久しぶりに折紙を折ってみた。毎年、正月にはその年の干支の折紙を折っている。年賀状のデザインに使うため、正月といっても実際には年末のうちに折っておくのだが、今年はなかなか時間が取れず、めどが立ったのは年もかなり押し詰まってからだった。
今回のモデルの作者はスペインの折紙作家、Manuel Sirgo Álvarezで、紙は30cm四方のTissue-foil paperを用いた。作品タイトルが “Mamushi” で、毒蛇らしい牙まで表現されているので、干支の動物と見なすには愛嬌が足りない気もする。ただ、正方形の紙を使った蛇の折紙である程度造形にリアリティを持ったものはそれほど作例がない。本作は過度に複雑な折り方にならずに蛇らしさが表現できているように思う。
折紙は最近なかなかできていないが、今年は何とか時間をつくってときどきやっていきたいと思っている。
(折紙モデル:Manuel Sirgo “Mamushi”、「第25回折紙探偵団コンベンション折り図集 Vol.25」(おりがみはうす)所収)