仕事が忙しくてリアルタイムに追っかけることはできなかったが、西山朋佳女流三冠のプロ棋士編入試験がどうなるかは気になっていた。ここまで2勝2敗、今日の対局に勝つか負けるかで決まるという大一番である。十分な実力があるのは明らかなので、何とかここで決めてほしいと期待していたのだが、残念ながら敗れてしまい、初の女性棋士の誕生はおあずけとなった。
西山女流三冠は、かつて三段リーグに所属していたときも、14勝4敗という成績を収めたにも関わらず、同じ勝敗のライバルが上位に二人いたため四段になれなかったということがあった。そのときといい今回といい、本当にあと一歩なのである。実に惜しい。
普段はプロ棋界はそれほどは熱を持って見ていないのだが、今日の対戦はかなり注目していた。今回はこういう結果に終わったが、もう一度規定の成績を収めて再試験を受けてほしいと外野から勝手に願っている。