夕方、事前に調べてあった小さな電器店を訪れた。目的は、かつてCD、MD、カセットをかけることができたいわゆる「コンポ」と呼ばれるオーディオ機器の修理である。引っ越し後に電源を入れてみたところ、稼働音を立てるばかりでCDもMDも再生できなくなっていることが分かった。今やMDという媒体は完全に歴史上の存在になっており、このコンポがダメなら数十枚のコレクションもすべて無駄になってしまう。すでに通常の電器店では修理対応をとうの昔に終了しており、直る可能性があるのは広島ではここだけだったのである。修理にはかなり時間がかかるうえ、結局うまくいかないかもしれないが、一応作業をお願いしてコンポは預けてきた。これでダメならもうMDやカセットとはもう完全にお別れになる。
その後は街中の本屋で仕事を終えた妻と合流。先月行きそびれたシチリア料理の店で夕飯をすませて帰宅した。