再開

先月中旬に父の葬儀があった。数日前に四十九日の法要も行い、だいぶ前の日常が戻ってきたので、そろそろまたここも再開しようかと思っている。

一連の出来事が終わって今あらためて思うのは、人間いつかは必ず死ぬのだという全く当たり前のことである。自分も、自分の周りにいる人も、性別や年齢にかかわらず、そして一人の例外もなく、いずれこの世を去る。どれほど元気でもやがて衰弱し、ある日冷たくなるときが必ず来るのである。それはこれ以上ないほど明らかな事実であるのに、毎日を慌ただしく過ごしていると何やらこの世界がとりたてた変化もないまま、ただ延々と続いていくような錯覚に陥る。しかし、やはりそうではないのだ。そのことをあらためてよく認識したうえで、今ある日々を生きていかなければと思う。

明日からは新年度。この1年もかなり忙しくなりそうだ。