二宮氏の紙飛行機

今日も忙しかった。最近、やらなければいけないことが絶え間なく入ってきて、一日の中にアソビの時間がほとんどなくなってしまっている。ギリギリで何とか回している状態で、こんな調子だといつか破綻しそうで心配だ。

先週のことだが、紙飛行機で有名な二宮康明氏が亡くなったというニュースがあった。97歳というから、2月になくなった父より15歳も年上である。亡くなる10日前には紙飛行機の大会に顔を見せていたというから、ずっとお元気だったのだろう。

小学生時代、二宮氏の紙飛行機にはずいぶんと熱中したものだ。型紙を切り抜いてセメダインで丁寧に貼り付けていく。何日もかけてどうにか完成した紙飛行機を、「房総風土記の丘」とか「昭和の森公園」とか広いスペースがある場所に持って行っては、何とか長い間滞空させようと必死で投げ上げるのである。何分も飛び続けるといううたい文句だったが、なかなかうまくいかない。何度も地面に激突して機首が泥だらけになり、挙げ句の果てには高い木に引っかかってしまって、枝やボールを投げて何とか取り返そうと悪戦苦闘したことも一度や二度ではなかった。久しぶりにあのころのことを懐かしく思い出した。

今の生活ではなかなか時間に余裕がないが、子どもと一緒にまた作ってみてもいいかもしれない。

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