古い録音

古いコンポを修理してもらい、今月上旬に持ち帰って以来、ときどきCDやMDをかけて聴いている。今どきはもうCDを買う人などいないのだろうが、古い人間なのでディスクという実際に存在する物体があった方がやはり落ち着く。

段ボール箱の中にある古いMDを確認していたら、23年前に実家のピアノで演奏した録音が出てきた。そういえばそんなことをしたことがあった。フェデリコ・モンポウの「歌と踊り」第7番、バッハ=ゴドフスキーの「アリア」、それにプーランクの「メランコリー」。2002年12月14日録音とあるから、一日で弾いたらしい。下手くそとはいえ、よく頑張っていたものだ。

しかし、今やもう音源はもうこれしか残っていない。次にこのMDプレーヤーが壊れたら、もう復活させることはできないだろう。今のうちにファイルの形にしてパソコンに吸い出しておいた方がよい。古い8ミリビデオもそうだが、こういうものは生きているうちに時間をとって救い出さないと失われてしまう。早く手を打とう。