百年の孤独

数日前のことだが、夏が終わるころから何ヶ月もかけて少しずつ読み進めていた、ガルシア・マルケスの「百年の孤独」をようやく読了することができた。文庫版を買ったのはもっと前だったが、ほかに読む本が多く、順番待ちだったのである。今の生活では、一日の中でまとまった読書の時間をとることはほぼ不可能で、出勤前のトイレの中とか、みんなが寝静まった深夜とか、わずかな隙間時間に数ページ読むのがせいぜいだ。それでも粘り強く前進した結果、年が変わる前に大作を終わらせることができたのはよかった。やはり名作・傑作とされているものは、一度は読む体験をしておきたい。

今年はアンソニー・ホロヴィッツやジル・ペイトン・ウォルシュなど現代のミステリ数冊のほか、ディケンズ、H.G.ウェルズ、マンスフィールド、キプリング、チーヴァーらの短編集を読んだ。長編では上の「百年の孤独」のほか、カポーティの「遠い声 遠い部屋」、セバスチャン・ジャプリゾの「長い日曜日」を読んだ。別に読んで賢くなるわけでも何かに役立つわけでもないうえ、忙しくて時間を捻出するのにも苦労しているが、だからといってこういうことを完全にやめてしまいたくはない。ある種の精神的な豊かさを捨ててしまうような感覚があるのである。今後も細々とではあるが、何とか続けていきたいものだ。来年はどのへんから読んでいこうかと、今から考えている。

鶏切り干し大根をつくる

この年末年始は上の子が勉強する時間を確保する必要があるので、帰省もせず家で過ごすことになっている。今日ものんびりとしていた。そろそろ年賀状の準備をしないといけないので、デザインに使う折紙を制作したりしていた。もっとも、近ごろは年賀状をやめてしまう人がずいぶん増えた。もうそういう時代である。

夕飯はもうお寿司でも買ってきてすませようということになったが、それだけでは物足りないかもと思い直し、副菜のつもりで鶏切り干し大根をつくってみた。

サバ缶とパン粉のパスタをつくる

今日からは年末年始の休み。短い間だが束の間の平穏な期間だ。妻は今日まで仕事なので、子どもたちと留守番をしていた。

夕飯は、サバ缶とパン粉のパスタにしてみた。つくるのはおそらく5月以来である。パスタは下の子があまり食べてくれないのだが、カリカリにしたにんにく入りのパン粉は結構好きらしい。そこに期待したのだが、結局パン粉ばかり食べて、サバの方はあまり食指が動かないようだった。子どもが小さいとメニューの選択肢が狭まってしまう。早く大きくなって何でも食べるようになってほしいものだ。

雪の朝&チキン南蛮をつくる

夜半から雪が降り出していたようで、起きると外はかなり白い世界に変わっていた。家の前の道路も少し雪が積もり始めていたので、タイヤに滑り止めのカバーをはかせる。しかし少し大きな道路に出ると、まだ路面が濡れている程度だった。やがて日が高くなるにつれ雪はみるみる溶け始め、午後には路面はほぼ乾いてしまった。積もるところまでいくには、もう一段強い寒気が降りてくる必要があるようだ。

今日はメールやオンラインでの仕事をいくつかしたが、出勤はせずに年休を取る形にした。仕事納めが昨日になるのか今日になるのか分からないが、ともあれこれで今年の仕事はひとまず終了。とはいえ、年明けもいきなりいろいろ押し寄せてくるからまだまだ大変だ。

上の子のリクエストで、久しぶりにチキン南蛮をつくってみた。タルタルソースも自家製である。まあまあうまくできたかなと思う。

クリスマス

25日なので、もちろん子どもたちはプレゼントを見つけて早速開けていた。上の子は腕時計、下の子はパズルとペン。上の子は実際に何が行われているかさすがにもう理解しているに違いないが、表向きは世界観が保たれた状態を続けている。

今日は朝こそ暖かさがあったが、午後から夕方になるにつれて冷え込みが厳しくなっていった。明日から来るという寒気の先遣隊がすでに展開し始めたようだ。明日をもうお休みにしたかったので、たまっていた仕事をみんな今日中に片づけようとしたら、帰宅が8時半過ぎになってしまった。結局仕事は終わっていないが、残りはメールベースで何とかなるだろう。

授業納め

午前中に解析学の授業をしたが、あとで考えてみるとこれが今年最後の授業だったことに気づいた。授業納めである。もっとも、年明け5日にはもう授業が始まるので、あまり大きな区切りという感じはしない。小休止という程度だろう。

今日は小雨が降ったりやんだりでやや肌寒かったが、明後日にかなり冷え込みが厳しくなるらしい。また少し雪が降るかもしれない。

オンライン忘年会

帰宅すると、何と注文したばかりのテレビがもう届いていた。こんなに早いとは思わなかったが、接続するのは落ち着いて作業ができる週末になりそうだ。

夕飯を終えたあと、数学科同期のオンライン忘年会に参加していた。昨年も出たが、新居になってからは初めてということになる。忘年会と名はついていても、アルコールは全く飲まずしゃべっているだけである。11時頃まで歓談していた。

テレビの買い替え

先月から不調が顕著になってきたリビングのテレビは、一時期小康状態を保っていたものの、最近はまた画面が乱れることが増えてきた。子どもがゲームをするときも、画面上部がおかしくなっている。だましだまし使ってきたが、さすがにもう買い替えどきだだろうと思い、ネットで注文してしまった。ちょうどクリスマスのころに届くはずだ。

元々このテレビを使い続けてきたのは、このテレビに接続したハードディスクに録画していた大量の番組が、ほかのテレビでは見られないと思っていたからだ。しかし、ネットワークハードディスクを新たに導入し、そこにデータをダビングすることで、その障壁はクリアできることが最近ようやく分かった。そうと分かっていればもっと早くやっておくのだった。ともあれ、新しいテレビの到着を待とう。

青梗菜のそぼろ炒めをつくる

どこに出かけることもなくただのんびりと日曜日を過ごす。昨日から今日にかけては気温が高かったが、当初喧伝されていた異常な高温というほどの暖かさは感じなかった。

夕飯は妻にまかせるつもりだったが、豚バラ大根をつくったときに使い残した厚揚げがまだ冷蔵庫に残っていると分かり、残り物処理を買って出た。こういうときは、に一度つくったことのある青梗菜のそぼろ炒めの出番だ。豚挽肉ではなく合挽肉にしたり、冷蔵庫に残っていた小松菜も加えたりと細かな違いはあるものの、基本的には前回の通り。やたら時間がかかった昨日に比べればずいぶんあっさりとつくることができた。

天ぷらをつくる

このところ、自分か家族の誰かに用事があって落ち着かない週末が続いていたが、今日と明日は久しぶりに特段の予定がない。妻は仕事なので、夕飯をどうしようかと考えた。冷蔵庫にかなりニンジンがあり、かき揚げでもしようと思い立つが、動物性のものもないと物足りない気がしてくる。エビも買って天ぷらをすることにした。さらに舞茸と、先月高知で買ってきた青さ海苔も揚げることにした。

かき揚げはに一度つくったときはうまくまとまってくれなかったのだが、今日はそのときよりはずっとうまくいった。そのほかもそれらしくできたのだが、何しろ時間がかかりすぎてしまい、夕飯の時間がひどく遅くなってしまった。もう少し手際よくこなさないといけない。次回以降の課題である。