エアコン解禁

月曜日なので午後に講義と演習。保育園のお迎えがあるので、終わるとすぐに荷物をまとめて勤務先を出る。毎週少々慌ただしいが、どれくらい急げばよいかが感覚的につかめてきたので、以前ほどあたふたすることはなくなった。

それにしても、蒸し暑さがいよいよ本格的になってきた。少し前まで家ではエアコンをかけずに過ごしていたのだが、昨日はさすがにジメジメした空気がいやになって除湿運転をしてしまった。一度かけるともう解禁されたような気分になって、少し湿度が下がった今夜も稼働中である。そろそろ扇風機も押し入れから出してきた方がよさそうだ。

鶏むね肉のにんにくレモンクリームをつくる

朝のうちに床屋に行く。7週間に一度のペースで散髪しているから、次は8月だ。

夕方にまた台所に立った。今日はオテル・ドゥ・ミクニで紹介されていたレシピ動画を参考に、鶏むね肉のにんにくレモンクリームというのをつくってみた。使う材料も少なく、作業としてもそれほど難しいところはなかった。この間もらった包丁を早速使ってみたが、さすがに力をかけなくてもスパッと気持ちよく切れる。しかしうっかり刃にさわらないよう、今まで以上に気をつけなければいけない。

オンライン演習

夕方から、W先生がオンラインで主催する「英語で短篇小説を読む」という演習にちょっと参加してみた。数ページの比較的短い短篇を毎回読んでいくもので、1か月に一回のペースで行われる。実際に小説に入っていくのは次回からで、今日はこれからどういう形式で進めていくかについてひととおり説明があった。自分はまだ子どもに手がかかるので毎回参加することは難しいかもしれないが、非常に面白そうなので可能なときはなるべく時間をつくろうと思う。

今日の会がもうそろそろ終わるという時間になって、思わぬことが起きた。主催者のWさんの通信が突然途絶えてしまったのである。5分ほど待っていたらWさんが戻ってきたが、原因はWさんの住まいの一帯で停電が発生したことだった。特に落雷があったわけでもなく、鳥か動物が電気設備に接触するという全く突発的なアクシデントだったようだ。会合の様子はあとで視聴できるようにレコーディングされていたが、このトラブルでデータがなくなってしまったとのこと。少々無理をしてリアルタイムに参加していてよかった。

大葉を摘心してたらこパスタをつくる

先日、バジルを摘心ついでに収穫してペストジェノベーゼをつくったが、大葉の方もかなり葉が増えてきた。特に下の方は手のひらくらいの巨大なサイズになっている。ちょうど今日の夕飯は簡単につくってすませたいということになり、この大葉を摘み取ってたらこと和え、たらこパスタをつくることにした。大葉の時季はいつもこれがちょっとした楽しみだ。

たらこ、大葉、バター、オリーブオイルを和えるだけだから失敗しようがないし、これで結構おいしくできる。山盛りにしてしまったが、何ということもなく平らげた。

新しい包丁

昨日、誕生日祝いということで家族が立派な包丁をプレゼントしてくれた。先週の金曜日に間に合わせるつもりだったが、届くのが遅れてしまったのだそうだ。波紋のような不規則な文様が刃に浮き出ていて、見るからに切れそうである。

ここ数年、週末などに下手くそな料理をやってみているが、回数を重ねるごとに包丁の切れ味が気になるようになっていた。レシピ動画などを見ると何とも軽やかにタマネギを切り刻んでいるのに、いざやろうとすると引っかかってしまって到底あんなようにはいかない。ときどきシャープナーで研ぐと少しましになるが、それでも限界がある。ちょっとよい包丁を使ったらだいぶ違うのではないか、ということはこのところ気になっていた。

これを使ったらどれほど違うのか、今からちょっと楽しみだ。

アシダカグモに遭遇

日曜日のことだが、朝から大立ち回りをやらされた。新聞受けに入っていた朝刊を取り、リビングまで持ってきてからやんわりと二つ折りにされた新聞を開いたら、体長20センチはあろうかというアシダカグモが姿を現したのである。うわっと驚いた次の瞬間、クモは床に落ちるとものすごい勢いで地べたに置いてあった古いボール紙の束と壁の間に潜り込んだ。できることなら逃がしてやりたかったが、あまりに動きが速くてコントロールができそうにない。結局、紙束を反対から押して押しつぶすということになってしまった。あれ以上奥に行かれて、家のどこに行ったか分からなくなるのだけは勘弁してほしかった。

数年に1回、今の時季になるとアシダカグモに遭遇する。大きいうえにとにかく移動スピードが尋常でない。いきなり姿を現すからどうも心臓に悪い。今年はもうこれで最後にしてほしいものだ。

子どもの歯医者

夕方、普段より少し早く勤務先を出て保育園へ。下の子を迎えると、その足で歯医者に向かった。先月の3歳児健診で虫歯になりかけていると指摘されていたのである。ただ問題は、どうやって診てもらうかだった。健診のときもとにかく怖がって口を開けるのをいやがるので大変だったのである。

今回も案の定、歯医者に着いたときからおびえた小動物のような目になってしまい、診察どころではない。歯科衛生士さんが医療器具にいろいろさわらせてあげたりして懸命ご機嫌を取り、ようやく口を開けるところまでは行ったが、今日のところは場に慣れただけでよしということになった。これは長期戦になりそうだ。

ナナフシの死

うちでは昨年の9月からなぜかナナフシを飼い続けている。上の子がたまたま駐車場で見つけたナナフシを捕獲して虫かごに入れたが、長くは生きられないだろうと思いきや、冬を越して春になっても生き続け、やがて卵から小さなナナフシがいくつも誕生するところまで来てしまった。虫かごの中が十数匹になってコントロールが難しくなり、先月に一度上の子が何匹か野に放してきたが、その後もまた生まれて数匹が虫かごのあちこちに張りついている。こんなに子ナナフシが生まれるとは思わなかった。

次世代を残したゴッドマザーのナナフシは、ついに昨日動かなくなっているのが見つかった。見つけてから9か月も虫かごの中で生き続けたわけで、一昆虫としては天寿を全うしたと言ってもいいだろう。

ペストジェノベーゼとハンバーガーをつくる

ベランダのプランターで育成しているバジルがかなり丈を伸ばしてきており、葉も増えてきたので、ここで一度摘心を実行することにした。脇芽が出ている部分で切ることで、このあとの収穫量をさらに増やすことができる。もっとも、うちは子どもが好んでバジルを食べないので、実のところそれほど葉が取れても仕方がない面もある。

摘んだ葉は早速ベストにした。ジャガイモとインゲンをリングイネと一緒にゆで、つくったばかりのペストと和えてジェノベーゼをつくる。なかなかおいしくいただくことができた。子どもは別メニューで妻が余っていたカレーを出してくれた。

午後に採点の仕事をして、夕方にまた台所へ。今度は何度もつくっているハンバーガー。こちらは子どもも喜んで食べてくれる。もうすっかり定番になってしまった。

アップルパイ

夕方から子どもと一緒に街中へ出て、仕事の終わった妻と合流。書店で本を何冊か購入したあと、昨日買いそびれたケーキを手に入れるべく、白島方面のケーキ屋へ向かう。アレルギーの心配がなくて子どもも食べられるアップルパイにした。

うちにしては珍しく、外食で夕飯をすませて帰宅。早速買ってきたアップルパイで、一日遅れのお祝いをしてもらった。

50代の10年も、本当にいろいろなことが起こるのは間違いない。よいことも悪いこともあるだろうが、一つ一つ向かい合って何とかやっていきたいと思う。