詰将棋全国大会に出席

今日は朝から予定が詰まっていた。8時半頃、車に乗ってお泊まり保育を終えた下の子を家族みんなで迎えに行く。そしてその足で上の子が通う小学校へ。ここが今回の投票所である。投票をすませると、街中の歯医者に予約が入っている上の子たちをバス停の前で下ろし、一人いったん自宅に戻った。ここで身支度を調えて9時半頃に再び出発し、博多に向かう。今日は詰将棋全国大会である。

全国大会にはかつてはほぼ毎年顔を出していたが、コロナ禍を挟んでだいぶ足が遠のいていた。前に行ったのは2019年。2020~2022年からはコロナ禍で中止になっていたが、再開されてからも都合がつかない年が続いた。6年ぶりともなると知らない顔も増えたし、また知っている顔もずいぶん相好が変わっていた。もちろん、自分もそれだけ老けたということでもある。

久しぶりに参加したが、進行は以前の全国大会とほぼ同じだった。違ったのはアトラクションが早解き競争ではなくビンゴ大会だったこと、全体写真の撮影が集合写真ではなく座席に座ったままのスタイルだったことくらいか。今年の受賞者の一人だった藤井猛九段を生で見ることができたのは貴重な経験だった。

懇親会にも出席し、出席者とあれこれ話をする。7時半に終わると会場をあとにして帰路に就いた。帰宅は10時半少し前。明太子、もつ鍋、にわか煎餅をお土産に持ち帰った。

今の生活では遠方での開催では参加が簡単ではないが、今回は開催地が博多で、しかも駅から徒歩数分の場所が会場だったため、広島からは非常にアクセスしやすくて助かった。来年は大阪とのこと。可能であればまた足を運んでみたいと思う。

やはり参加へ

7月20日は詰将棋全国大会が博多で行われる。今年は広島から比較的アクセスしやすい場所で開催されるのだが、勤務先での行事が重なってしまうのであきらめていた。

ところが、今年から行事内容が少し変わり、7月20日には必ずしも出勤する必要はないらしいと分かった。それならば、せっかくの機会だし博多まで足をのばしてみようかと考えている。懇親会まで出ても日帰りできる距離だ。

これが「詰将棋の世界」出版直後なら大いに宣伝効果もあったのだろうが、出版から4年も経っていては、ほとんど忘れ去られているといった方がよいだろう。まああまりそういうことは気にせず、お祭りを楽しんでこようかと思う。

今年も断念

毎年、詰将棋全国大会は7月の3連休の中日に開かれる。以前は頑張って足を運んでいたのだが、コロナ禍による数年の中断を挟んでからは一度も行くことができていない。久しぶりに開かれた一昨年は連休中日でなく海の日の開催で、勤務先が平日授業日に指定していたため参加を断念。昨年は開催地が甲府であまりに交通の便が悪く、また見送ってしまった。

今年は開催地が九州で行きやすいうえに連休中日の開催で、これまでの障害がない。やっと久しぶりに顔を出せるかなと思っていたら、何と今年からオープンキャンパスを連休の中日にやることが決まってしまった。こうなってはどうしようもない。この日程は当分変わりそうにないので、今後も全国大会への参加は難しそうだ。今年はおまけに選挙まで重なりそうな気配なので、まあ仕方ないとあきらめた方がよいだろう。

詰将棋解答選手権

今日は詰将棋解答選手権の初級戦・一般戦が行われる。昨年、コロナ禍を挟んで5年ぶりに開催されたが、初めて地方開催が行われた2009年からずっと広島会場の責任者をしている。多分今回で13回目だ。今年がいつもと違うのは、会場の手配も自分でしたということ。コロナ禍前は広島将棋センターのTさんに押さえてもらっていたし、昨年は将棋ひろばのスペースを使わせていただいた。世の中のオンライン化が進み、実際に会場に赴かなくても予約ができるようになったという事情が大きい。

会場には将棋ひろばのFさんが手伝いに来てくれていた。部屋をセッティングしているとポツポツ参加者が集まり始める。初級戦の競技時間は13時半からの30分で、参加者は13名。途中退室が多く、最後まで残っていたのは1人だけだったが、全題正解者は7名だった。次いで一般戦は、5手詰~15手詰の6問を50分で解く。参加者は16名で、こちらは皆さん悪戦苦闘しておられたが、一人途中退室された方は全問正解だった。

ここまでは大きなトラブルもなく順調だったが、ちょっと誤算だったのは表彰状と時間管理だ。採点をしたところ、何と3位が5人も出てしまったので、用意していた賞状が足りなくなってしまったのである。もう一つの問題は、採点から解説と表彰式とやっていたらいつの間にか会場の予約時間をオーバーしてしまっていたことだ。来年からは、解説はFさんにまかせることを考えたい。

5時半頃に会場をあとにする。ちょっと大変だったが、何とか終わってよかった。

明後日の準備

朝方は曇り空だったが、午後に雷を伴った通り雨があり、夕方にはまた落ち着いた空になった。幸い、日中は建物の中にいたので雨に降られることはなかったが、満開だった桜はかなり散らされてしまった。

明後日の土曜日、詰将棋解答選手権の初級戦と一般戦が予定されている。例によって広島会場の責任者を引き受けており、昨日から今日にかけては家のプリンタで問題用紙や入賞者用の賞状を印刷したりしていた。今年は初めて使う会場を予約したが、果たして滞りなくいくだろうか。

プロ編入試験

仕事が忙しくてリアルタイムに追っかけることはできなかったが、西山朋佳女流三冠のプロ棋士編入試験がどうなるかは気になっていた。ここまで2勝2敗、今日の対局に勝つか負けるかで決まるという大一番である。十分な実力があるのは明らかなので、何とかここで決めてほしいと期待していたのだが、残念ながら敗れてしまい、初の女性棋士の誕生はおあずけとなった。

西山女流三冠は、かつて三段リーグに所属していたときも、14勝4敗という成績を収めたにも関わらず、同じ勝敗のライバルが上位に二人いたため四段になれなかったということがあった。そのときといい今回といい、本当にあと一歩なのである。実に惜しい。

普段はプロ棋界はそれほどは熱を持って見ていないのだが、今日の対戦はかなり注目していた。今回はこういう結果に終わったが、もう一度規定の成績を収めて再試験を受けてほしいと外野から勝手に願っている。

突然の訃報

昨夜、驚きで言葉を失うようなニュースが飛び込んできた。詰将棋作家であり、将棋界や詰将棋界に多大な貢献をされてきたSさんが年末に急逝されたというのである。具体的な状況は分からないが、多方面で精力的に活動されており、亡くなるつい数日前にも詰将棋作家の集まりで楽しんでおられたということなので、全く急なことには違いない。まだ60代であり、早すぎるというしかない。

Sさんは将棋イベントが広島で開催されるのに合わせて何度か広島に来られており、そのたびに会いませんかと声をかけてくれていた。お誘いに応じて街中でお会いしたことが三度あり、その3度目は昨年の8月である。わざわざ時間をとってサシで話をする機会を何度もつくっていただいた詰将棋関係者は、Sさんだけだ。かつて『詰将棋探検隊』という本を上梓されたSさんとは、ディープな詰将棋の世界を紹介する本を書いたという共通項もあった。次に会うのは全国大会ですかね、というやりとりでお別れしたが、それが最後になるとは夢にも思わなかった。残念でならない。

ご冥福をお祈りしたい。

街中で詰将棋談義

台風はまだそれほど遠く去ったことになっていないが、天気はほとんど前の状態に戻ってしまった。これからまたしばらくは、ひたすら暑いだけの日々が続くのだろう。秋が待ち遠しい。

日も落ちた7時頃、仕事から帰ってきた妻と入れ替わるようにして一人家を出る。今日は詰将棋作家でもあるSさんが東京から仕事で広島にお見えになっており、少し会ってお話ししましょうとお誘いを受けていたのである。数年に一回の頻度で来られており、こうして会うのは多分三度目だ。仕事の終わったSさんを7時半に車でお迎えすると街中へ。店を適当に探そうと思ったが、こういうときは店の選択が難しい。運転するからもちろん酒は飲めないし、一方であまりしゃれたレストランに入るのも妙だ。結局、前にも入った焼き鳥の店に行ったが、静かに話せる環境で悪くなかった。2時間ばかり、詰将棋のことであれこれ話に花を咲かせる。こういう時間を過ごすと、少し詰将棋を創らなければという気になる。

10時過ぎにお別れして帰路に就いた。

詰備会に参加

少し早いお昼をすませたあと、一人で家を出る。今日は岡山で行われる詰備会に参加する。このところ詰備会にも詰四会にもあまり参加できていなかった。詰備会はおそらく1年ぶりだ。いつもの通り自由席特急券の切符を買って入線したのぞみに乗り込んだが、そこで「全車指定のぞみ、東京行きです」のアナウンスを聞いてあわてて下車する。最近、繁忙期には全車指定になるのをうっかり忘れていた。いったんみどりの窓口まで退却して指定席券を取り直したため、当初の予定から到着が20分ほど遅れてしまった。

昨年秋から会合の場所が駅近くに変更になり、アクセスがしやすくなった。今日来ていたのは、自分を含めて12名。全員よく見知った顔ばかりで、詰将棋談義をじっくり楽しむことができた。17時に一度お開きになり、お一人帰られて11人ですぐそばの居酒屋へ。2次会に出たのもかなり久しぶりだったと思う。7時半過ぎに終了して散会。お土産のきびだんごを買って帰路に就いた。

詰将棋解答選手権

詰将棋解答選手権が帰ってきた。何年かの中断を経て、5年ぶりの開催である。この中断の間に広島将棋センターが閉所してしまい、環境は一変してしまった。幸い、将棋センターの後を継ぐようにして「将棋ひろば」というスペースができ、今回の解答選手権で全面的に協力していただけることになったので、何とか広島から催しに参加することができた。

12時過ぎに「将棋ひろば」に到着。席主のYさんの奥さんと、かつて競技に参加して何度も優勝していたFさんがスタッフとして手伝ってくれた。会場の準備はもちろん、来場した人の会計なども引き受けてくれたので、こちらとしては配付資料の準備などに集中することができて非常に助かった。

初級戦は13時半からで、12名の参加があった。半分以上は小学生である。30分の競技時間のうち、途中退室は4名だけで、その4名が満点という結果だった。

続いて一般戦。少し参加者が入れ替わり、今度は13名が挑戦。ただちょっと難しかったようで、全問正解者はこの会場からは出なかった。優勝は30点満点中21点を獲得した方で、そのあとで15点で2位が3人並ぶ結果になった。

5時半頃、「将棋ひろば」をあとにする。久しぶりの地域責任者の仕事で何か粗相をしないか心配だったが、大きなトラブルもなく無事終了してホッとした。