蛇を折る

久しぶりに折紙を折ってみた。毎年、正月にはその年の干支の折紙を折っている。年賀状のデザインに使うため、正月といっても実際には年末のうちに折っておくのだが、今年はなかなか時間が取れず、めどが立ったのは年もかなり押し詰まってからだった。

今回のモデルの作者はスペインの折紙作家、Manuel Sirgo Álvarezで、紙は30cm四方のTissue-foil paperを用いた。作品タイトルが “Mamushi” で、毒蛇らしい牙まで表現されているので、干支の動物と見なすには愛嬌が足りない気もする。ただ、正方形の紙を使った蛇の折紙である程度造形にリアリティを持ったものはそれほど作例がない。本作は過度に複雑な折り方にならずに蛇らしさが表現できているように思う。

折紙は最近なかなかできていないが、今年は何とか時間をつくってときどきやっていきたいと思っている。

(折紙モデル:Manuel Sirgo “Mamushi”、「第25回折紙探偵団コンベンション折り図集 Vol.25」(おりがみはうす)所収)

折紙の腕

今日は朝から歯医者に行き、午後から講義を2コマ。明日もまだ講義がある。なかなか仕事納めができない。

このところ、みんなが寝静まってから折紙を折っているのだが、どうも前に比べて腕が落ちたような気がする。細切れの時間に少しずつ折っていっても、どうも集中力が保てずに紙が乱れてきてしまう。今年は前半にもちょっと折り進めていた作品があったのだが、結局形にならずに途中で断念してしまった。リハビリのつもりでやさしい作品から折り直した方がよいのかもしれない。

夜中の折紙

先月まで怒濤の忙しさが続いていたが、今週はだいぶ落ち着いている。こんなときに、部屋の片付けとか来年度の授業の準備とか、後回しにしていたことを進めるべきなのだが、どうも今ひとつ身が入らない。自分の研究に関係する計算もしていたが、終わらないうちに保育園のお迎え時間が来てしまった。

最近、家族が寝静まったときを見計らってまた折紙を折っている。翌日も早いのでまとまった時間を確保することができず、いつもほんの少しだけしか折り進められない。もう少し自由な時間がゆったり取れればよいのだが、比較的余裕があるはずの3月でこれでは、今後も簡単にはいかないだろう。

タツノオトシゴを折る

昨年は折紙をほとんど折らなかった。折りたいとはいつも思っていたのだが、公私にわたってやらなければいけないことが山積し、まとまった時間をとることが難しくなってしまった。たまに折ってみても途中で折図通りにいかなくなって断念することもあり、完成までこぎつけることができなかったのだ。今年はもう少し折っていきたいと思っている。

例年、年の初めにはその年の干支の折紙を折っている。第一の目的は年賀状の図案に利用するためだ。昨年に父が他界したので年賀状はつくらなかったが、それでも干支の折紙はやろうと決めていた。しかし辰年にふさわしい東洋風の龍は、12年前に前川淳さんの名作をすでに折ってしまっている。ほかはドラゴンと呼ぶべき西洋風のデザインばかりで、干支には合わないのだ。それでいろいろ探してちょっといい作品を見つけたのだが、折りがどうもうまくいかなくて途中でギブアップしてしまった。

苦肉の策として考えたのが、タツノオトシゴの折紙である。モデルの作者は中国の折紙作家、劉世祥 (Shixiang Liu) 氏で、紙は30cm四方のTissue-foil paperを用いた。一応おめでたい意味も込めて金色を採用。こちらはどうにか最後までたどりつくことができた。

ブランクのせいで少し腕がなまっているのかもしれない。やはりコンスタントに折り続けることが大事なのだろう。

(折紙モデル:劉世祥「海馬」、「第27回折紙探偵団コンベンション折り図集 Vol.27」(おりがみはうす)所収)

折り間違い

昨夜、みんなが寝静まってからゴソゴソと折紙を出してきた。なかなか届かないと言っていた折紙用の紙が、数日前にようやく到着したのである。折る作品は決めていたから、すぐにでも取りかかりたかった。このところ仕事も忙しく、いろいろ気の張ることも続いていたから、たまにはこういうことで気分転換したい。

1時間ほど折り進めたところで、どうも折図と形が微妙に違うことに気がついた。少し前から何だか変な気がしていたのだが、どう考えても何かがずれている。いやな予感がしてもう一度出だしから見ていったら、何と冒頭のステップ5のところで初歩的な勘違いをしていることに気がついた。そこで違ったラインで折り目をつけていたため、そこから折り線がことごとくずれてしまっていたのだ。痛すぎるミスである。この1時間がほとんど無駄になったし、間違った折り目をつけたせいで紙が無用に傷んでしまった。がっかりして寝てしまった。

しかし、この程度のことで投げ出してはいけない。今日は気を取り直してまたトライしている。何とか修正することができ、少し前進することができた。この調子でコツコツ折り進めていこう。

不在通知

朝はどんよりとした曇り空。夕方に帰るころは雨になっていた。先週までずっと雨が降っていなかったが、今週はぐずつく日が増えている。月曜日に降り、明日も降る時間帯がある予報になっている。これで水不足が少しでも解消されないだろうか。

帰宅後、郵便受けに不在通知が入っていた。なかなか届かないとに書いた折紙用の紙がようやく到着したようだ。確か注文したのが先月の16日だったから、ちょうど1か月くらいかかったことになる。まだ受け取れてはいないが、行方不明にはならなかったのでとりあえず一安心。

夜中の折紙

ここ数日は、家族が寝静まってから少し試験の採点作業を進め、その後に折紙をするという過ごし方をしている。採点はとにかく作業量が多いので、少しずつでも進めて楽になっておきたいというつもり。ただそれだけではつまらないので、息抜きに折紙を久しぶりにやってみている。今年は全くと言っていいほど折ることができていなかったが、少々無理をしてでもこういう時間は確保したい。

そういえば、先月中頃に海外のサイトで折紙用の紙を注文したのだが、もう3週間になろうというのに一向に届かない。送料に3つの選択肢があり、高いものほど早く着くというので真ん中の選択肢にしたのだが、ケチらない方がよかっただろうか。何度も注文したことのあるサイトなのでまともなところであるのは確かだ.。何か配送のトラブルがあった可能性もある。まあ気長に待ってみよう。

ウサギを折る

毎年、年末年始は干支の折紙を折ることにしている。今年はウサギ。ウサギの折紙は作例も多いが、今回はRonald Kohの作品を選んだ。使用した紙は40cm×40cmで、Duo Thaiと呼ばれる紙を初めて用いてみた。耳の内部に裏側の色が出てくるのでインサイドアウトを意識したのだが、あまり目立たなかったので、これなら単色の紙を使った方がよかったかもしれない。作品としてはそれほど難しいとは感じなかった。

(折紙モデル:Ronald Koh「ウサギ」、 山口真「端正な折り紙」(ナツメ社)所収)

紙の店

上の子が小学校に出かけていったころから雨が降り始め、やがて雷も聞こえるようになった。かなり本降りだ。気温はあまり上がらないという予報だったので久しぶりに長袖を着て出勤したが、湿度が高くて蒸し暑く、結局室内にいるときにはエアコンをかけてしまった。季節の変わり目の時季は、何を着ていくかが難しい。

先日実家に帰省した際、紙の専門店に立ち寄ってカラペと呼ばれる紙を折紙のために何枚か購入するつもりでいたのだが、残念ながらその店は平日にしか開けていないことが分かった。ネット上で買えればよいのだが、通販では200枚単位でしか買うことができないようなのである。バラ売りしている店でよいところがあればよいのだが、たくさんありそうで案外見つけられずにいる。

折紙活動の再開を目指して

先週に続いて、今日と明日も休暇をとった。夏季休暇をまだ消化しきっていなかったし、来月からはまた忙しくなってなかなか有休もとれないことが予想されるので、こういう時期に休んでおかないといけない。今週は札幌で学会が開かれていて、久しぶりに出張することも考えたが、結局見合わせてしまった。

最近、折紙本を新しく取り寄せたり、折紙に適した紙を購入したりしている。今年に入ってから折紙活動はほとんどできていないが、このところ下の子の折紙につきあって子ども向けの折紙をいくつか折っているうち、自分でもまたやってみようという気になってきた。ただ、なかなか何を折るかが決まらない。これをやってみようと思っても、色や大きさがぴったりの紙がちょうど品切れだったりする。もっとも、こうやってどれを折ろうか考えている時間というのも、またこれはこれで楽しいものである。