旅行二日目。今日も天気はよく、宿泊した部屋から阿蘇根子岳のギザギザの輪郭がよく見えた。9時半頃に出発し、県境を越えて宮崎県は高千穂峡を目指す。実は50年生きてきて、宮崎県に足を踏み入れたのはこれがはじめてかもしれない。小一時間で現地には着いたものの、心配していた通り高千穂峡の駐車場は満車で追い返されてしまった。そこで向かったのが高千穂あまてらす鉄道。台風被害で廃線になった高千穂線の設備を利用して作られたアトラクションで、オープンタイプの列車に30分かけて乗車しながら渓谷の景観を見て回ることができる。列車から見る高千穂の景色はなかなかのもので、子どもたちも満足したようだった。
列車を降りたあと、ランチを求めて高千穂の街をしばらく探し、地元の人だけが来るような小さな喫茶店でお昼をいただく。その後、もう一度高千穂峡の駐車場の様子を見に行き、今度は何とか停めることができた。しかしそこから下の渓谷まで下りていくのが大変。時間もなかったので、渓谷沿いを少し歩いただけで車に戻った。
3時過ぎに高千穂を出て、今日の宿泊先の天草へ。途中、熊本出身の母が一時疎開していた家の跡地に立ち寄った。天草には6時20分頃到着。旅館らしい豪勢な夕飯でお腹いっぱいになった。