詰将棋解答選手権

今日は詰将棋解答選手権の初級戦・一般戦が行われる。昨年、コロナ禍を挟んで5年ぶりに開催されたが、初めて地方開催が行われた2009年からずっと広島会場の責任者をしている。多分今回で13回目だ。今年がいつもと違うのは、会場の手配も自分でしたということ。コロナ禍前は広島将棋センターのTさんに押さえてもらっていたし、昨年は将棋ひろばのスペースを使わせていただいた。世の中のオンライン化が進み、実際に会場に赴かなくても予約ができるようになったという事情が大きい。

会場には将棋ひろばのFさんが手伝いに来てくれていた。部屋をセッティングしているとポツポツ参加者が集まり始める。初級戦の競技時間は13時半からの30分で、参加者は13名。途中退室が多く、最後まで残っていたのは1人だけだったが、全題正解者は7名だった。次いで一般戦は、5手詰~15手詰の6問を50分で解く。参加者は16名で、こちらは皆さん悪戦苦闘しておられたが、一人途中退室された方は全問正解だった。

ここまでは大きなトラブルもなく順調だったが、ちょっと誤算だったのは表彰状と時間管理だ。採点をしたところ、何と3位が5人も出てしまったので、用意していた賞状が足りなくなってしまったのである。もう一つの問題は、採点から解説と表彰式とやっていたらいつの間にか会場の予約時間をオーバーしてしまっていたことだ。来年からは、解説はFさんにまかせることを考えたい。

5時半頃に会場をあとにする。ちょっと大変だったが、何とか終わってよかった。

明後日の準備

朝方は曇り空だったが、午後に雷を伴った通り雨があり、夕方にはまた落ち着いた空になった。幸い、日中は建物の中にいたので雨に降られることはなかったが、満開だった桜はかなり散らされてしまった。

明後日の土曜日、詰将棋解答選手権の初級戦と一般戦が予定されている。例によって広島会場の責任者を引き受けており、昨日から今日にかけては家のプリンタで問題用紙や入賞者用の賞状を印刷したりしていた。今年は初めて使う会場を予約したが、果たして滞りなくいくだろうか。

プロ編入試験

仕事が忙しくてリアルタイムに追っかけることはできなかったが、西山朋佳女流三冠のプロ棋士編入試験がどうなるかは気になっていた。ここまで2勝2敗、今日の対局に勝つか負けるかで決まるという大一番である。十分な実力があるのは明らかなので、何とかここで決めてほしいと期待していたのだが、残念ながら敗れてしまい、初の女性棋士の誕生はおあずけとなった。

西山女流三冠は、かつて三段リーグに所属していたときも、14勝4敗という成績を収めたにも関わらず、同じ勝敗のライバルが上位に二人いたため四段になれなかったということがあった。そのときといい今回といい、本当にあと一歩なのである。実に惜しい。

普段はプロ棋界はそれほどは熱を持って見ていないのだが、今日の対戦はかなり注目していた。今回はこういう結果に終わったが、もう一度規定の成績を収めて再試験を受けてほしいと外野から勝手に願っている。

突然の訃報

昨夜、驚きで言葉を失うようなニュースが飛び込んできた。詰将棋作家であり、将棋界や詰将棋界に多大な貢献をされてきたSさんが年末に急逝されたというのである。具体的な状況は分からないが、多方面で精力的に活動されており、亡くなるつい数日前にも詰将棋作家の集まりで楽しんでおられたということなので、全く急なことには違いない。まだ60代であり、早すぎるというしかない。

Sさんは将棋イベントが広島で開催されるのに合わせて何度か広島に来られており、そのたびに会いませんかと声をかけてくれていた。お誘いに応じて街中でお会いしたことが三度あり、その3度目は昨年の8月である。わざわざ時間をとってサシで話をする機会を何度もつくっていただいた詰将棋関係者は、Sさんだけだ。かつて『詰将棋探検隊』という本を上梓されたSさんとは、ディープな詰将棋の世界を紹介する本を書いたという共通項もあった。次に会うのは全国大会ですかね、というやりとりでお別れしたが、それが最後になるとは夢にも思わなかった。残念でならない。

ご冥福をお祈りしたい。

街中で詰将棋談義

台風はまだそれほど遠く去ったことになっていないが、天気はほとんど前の状態に戻ってしまった。これからまたしばらくは、ひたすら暑いだけの日々が続くのだろう。秋が待ち遠しい。

日も落ちた7時頃、仕事から帰ってきた妻と入れ替わるようにして一人家を出る。今日は詰将棋作家でもあるSさんが東京から仕事で広島にお見えになっており、少し会ってお話ししましょうとお誘いを受けていたのである。数年に一回の頻度で来られており、こうして会うのは多分三度目だ。仕事の終わったSさんを7時半に車でお迎えすると街中へ。店を適当に探そうと思ったが、こういうときは店の選択が難しい。運転するからもちろん酒は飲めないし、一方であまりしゃれたレストランに入るのも妙だ。結局、前にも入った焼き鳥の店に行ったが、静かに話せる環境で悪くなかった。2時間ばかり、詰将棋のことであれこれ話に花を咲かせる。こういう時間を過ごすと、少し詰将棋を創らなければという気になる。

10時過ぎにお別れして帰路に就いた。

詰備会に参加

少し早いお昼をすませたあと、一人で家を出る。今日は岡山で行われる詰備会に参加する。このところ詰備会にも詰四会にもあまり参加できていなかった。詰備会はおそらく1年ぶりだ。いつもの通り自由席特急券の切符を買って入線したのぞみに乗り込んだが、そこで「全車指定のぞみ、東京行きです」のアナウンスを聞いてあわてて下車する。最近、繁忙期には全車指定になるのをうっかり忘れていた。いったんみどりの窓口まで退却して指定席券を取り直したため、当初の予定から到着が20分ほど遅れてしまった。

昨年秋から会合の場所が駅近くに変更になり、アクセスがしやすくなった。今日来ていたのは、自分を含めて12名。全員よく見知った顔ばかりで、詰将棋談義をじっくり楽しむことができた。17時に一度お開きになり、お一人帰られて11人ですぐそばの居酒屋へ。2次会に出たのもかなり久しぶりだったと思う。7時半過ぎに終了して散会。お土産のきびだんごを買って帰路に就いた。

詰将棋解答選手権

詰将棋解答選手権が帰ってきた。何年かの中断を経て、5年ぶりの開催である。この中断の間に広島将棋センターが閉所してしまい、環境は一変してしまった。幸い、将棋センターの後を継ぐようにして「将棋ひろば」というスペースができ、今回の解答選手権で全面的に協力していただけることになったので、何とか広島から催しに参加することができた。

12時過ぎに「将棋ひろば」に到着。席主のYさんの奥さんと、かつて競技に参加して何度も優勝していたFさんがスタッフとして手伝ってくれた。会場の準備はもちろん、来場した人の会計なども引き受けてくれたので、こちらとしては配付資料の準備などに集中することができて非常に助かった。

初級戦は13時半からで、12名の参加があった。半分以上は小学生である。30分の競技時間のうち、途中退室は4名だけで、その4名が満点という結果だった。

続いて一般戦。少し参加者が入れ替わり、今度は13名が挑戦。ただちょっと難しかったようで、全問正解者はこの会場からは出なかった。優勝は30点満点中21点を獲得した方で、そのあとで15点で2位が3人並ぶ結果になった。

5時半頃、「将棋ひろば」をあとにする。久しぶりの地域責任者の仕事で何か粗相をしないか心配だったが、大きなトラブルもなく無事終了してホッとした。

前日の最終確認

今週前半の冷え込みの分を取り戻すかのように、今日は気温が上がった。朝はポカポカとした暖かさで心地よかったが、昼下がりに下校した上の子は暑くてたまらなかったそうだ。しかもこの週末も同じかさらに高温になると予想されている。やはり今年の夏もひどい暑さになるのだろう。

詰将棋解答選手権前日ということで、持って行くものをもう一度確認する。今まで地域責任者を11回やったが、最初のころは商品の書籍を持って行くのを忘れたり、上位入賞者の記念撮影を忘れたり、うっかりミスが絶えなかった。問題が事前に漏れたりするような、公平さが保たれなくなる事態だけは避けなければいけない。小さなトラブルが発生する可能性はあるが、何とか無難に滞りなくいってくれるのを願うばかりだ。

詰将棋解答選手権の準備

寒気が去り、また少し春らしさが戻ってきた。桜はもう散り始めている。今週末はどこも葉桜ばかりになるだろう。

詰将棋解答選手権の初級戦と一般戦の開催日が近づいてきたので、そろそろ準備に取りかかる。当日配付する資料や上位入賞者用の賞状など、今日はいろいろなものを印刷した。実に5年ぶりなのでいろいろ勝手を忘れてしまっているが、当日にあわてないようによく段取りを思い出しておきたい。

植物公園に行く&豚肉と新タマネギの煮込みをつくる

花見に行きたいと子どもが言うので、昼前に慌ただしく出かけた。今日は絶好の花見日和。桜の名所はどこも混雑していることが容易に想像できた。どこに行くか迷ったが、結局久しぶりに植物公園を訪れることにする。大渋滞も覚悟していたが、幸いそれほど待たされることなく車を停めることに成功。園内は予想通り家族連れであふれていたが、混雑エリアをちょっと外れるとそれほど人がいない場所もあり、比較的ゆったりと春の景色を楽しむことができた。

3時頃には帰宅。一服したあと、4時からオンラインでの会合に顔を出す。Wさんが詰将棋の入門講座をオンラインで開いており、そのテキストに何と『詰将棋の世界』を使ってくださっているということなので、ちょっとお邪魔してご挨拶をした。前半部分だけで失礼したが、ああいう場で本を使っていただけるというだけでも、あれを書いたかいがあったというものである。

夕飯は、先月に引き続き豚肩ロースと新タマネギの煮込みをつくる。上の子が特にこれを気に入っているので、新タマネギのシーズンに2回はこれをやることになる。今回は新タマネギを5個も使ったので、汁気もたっぷりになった。