かなり寒いという予報だったので今日もそのつもりで出たが、幸いそれほど厳しい冷え込みという感じはしなかった。雲一つない快晴で、日差しがあったのが大きい。どんよりとした曇り空だったらさぞ肌寒かっただろう。
授業のために建物を移動するとき、外階段を使うことが多い。階段を降りていると、すぐそばのモミジが視界に入ってくるポイントがある。今の時季は、陽光に当たって鮮やかに映える赤いモミジを目にしながら階段を降りるのが常だった。ところが今年は、何とも葉の色づきが悪い。一部はまだ緑色なのに、一部は黒ずんだ赤に変わってしまっており、どうにもきれいとは言いがたい状態なのである。まるでいつ赤くなったらいいか分からずに混乱しているかのようだ。気温が高い状態が続いたから色づきが遅い方にシフトするだろうとは思っていたが、こんな風になるとは意外だった。これもまた温暖化の影響なのかもしれない。