馬を折る

いつもこの時季には、新しい年の干支の折紙を折っている。今年は午年。馬は折紙のモデルとしても人気があり、多くの折紙作家が作品を発表している。どれにするか迷ったが、Park Jong Wooの作品にトライしてみることにした。紙の大きさは30cm四方で、アルミホイルの片面にカラペ、もう片面に雲竜紙を裏打ちした紙を用いた。12月に入るころから少しずつ折っていたが、何しろこのところ忙しくてまるで時間がとれず、完成したのは年末もだいぶ押し迫ってきたころだった。

本当はもっと足がすらっとしていてかっこいいのだが、急いで折ったこともあり、ちょっと短足でポニーのようになってしまったかもしれない。それでも馬の親戚だから許してもらおう。本作はたてがみと尾に裏側の色が出てくるようになっている。馬の折紙作品は非常に数多あるが、こういうインサイド・アウトの造形はほかに一つ見かけたくらいで、あまり多くはないようだ。この方の作品は今後も折ってみたいと思う。

(折紙モデル:バク・ジョンウ「馬」、「新世代 至高のおりがみ」(西東社)所収)

鶏切り干し大根をつくる

この年末年始は上の子が勉強する時間を確保する必要があるので、帰省もせず家で過ごすことになっている。今日ものんびりとしていた。そろそろ年賀状の準備をしないといけないので、デザインに使う折紙を制作したりしていた。もっとも、近ごろは年賀状をやめてしまう人がずいぶん増えた。もうそういう時代である。

夕飯はもうお寿司でも買ってきてすませようということになったが、それだけでは物足りないかもと思い直し、副菜のつもりで鶏切り干し大根をつくってみた。

数学セミナー

朝から厚く雲が垂れ込め、ときおり冷たい小雨が降ってくる陰鬱な天気。ただ冷え込みとしては昨日より多少緩くなっている。

今発売されている『数学セミナー』1月号に『折り紙の事典』の書評を載せてもらっている。数学の雑誌なのに、詰将棋の連載をしたり折紙の本の書評を書いたり、趣味の話ばかりだ。あとはピアノとカードマジックだが、これがメシのタネになることはさすがにないだろう。

それにしても、『数学セミナー』の名物コーナー「エレガントな解答を求む」にはちょっと驚いた。今回の出題者が一松信先生なのである。1926年3月生まれで、あと3か月で100歳になられるのだ。問題を解答する側ではなく、出題する側というのは驚異的というしかない。超一流の人はどこまでもすごい。

キリンを折る

8月ごろから少しずつ折っていた折紙が何とか完成した。今回挑戦したのは、ドイツの若手折紙作家Bodo Haagによるキリンである。紙は50cm×50cmのクラフト用紙を使用した。

キリンの折紙作品はたくさん発表されており、中には相当リアルな造形のものもある。だが身体の模様は全く考慮されていないケースがほとんどだ。特徴的な網目模様を再現し、かつ本当のキリンらしい体型を再現するというのは大変な難しさであり、トライしてみようと考えもしないのが普通ではないだろうか。それをここまでやってのけた作者の実力には、ただただ感心するばかりである。しかも、折図が丁寧だったこともあり、折り方に苦労するところは比較的少なかったように思う。紙の表裏の色の違いを造形に生かすインサイド・アウトの作品としては、トップレベルと言ってもいいのではないだろうか。

折図を見たときからこれはどうしてもやってみたいと思っていたが、何とか終わりまでたどりつけてよかった。

(折紙モデル:ボド・ハーグ「キリン」、「新世代 究極のおりがみ」(西東社)所収)

夜の折紙

朝の出勤時、空気が涼しくて心地よかった。日中はそれでもそこそこ気温が上がって暑く感じるが、少なくとも朝夕に熱気がすっかりなくなるようになったことで、かなり過ごしやすくなったように思う。通勤時にも車内でエアコンをかけないですむのは大きい。あれでかなり燃費が違ってくるのだ。

最近は夕飯後に自室で少しずつ折紙を折っている。昨年はなかなか時間が取れず、何とか折り始めても途中で行き詰まって放棄したりすることが続いて、なかなか完成までこぎ着けることができなかった。今年は年頭のヘビアマガエルミヤマクワガタと数か月に一度のペースで折ることができている。今製作中の作品も何とか仕上げるところまで行きたいものだ。

ミヤマクワガタを折る

暑くなってからずっと折り続けていた折紙がようやく完成した。前回に引き続き、神谷哲史氏の難解な折紙作品にトライしてみる。今回やってみたのはミヤマクワガタ。紙は35cm四方のビオトープを用いた。「完成した」とはいったものの、途中分からなくなって紙をだいぶ傷めてしまったし、最後も足や触角を指示通り細くすることができず、パッとしない見栄えになってしまった。うまい人が折ると、神谷作品はもっとずっとすごいのである。まあ今回はこれくらいで許してもらおう。

(折紙モデル:神谷哲史「ミヤマクワガタ」、「超絶のおりがみ」(西東社)所収)

アマガエルを折る

忙しくてなかなか折紙を折れないでいたが、空いた時間に少しずつ折り進めていた作品がやっと完成した。神谷哲史氏の「アマガエル」である。紙は30cm四方のTissue-foil paperを用いた。季節に合わせた折紙を折ろうと思って題材を選んだが、完成する前に梅雨が明けてしまうとは思わなかった。

カエルはだいぶ前にRobert J. Langの作品を折ったことがある。どちらも精巧にできている名作だと思うが、自分の腕ではそれを表現し切れていない。やはりもう少し数をこなした方がよいのだろうが、今の忙しさでは半年に一つ折るのも大変だ。時間がほしい。

(折紙モデル:神谷哲史「アマガエル」、「神谷哲史作品集2」(おりがみはうす)所収)

蛇を折る

久しぶりに折紙を折ってみた。毎年、正月にはその年の干支の折紙を折っている。年賀状のデザインに使うため、正月といっても実際には年末のうちに折っておくのだが、今年はなかなか時間が取れず、めどが立ったのは年もかなり押し詰まってからだった。

今回のモデルの作者はスペインの折紙作家、Manuel Sirgo Álvarezで、紙は30cm四方のTissue-foil paperを用いた。作品タイトルが “Mamushi” で、毒蛇らしい牙まで表現されているので、干支の動物と見なすには愛嬌が足りない気もする。ただ、正方形の紙を使った蛇の折紙である程度造形にリアリティを持ったものはそれほど作例がない。本作は過度に複雑な折り方にならずに蛇らしさが表現できているように思う。

折紙は最近なかなかできていないが、今年は何とか時間をつくってときどきやっていきたいと思っている。

(折紙モデル:Manuel Sirgo “Mamushi”、「第25回折紙探偵団コンベンション折り図集 Vol.25」(おりがみはうす)所収)

折紙の腕

今日は朝から歯医者に行き、午後から講義を2コマ。明日もまだ講義がある。なかなか仕事納めができない。

このところ、みんなが寝静まってから折紙を折っているのだが、どうも前に比べて腕が落ちたような気がする。細切れの時間に少しずつ折っていっても、どうも集中力が保てずに紙が乱れてきてしまう。今年は前半にもちょっと折り進めていた作品があったのだが、結局形にならずに途中で断念してしまった。リハビリのつもりでやさしい作品から折り直した方がよいのかもしれない。

夜中の折紙

先月まで怒濤の忙しさが続いていたが、今週はだいぶ落ち着いている。こんなときに、部屋の片付けとか来年度の授業の準備とか、後回しにしていたことを進めるべきなのだが、どうも今ひとつ身が入らない。自分の研究に関係する計算もしていたが、終わらないうちに保育園のお迎え時間が来てしまった。

最近、家族が寝静まったときを見計らってまた折紙を折っている。翌日も早いのでまとまった時間を確保することができず、いつもほんの少しだけしか折り進められない。もう少し自由な時間がゆったり取れればよいのだが、比較的余裕があるはずの3月でこれでは、今後も簡単にはいかないだろう。