ナナフシとムカデ

朝、出かけようと靴を履いていたとき、右肩に何かが触れるのが分かった。右に目をやると、何やら大きな虫が這っている。驚いて三和土に払い落とすと、それはナナフシだった。いったいどこからやってきたのだろうか。頭上から落ちてきたのか、それとももっと前から身体に着いていたのか。玄関を開けて外に出してやった。

今日の虫との遭遇は、これで終わりではなかった。夜10時頃、2階の自分の部屋にいたら、階下からあわてたような様子で呼ぶ声が聞こえる。行ってみると、台所にムカデが出たから退治してくれないかというのだ。実は先週も和室にムカデが出たので、退治用のスプレーを買っておいたばかりだった。幸い処置は短時間でうまくいった。

引っ越してからというもの、この家では虫に悩まされることが多い。梅雨に入る前は小さなアリによく侵入されていた。それから、体長5ミリから1センチくらいの、名前がよく分からない虫もしばしば目にするようになった。そしてムカデである。ゴキブリには遭わないのだが、ムカデがすぐ出るのだ。この家の女性陣はムカデをかなり苦手にしているので、必然的に自分が矢面に立つことが多くなる。どこから入ってくるのか分からないのだが、本格的に対策を講じた方がよいのかもしれない。