深夜のピアノ

ここ数日、晴れて暑い日が続いていたが、今日はまた梅雨空に戻った。気温が下がる分過ごしやすいが、空気がジメジメしていることに変わりはない。

最近、家族が寝静まってからちょっと電子ピアノを弾いてみている。鍵盤に触れる機会がめっきり減っていたが、珍しくちょっと弾いてみようという気になった。30年近く前によく練習していたショパンの曲などを引っ張り出してきてみているが、やはりかなり忘れてしまっている。とはいっても、何度か弾いていると指の中に眠っていた記憶が少しずつ呼び覚まされていく感覚がある。少なくともゼロからの譜読みとは違うのだ。あのころに完全に戻るのは難しいが、できる範囲で楽しみたい。

誕生日カンタータ

ピアノに向かう時間がほとんどとれない毎日が続くようになって久しいが、たまには演奏を残しておこうと思い立った。バッハの「羊は安らかに草を食み」(”Sheep may safely graze”)である。原曲はリコーダーなどが使われるが、ここではイゴン・ペトリがピアノに編曲した楽譜を用いている。この曲は、バッハが使えていた貴族の友人の誕生日を祝うために作られた世俗カンタータ「楽しき狩こそ我が悦び」の中の1曲で、作曲の経緯から “Birthday Cantata” などと言われることもあるようである。

昨年末、実は演奏会に久しぶりに出演することになっていたが、諸事情でキャンセルせざるを得なくなった。これはそのときに弾くつもりだった曲である。子どものお迎えに行く前のわずかな時間帯にあわてて収録したこともあり、お世辞にもよい演奏とはいえないが、せっかくなのでここに置いておきたい。

真夜中のピアノ

今朝はだいぶ冷え込んだ。朝と昼の寒暖差がかなり大きくなっている。

最近、夜中に家族が寝静まってからひとりでこっそりピアノに向かっている。真夜中でも気兼ねなく弾けるのが電子ピアノのよいところだ。もう長いことまともな練習をしていなかったが、久しぶりに鍵盤にさわっていると、かつて一生懸命やっていたときの記憶が呼び覚まされてきた。かつて弾けたはずの曲もすっかり忘れてしまっているので、またいちから少しずつ譜読みし直している。一番頑張っていたころに戻るのはもう無理だろうが、リハビリのつもりで少しでも感覚を取り戻したいものである。

しらすのペペロンチーノをつくる

9月8日は語呂合わせで「休養の日」ということになっているらしい。だからというわけではないが、今日は休暇をとっていた。お昼はAosトラットリアレシピ動画を参考にしらすのペペロンチーノをつくってみる。簡単につくれるが、なかなかおいしい。しらすがあるときはときどきやってみてもよいかもしれない。

午後は久しぶりにピアノの練習をしていた。最近は毎日の暮らしの中でピアノにふれるような時間をとることが全くできず、すっかり指がなまってしまっている。昔のように大曲に挑戦するのはもう無理だろうが、たまにはこうやってリハビリ程度の練習はしていきたいものである。

久しぶりにスクリャービンを聴く

昨夜、家族が寝静まってから、ふと思い立って久しぶりにスクリャービンのCDを出してきた。幻想曲とソナタ第4番を聴いたが、やはり素晴らしい曲である。スクリャービンはラフマニノフと並んで学生のころに最も好きだった作曲家で、ピアノ曲を毎日のように聴いていたし、演奏にもずいぶんと挑戦した。今はもうピアノに向かう時間も全くとれなくて、本格的な大曲を譜読みする余裕はない。幻想曲など、学生のうちにやってみるのだった。もちろんうまく弾けるわけはないが、若いときは相当な難曲にも当たって砕けろで突進を繰り返していたのだ。

そういえば数日前、年末に予定されている演奏会に久しぶりに出演してみる気はありませんか、と世話人の方からお誘いをいただいた。わざわざ声をかけていただいて本当にありがたいことだが、ただでさえへたくそなうえに長い間何も弾いておらず、今後もまともに練習できる時間はほとんどとれそうにない。ちょっと厳しいとは思うが、小曲でもいいから何かできないか考えてはみようと思う。

サイトの再構築

今日は主に昨日実施した中間試験の採点をしていた。まだ始めたばかりで先は長いが、おおよその採点基準は固まったので、明日以降はもう少しペースを上げられるだろう。

このページも少しずつ再構築を勧めているが、何しろ前のデータがほとんどすべて失われており、ひととおりの作業を終えるにはまだかなりかかりそうだ。とりあえずピアノの演奏記録と過去に作った詰将棋、それにチェスを指していたころに対戦記録はだいたいデータを復旧させたが、もしかしたら何か漏れがあるかもしれない。折紙のページは、実はまだ個々の折紙作家のページができていない。以前は折った作品の出典、折った年月日、紙の種類、サイズなどをすべて記載していたのだが、残念ながらいくつかの作品についてのデータはもう分からなくなってしまった。それでも作品名など基本的な情報はだいたい復元可能だと思うので、できるところから復活させていきたい。