松田道弘氏の逝去

ツイッターで知ったが、奇術研究家の松田道弘氏が昨年に亡くなられていたということだ。

松田道弘氏の著作を、私は中学生、高校生のころに愛読していた。当時、マジックに凝っていた私は、松田さんの本を始め何冊もマジック解説本を買い込んではあちこちのページを眺めていた。しかし、ほとんどの本は技術的な説明が何ステップかに分けて淡々と書かれているだけで、結局自分のものにできたものはほとんどなかったように思う。しかし松田さんの本は、ミスディレクションとはどういうことかを理解するための題材としてマジックが紹介されており、まず読み物として実に魅力的だった。あのころ、学校の友だちに放課後見せていたカードマジックのほとんどすべては、松田氏の著書「トランプ・マジック」に載っていたものだ。そのころ覚えたものは今でも手順や注意点は頭に入っており、カードがあればいつでも演じることができる。実際、これが自分のものになっていることが、対人コミュニケーションにどれほど役立ったことか。コロナ禍になる前、出張で訪れた研究集会の懇親会で何度かマジックを披露したが、あんなことができるようになったのも、出発点は中高時代に松田氏の著作を読みふけっていたことにある。そう考えてみると、今の自分が形成されるうえで、松田さんの本の存在は相当に大きかったといえるかもしれない。

これを機会に、本棚に並んでいる松田さんの本を久しぶりに読み返してみようと思う。

セミの抜け殻

今日もひどい暑さ。もっとも、一日中勤務先の自室にこもっていたから、熱気にやられなくてすんだ。これほど暑さが厳しくなると、長時間外を歩き回ることはかなり危険だ。車で10分という通勤時間はこんなときはありがたい。

昨日のことだが、保育園に下の子を送り届けたあとで車に乗り込もうとしたら、すぐ前の住宅展示場の板塀にセミの抜け殻が張りついていた。このところの大合唱を考えればいたるところに抜け殻が転がっているはずだが、注意していないとなかなか目にすることがない。このあたりで鳴き声をよく聞くのはアブラゼミ、クマゼミ、ヒグラシあたりだが、これはどのセミの抜け殻だろうか。

期末試験

8月もうだるような暑さで始まった。

今日は午前中に会議、午後は期末試験で、比較的忙しい一日だった。会議も出ているだけでよいというような類いのものではなかったし、試験も何かトラブルがないか神経を使った。試験の終了後には答案の束を問題番号ごとにソート。それぞれの採点を担当する教員に受け渡しをした。現在の感染状況がやはり影響して体調不良の欠席者がいたので、追試を行うことになるだろう。

白桃の季節

7月も今日で終わり。あっという間に時間が経っていってしまう。

景気づけというわけでもないが、今日は業務スーパーに行って焼肉用の肉を買ってきた。おいしそうな白桃も売っていたので購入。そういえば、7月は桃の季節だというのに、今期は一度も味わっていなかった。焼肉のあとに4人でいただいたが、ゴロッと2個あっても一瞬でなくなってしまう。はかないものである。

ボンゴレ・ロッソとフライドナスをつくる

仕事から帰ってきた妻が、安売りしていたからとアサリを買ってきた。今は旬の時季ではないが、今年は本来のアサリシーズンである春に産地問題が起きたため、近所の店にはほとんど出回らないまま終わってしまった。旬ではなくてもアサリはアサリ。久しぶりにボンゴレロッソをつくってみた。ちょっとこれだけでは夕飯としては物足りないので、冷蔵庫にあったナスもレモンとオレガノで味をつけて揚げてフライドナスにした。久しぶりのアサリパスタで、おいしくいただくことができた。今度はやはり旬の時季につくって食べたいものだ。

早めに出勤

毎月、最後の金曜日は朝から会議が行われることが多い。下の子を連れて普段より早めに家を出発。いつも保育園では同期で一番登園が遅いのだが、今日のように早く来たつもりでも、やはりもうほとんどの子はすでに来ている。そして迎えに行くと、たいていすでに大部分の子はもう帰ってしまっている。うちはサイクルが遅い方にずれているようだ。

今日も暑かった。広島は今日の全国の最高気温ランキングでかなり上位に入ったらしい。ただ、明日は沖縄のあたりを台風が通過する影響で天気が下り坂になるので、気温も少しは下がるだろう。

暑い毎日

暑い日が続いている。今日の最高気温は34度で、明日も35度に達すると予想されている。関東では午後に激しい雷雨になった地域が多かったようだが、こちらはそういう天気の急変はなく、ただひたすらうだるような暑さが続いただけだった。当分はこの気温と闘っていかなければならないのだろう。

プランターの様子

ベランダのプランターで、毎年バジル・大葉の種を春にまいて育てるということをもうこの7年か8年続けている。収穫量は年によって違うが、全く収穫がなかったことはない。今年もバジルはペストをつくることができたし、大葉もたらこパスタだしをつくるときに使った。例年、今ごろの時期から害虫の被害を受けることがしばしばあり、ひどいときはコガネムシの幼虫に根を食い荒らされて急速にやせ衰えてしまったこともあったが、今年は幸いまだ大丈夫なようだ。大葉はずいぶん葉を摘んだばかりなのに、まだ青々とした葉が何枚もついている。これはまた何かに利用したいところだ。

一方、イタリアンパセリは、去年も今年も春の種まきからはうまく育てることができなかった。今年については、土の状態があまりよくなかったかもしれない。昨年は秋まきではかなりうまくいったので、今年も9月以降に取り返したいと思う。

感染の動向

朝方に少し通り雨があったが、午後からは雲も切れてまた暑くなった。セミも本格的に鳴き出したようだ。

今日は線形代数学の講義と演習があった。通常の授業はこれで終了で、来週は期末試験になる。気がかりなのはやはり感染の動向で、今日も体調不良で休むと連絡してきた学生がいた。試験時にみんな出席できる状態になっていることはあまり期待できないだろう。そもそも、自分が感染して寝込んでいることもあり得る。いろいろな可能性を考えておく必要がありそうだ。

錆びつく自律神経

昨夜はまた鼻水が止まらなくなり、始終ティッシュで鼻を押さえていなければならなかった。一晩寝て今朝はだいぶ楽になっており、お昼にはすっかり普段通りの状態だった。前にも書いたことがあるが、ここ数年、鼻水とくしゃみが止まらなくなる状態に陥る日が本当に増えた。1年に2回か3回くらいなら若いころからあったが、今は2か月か、もしかしたら1か月に一度は悩まされているように思う。特に春先など、気温が変わりやすい時季は頻度が高い。とにかく一度そうなったら、その日はほとんど使い物にならない。一晩寝ると、次の日にはよくなっていることがほとんどだ。自律神経が錆びついてしまい、体温調節がうまくできなくなってきているのだろうと思っている。

昨日と今日、上の子は街中で行われた活弁体験講座なるものに出かけていった。古い無声映画にどういう声をあてるべきか参加者で考えてつけるというものである。妻が連れて行ったので、自分は下の子とずっと留守番をしていた。この土日は結局一度も車に乗らなかったが、これは最近ではかなり珍しいことではないかと思う。