持ち込める。この指摘を受け、おそらくKubbel自身によって配置が修正されたのだった。



底本では黒の4手目からの変化が並置されていたが、ここでは棋譜再生の都合上、片方をメインラインとして扱っている。1916年に創られた作品。151番とも比べられたい。



底本では黒の7手目からの2つのラインが並置されていたが、ここでは棋譜再生の都合上、片方をメインラインとして扱っている。2つの左右対称の形でパーペチュアルチェックに持ち込む。



なかなか読みの入った1作。黒の3手目、Nの捨て合が入るところは、詰将棋そのものといってもよい手ざわりだ。

この作品が出品された競作展は、137番と同じである。







底本では2手目の黒の応手から分かれる2つの変化が並置される形になっていたが、ここでは棋譜再生の都合上、片方をメインラインとして扱っている。単純なステイルメイト、ピンされた駒がいるステイルメイト、そしてパーペチュアルチェックと、黒の応手によって分岐したラインのゴールとして3つのドローの形態が味わえる。

実はKubbelは当初、白の黒マスビショップをe7に置いていた。だがこの初形だと、ステイルメイトを全く含まない解が独立した形で生じてしまう。すなわち、1.Rd6 (次に2.Bd6でQを取るスレット) 1...Qe5 2.b8Q+ Qxb8 (2...Kxb8 3.Bd6+) 3.Rd7+ Ka8 4.Bb7+ Ka7 5.Bc8+という手順である。作者が意図していなかったこの手順は、Tijdshrift van den NSBの1907年11月号に掲載された。今回紹介した修正図は、1925年のKubbelの作品集で与えられたものである。



底本では、黒の8手目からの2つのラインが並置されていたが、ここでは棋譜再生の都合上、片方をメインラインとして扱っている。本作は生前には発表されなかったようだが、やや大味な印象はあるものの、白黒双方に見せ場があり、それほど悪い作品でもないように思う。



Kubbel円熟期の作品で、さすがに読みが入っている。





上の手順は底本に書かれているものだが、1.Re3 Kf5の変化で2.g4?としたときは2...Bf8! 3.Bxf8 Qxg2 4.Be7+ Kg7とするのも有力なようだ。また、1.Re3 Kf5 2.g4? Bh8? 3.Kh6には3...Qd8より3...Qd7の方がよいかもしれない。いずれにしても、本作の完全性に影響を与えるものではない。





底本では初手に対する黒の1...Kxg4と1...Kf3の変化が並置されていたが、ここでは棋譜再生の都合上、片方をメインラインとして扱っている。本作のアイディアのオリジナルはSehwersの作品である。Kubbelの配置では、黒のPもフィニッシュにおいて一役買っている。参考までに、Sehwersの作品も掲げておく。






底本では4手目の黒の2通りの変化が並置される形で書かれていたが、ここでは棋譜再生の都合上、片方をメインラインとして扱っている。QとBを適切に配置すれば、白のKの周りに駒のない、浮遊感のあるステイルメイトの形をつくることができる。4手目から分かれる2つの変化で、そのような配置が2通り表現されている。



348番をもう少し逆算した拡大版である。





初期の作品。このあとの350番も参照のこと。



遠くで不動のまま睨みを利かせるBのラインが美しい。QとBで動けるマスをつぶすフィニッシュは、150番でも見られた。



エンドゲームスタディではやや珍しいあぶり出し曲詰。こういうものを創っているところも、何となくKubbelが詰将棋作家と似た感覚を持っているように思えるゆえんである。ずっと前に出た13番も参照されたい。



初期の作品。まだ素材のレベルに近い。



339番も参照のこと。1...Ke6の変化がもう少しすっきりしていたら、もっとよかったように思う。



最初期の作品。同じフィニッシュを迎える作品が40番にある。





Kubbelの創作ノートにあったもので、まだ作品以前の素材の状態である。テーマは326番と関連がある。



Rの代わりにBによる素抜きをテーマにした作品として、302番がある。



Kubbelは本作を1923年に創っている。"250 Selected Studies" では、彼は本作を344番の前身の作品であると注記している。



底本では3手目の黒の6通りの変化が並べて書かれていたが、ここでは棋譜再生の都合上、そのうちの一つをメインラインとして扱っている。だいぶ前の231番とも比較されたい。





底本では2...Qf7と2...Qd7の変化が並置されていたが、ここでは棋譜再生の都合上、片方をメインラインとして扱っている。延べ4回にわたるRの押し売りで、フィニッシュはe列を対称軸にした線対称なエコーになっている。316番とも比較されたい。



1937年に創作された作品。Kubbelの作品には、チェックと同時にディスカヴァード・アタックをするテーマのものもたくさんあるし、アタックと同時にディスカヴァード・チェックをするテーマのものもたくさんある。しかし本作の白の5手目では、ディスカヴァード・チェックとディスカヴァードアタックが同時に実現している。これをKubbelは表現したかったのだろう。



邪魔駒消去というテーマといい、チェックの連続で迫る点といい、実に詰将棋のテイストが強く感じられる作品である。





RとBによるモデルメイトの形が、対角線を挟んで左右に現れる。初手の意味が最後にはっきりする構成は気持ちがいい。




黒の指し手によって、Rの移動すべきマスが変化する。難しいわけではないが、簡潔で自然な駒配置から明快な狙いが表現されており、非常に洗練された印象を受ける。

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