月曜日なので、午後から講義と演習。いつも通りにタスクをこなす。教室に着いてから忘れ物に気づいて取りに戻るところまで普段と同じで、きわめて日常的な誕生日だった。いつも自分の誕生日の前後に梅雨入りが発表されることが多いが、今年もぴったり今日で、そんなところまで普段通りという印象である。
帰宅後、妻と子どもたちがケーキでお祝いしてくれた。長いろうそく5本と短いろうそく2本。長いろうそくが増えてくると、だんだん針葉樹林みたいに見えてくる。律儀にろうそくの本数で年齢を表し続けるなら、59歳のときに一つのピークが来るだろう。
思えば、自分が二十歳になる歳で大学に入学したとき、一昨年鬼籍に入った父が52歳だった。記憶の中にいるあの父と同じ年齢になったと思うと感慨深いものがある。父はそのあと30年生きたが、自分はそこまでいけるだろうか。先のことは分からないが、とりあえず一つの目標としたい。