覚悟はしていたが、果たして起きてみると外は一面の銀世界。しかもまだまだ降り積もる。家で眺めている分にはきれいな景色だが、今日は朝早くから会議があり、その前に下の子を保育園に送り届けるという困難な仕事をやらなければいけない。この積もり方では車は出せそうにないから、3歳の子どもを連れて大雪の中1キロ先まで歩くことになる。会議はオンラインだったので、子どもを送ったあとに勤務先に回るのはあきらめ、いったん自宅に戻ることにした。
十分余裕を見て出たつもりだったが、やはり話はそう簡単ではなかった。子どもを歩かせようとしたもののあまりにスピードが遅く、到底会議の時間に間に合いそうにない。しかたがないので抱きかかえて坂を登り始めると、たちまち腕が疲れて息が切れる。マスクのおかげで眼鏡は曇る。おまけに、ときどき子どもの長靴が脱げる。ゼイゼイ息を切らしながら子どもをどうにか送り、急いで自宅に戻ると、ちょうど会議が始まる時間ぴったりだった。
会議が終わると少し早めのお昼をすませてしまい、再び重装備で出かける。今度は目指すのは勤務先。雪が降りしきる中、滑らないように気をつけながら歩く。登山用の靴を履いてきて正解だった。いつもの靴なら、歩くうちに中まで水浸しになっていただろう。
勤務先でいくつか仕事をしてから、撤退の準備をする。外ではまだ雪が降り続いており、早く帰らないとどんどん状況は悪くなる。おそるおそる出発したが、雪はもう30センチくらいの深さになっており、足がかなり深く沈むようになった。ハアハアいいながらいったん帰宅し、鞄を置くとすぐまた出て保育園へ。下の子を迎えると今度は上の子が待つ学童保育を目指す。下の子は頑張って歩いてくれていたが、雪が深いうえに寒風も容赦なく吹きつけて手足が凍えてしまったようで、結局最後は抱っこせざるを得なくなった。さすがに今日の天候は、3歳の子には厳しすぎた。
7時少し前に帰宅。妻は7時半を過ぎて帰ってきた。うちの周辺で事故があったり立ち往生する車があったりで大渋滞になってしまい、バスが全く動かなかったようだ。冬タイヤかどうかにかかわらず、今日のような日はやはり車で出るべきではなかった。
雪の中を勤務先まで往復、さらに保育園まで2往復。歩数計を見ると、今日だけで18,000歩ほど歩いたようだ。もちろん今年の最高記録であり、ここ数年でもおそらく一番だろう。幸い明日はお休みなので、少しゆっくりしたい。