暑さが終わりに近づくころだったか、家の電子レンジの調子が徐々に悪くなってきた。扉を閉めてもスタンバイの状態にならず、スタートボタンを押しても反応しないのである。それでも最初のころはほんの数秒待っていれば何事もなかったように動き出していたが、先週あたりから動き出すまでに1分くらい待たなければいけないことが増えてきた。これはそろそろ買い換えかもねえ、と妻と話していた。
今朝、炊きあがった炊飯器からご飯をよそおうとすると、内釜の底が焦げたようになっている。さらに内釜が炊飯器にはまり込んでいて、引っ張ってもなかなか抜けない。しばらくしてようやく取り出せたものの、今度は入らなくなってしまった。どうも熱で内釜が膨張したようなのだが、このような症状は聞いたことがない。釜が入らないのでは米を炊くこともできない。新しい炊飯器を買うまでは鍋で炊くしかないが、こんな壊れ方をするとは思いもよらなかった。
電子レンジに炊飯器と、13年前に始まった新生活に合わせて購入した調理家電がここへ来て次々に寿命を迎えているのはどういうわけだろうか。近々引っ越しを計画していることを察知したかのようだ。とりあえず、どちらも買い替えることになるだろう。